配当・株主優待の権利落ち日に株価は上がる?傾向と対策
こんにちは、中原良太です。
2019年には株で400万円ほど利益を出し、その暮らしてます。
9/29は権利落ち日。この時期、配当目当て・優待目当てで株を買い、配当や優待以上に損をするひとがよくいます。ミスらないように気をつけましょう。
そこで本記事では「権利落ち日でうまく立ち回る方法」をテーマにまとめます。
大事なポイントは2つ。まとめると以下のとおりです:
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【権利落ち日に株価は上がる?傾向と対策】
◯権利付き最終日は株価がピークをつけやすい
◯「含み損に耐えてでも持ちたい株」はホールドでOK
以降では、それぞれのポイントを1つずつ解説していきます。
権利落ち日に株価は上がる?
傾向と対策①:高値掴みに注意
1つ目のポイントは「高値掴みに注意」です:
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【配当と優待の権利落ち前後の傾向と対策】
9/28(月)は権利付き最終日、9/29(火)は権利落ち日です。データ上、高配当株や好優待株は、権利付き最終日に株価のピークをつけやすいです。特に高配当株は、「配当利回り以上に下がる!」とか「配当落ちから1カ月下がり続ける!」みたいなデータもあります pic.twitter.com/oMCb4aoehu— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) September 24, 2020
“9/28(月)は権利付き最終日、9/29(火)は権利落ち日です。データ上、高配当株や好優待株は、権利付き最終日に株価のピークをつけやすいです。特に高配当株は、「配当利回り以上に下がる!」とか「配当落ちから1カ月下がり続ける!」みたいなデータもあります"
「配当が欲しい!」「優待が欲しい!」と、リターンに固執してしまうと、けっこう高値づかみをしやすいので注意しましょう。
むしろ、この傾向を逆手に取って、権利落ち日は株を高く売るのにはいい時期です。個人的にはここは「買いたい」というより「売りたい」時期です。
権利落ち日に株価は上がる?
傾向と対策②:含み損への感情
2つ目のポイントは「含み損への感情」です:
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いま高配当株や好優待株を持っている人は、権利落ち日がくる前に、「この株は、含み損に耐えてでも長期投資したいか?」と自問自答するのが良いでしょう。答えがイエスなら、だまってホールドしてOK。答えがノーなら、配当や優待を受け取る前に、逃げたほうが良いかも。今のうちに点検しときましょう。
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) September 24, 2020
権利落ち日から1カ月くらいは、株価が下がるものです。しかも、権利落ち日には、「配当とか優待を受け取るよりも下がる」ことが多いです。
つまり、配当とか優待を受け取ると、だいたい含み損で苦しむ羽目になります。
だから、現実にそうなる前に、「含み損で苦しんででも、この株は持ち続けるべきだろうか?」と考えておくのが良いです。
僕の場合、割安株とかは安く売っちゃうのはもったいないので、「含み損に耐えてでも持ち続けるべき」と思いますね。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
【権利落ち日に株価は上がる?傾向と対策】
◯権利付き最終日は株価がピークをつけやすい
◯「含み損に耐えてでも持ちたい株」はホールドでOK
株をはじめたばかりの人は、「配当」とか「優待」とかのリターンに目がくらんで、そのウラに潜んでいるリスクが見えていないことがあります。
いちど経験すれば誰でも気づくことですが、しなくて良いミスはしたくないもんです。本記事がきっかけとなり、権利落ち日に損をせずに済めば嬉しいです。
– 中原良太