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株の練習!シミュレーションから運用までの流れ

2020年9月18日

どうも、中原良太です。

2019年は株で400万円ほど稼ぎました。今年はこの利益で暮らしています。

「株の本を読んだけど、ぜんぜん稼げない!」という方へ。たぶん、そういう方は練習が足りていません。僕もそうでした。

そこで「シミュレーションから実運用までの流れ」をまとめてツイートしたところ、これがなかなか好評でした:

“【株トレードを練習するおすすめのやり方】
①検証:過去のデータでシミュレーション
②試験:小資金で失敗しておく
③実践:運用しつつ学習する
①→②→③の順。リスクの小さな所から少しずつ進めます。いきなり③はリスクを取り過ぎ。①で満足して②や③で学ばないのもダメ。実践しつつ学習。"

本記事ではこのツイートを深堀りして、「株の練習!シミュレーションから実運用までの流れ」というテーマでまとめます。

株の練習!シミュレーションからの流れ①
検証:過去のデータでシミュレーション

1つ目の手順が「検証」です:

“試行錯誤の基本は「過去のデータで調べる」こと。実績の無い方法で取引を繰り返してもお金を垂れ流すだけ。稼ぐトレーダーとヘボトレーダーの違い。一番の差は「試行錯誤の量」です。稼ぐトレーダーは試行錯誤の質と量とスピードが半端じゃありません。"

よく「デモトレード(バーチャルトレード)で練習してます!」という方を見かけますが、正直これは微妙です。

というのも、デモトレードは1年経たないと1年分の経験が得られません。学習速度がめちゃくちゃ遅いからです。

そこでおすすめなのがシミュレーション。シミュレーションとは、過去10年〜20年分くらいの株価データを集計して、自分のトレード法がうまくいくか調べてみる方法です。

たとえば、過去にこんなツイートをしました。これも検証の一例です:

“「夏枯れ相場は日本株が上がらないぞ!」という話を繰り返してますが、テキストだけだと何とも想像しにくい。そこで直近12年分のデータを集めてグラフ化しました。データは毎年7月8月を加算した累積パフォーマンス。日本株は下がり、米国株は上がってます"

「夏の時期は、日本株を買うべきか?米国株を買うべきか?」を調べるために、10年分のデータを集計しました。

デモトレードでの練習のために、10年間なんて待ってられません。ですが、シミュレーションすれば30分もあれば10年分の経験値を積めます。

株トレードを練習するおすすめのやり方②
試験:小資金で失敗しておく

2つ目の手順が「試験」です:

“次は「経験を積む」こと。トレードはシミュレーションだけでは分からないことが沢山あります。経験を積むなら実践が一番。ただ、大きく賭けて失敗すると危ないので、「損で痛みを感じる、最小限の金額」でテスト運用しましょう。少な過ぎてもダメ、多過ぎてもダメ。"

親友が「全財産をつぎ込んで、起業するんだ」なんて言い始めたら、ちょいと「猪突猛進だな」と思うはず。

ですが、これ株でやっちゃう人がけっこういます。実践経験もないのに、いきなり大金をつぎこむのはリスク感覚がゆるすぎます。

投資では「不意を突かれて失敗する」ことがたくさんあります。だからこそ、経験の浅いうちは、小さく始めてたくさん失敗しておくべきです。

株トレードを練習するおすすめのやり方③
実践:運用しつつ学習する

3つ目の手順が「実践」です:

“相場は生き物。昔は通用したテクニックも、現在では通用しなくなることがよくあります。だから、「いちどテクニック投資法を身に着けたらそれで終わり」ではなく「一生学び続ける」という姿勢が要ります。ガツガツ能動的に学ばないヒトは、いずれ墓場行きです。"

「いちど勉強したらそれで終わり」と勘違いしている人もちょくちょく見かけます。「投資法をマスターしたからもう学ぶことはない」とでも言いたげな雰囲気。

ですが、これは怠慢です。いま使えるテクニックも、来年には使えないかもしれません。相場はそれくらい変化が激しいです。

だからこそ、日々勉強、日々鍛錬です。練習に終わりはありません。練習を止めるのは、相場から退場するときだけです。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【株の練習!シミュレーションから運用までの流れ】
①検証:過去のデータでシミュレーション
②試験:小資金で失敗しておく
③実践:運用しつつ学習する

この3つは全部大事。

筋トレで言うなら「腕立て」「スクワット」「腹筋」みたいな黄金セットです。1つでも抜かすとバランスが悪くなります。

頭でっかちな人は①ばかりに時間をかけて②や③を怠りがち。一方、猪突猛進な人は①と②で手を抜くから痛い目に遭いがち。

全部を広くカバーして、バランスよく練習しましょう。僕もがんばります!

– 中原良太