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移動平均線は200日が最強?乖離率の目安

どうも、中原良太です。

移動平均線をメインにトレードして、2018年〜2020年の3年弱でトレード資金を倍近くまで増やしました。

先日、こんなツイートをしました:

“【移動平均線は200日が最強?乖離率の目安】
テクニカル分析でおなじみの移動平均線。世界各地で有効性が確認されてます。幅広く効果が確認されているのが200日の移動平均線。日本株や米国株では、主要指数の終値が200日移動平均線を上回ると「買い信号」、下回ると「売り信号」です。"

200日の移動平均線は世界各地で有効性が確認されています。僕も愛用するテクニカル分析の1つです。

そこで本記事ではこのツイートを深堀りして、「移動平均線は200日が最強?乖離率の目安」というテーマでまとめます。

大事なポイントは3つ。それぞれの結論をまとめると以下のとおりです:

【移動平均線は200日が最強?乖離率の目安】
①乖離率の目安はゼロパーセント。
②買い信号よりも売り信号のほうが強力。
③日本の個別株ではビミョー。指数に使うのがGood。

移動平均線200日、乖離率の目安は?

移動平均線200日の、乖離率の目安は「ゼロパーセント」です:

“ちなみに、いろいろデータをいじってみた結果、乖離率の目安は「ゼロパーセント」です。終値と移動平均線200日の乖離率がプラスなら「買い信号」。マイナスなら「売り信号」です。特に「売り信号」が強烈で、これより損切りが遅れると成績が著しく悪化しました"

ためしに2000年〜2020年のTOPIXの日足データをいじってみました。

移動平均線200日の乖離率が「+5%」で買いとか、「ー1%」で売りとか、いろんな条件で検証してみました。

買い信号のほうの乖離率を変えても結果はまちまち。「どれもほどほどに儲かる」という結果が得られました。

一方、売り信号のほうは、乖離率を1%でもマイナスにずらすと結果が一気に悪くなりました。

つまり、「移動平均線200日がゼロを下回ったら、すぐ逃げないとけっこう危ない」という結果でした。

以上の結果から、僕は「買い信号点灯中はいつ買っても良い。でも、売り信号で逃げ遅れるとかなり危ない」と考えてます。

移動平均線200日は、個別株では使えない?

移動平均線200日は、個別株では使えないことが多いです:

“ちなみに、移動平均線200日は個別株ではあまり使えません。使えるのは新興株くらいです。移動平均線200日が使えるのは、日経平均株価、TOPIX、JASDAQ平均、マザーズ指数などの、「指数」です。日本株にかぎらず、米国株指数、先物、コモディティでも有力です。"

移動平均線200日は、米国の個別株とかではけっこう有効です。ですが、日本の個別株は特殊で「大して使えない!」という見方が優勢です。

もっというと、日本株の指数もすこし特殊です。何が特殊かというと、移動平均線5日や、25日がけっこう使えます。(米国株の指数では短期の移動平均線はビミョーです)

200日に限らず、違う日数のものや、と、いろんなところで使い分け方を調べるのが大事です。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【移動平均線は200日が最強?乖離率の目安】
①乖離率の目安はゼロパーセント。
②買い信号よりも売り信号のほうが強力。
③日本の個別株ではビミョー。指数に使うのがGood。

もちろん、これはあくまで経験則。外れることもあるし、これからも通用する保証はありません。

ただ、100年以上も昔から、世界各地で通用する経験則なので、知っておいて損はないでしょう。

判断に悩んだときは一助にしてみては?

– 中原良太