【成長株の見つけ方】おすすめのスクリーニング条件3選
こんにちは、中原良太です。
ほぼ全自動でサクッと銘柄をスクリーニングするだけで2019年は株で400万円ほど稼ぎました。
「成長株に投資をしてドカンと儲けたい!」と夢見るのは投資家の常。かくいう僕も成長株探しにワクワクする投資家の一人です。
僕と同じように「成長株を見つけたい!」と感じている人も多いはず。そこで成長株をスクリーニングするときのおすすめの条件をツイートしたところこれが人気でした:
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【成長株をスクリーニングするおすすめの条件は?】
①時価総額:とにかく小さな会社を選ぶ
②成長実績:いまも成長している会社を選ぶ
③筆頭株主:筆頭株主=社長か会長の会社を選ぶ大きく伸びる成長株は、だいたいこの3点を満たしています。僕が成長株を探すとき、まずはこれらから確認します。 pic.twitter.com/2yTqpJe8jy
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) September 3, 2020
①時価総額:とにかく小さな会社を選ぶ
②成長実績:いまも成長している会社を選ぶ
③筆頭株主:筆頭株主=社長か会長の会社を選ぶ
本記事ではこのツイートを深堀りして、「成長株をスクリーニングするおすすめの条件は?」というテーマでまとめます。
成長株の見つけ方・スクリーニング条件①
時価総額:とにかく小さな会社
おすすめの条件1つ目は「時価総額」です:
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【①時価総額:とにかく小さな会社を選ぶ】
目安は時価総額50億円。成長株投資の基本は「伸びしろがゆたかな子供のような会社を見つけること」です。背の高い子供と背の低い子供が2人いて、「どちらが伸びしろがあるか?」と聞かれたら後者を選ぶはず。すでに大きな子供が巨人にケースは稀です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) September 4, 2020
“目安は時価総額50億円。成長株投資の基本は「伸びしろがゆたかな子供のような会社を見つけること」です。背の高い子供と背の低い子供が2人いて、「どちらが伸びしろがあるか?」と聞かれたら後者を選ぶはず。すでに大きな子供が巨人にケースは稀です。"
成長株投資では「どんな会社に伸びしろがあるか?」を基準に考えます。伸びしろがなさそうな会社は分析対象ではありません。
わかりやすい判断基準の1つが企業規模です。
英語圏の企業とは違い、日本企業はこじんまりと収まることが大半です。だから、成長株を探したいならとことん小さな会社に注目するのが筋です。
成長株の見つけ方・スクリーニング条件②
成長実績:いまも成長している
おすすめの条件2つ目は「成長実績」です:
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【②成長実績:いまも成長している会社を選ぶ】
目安は着実な増収増益。小さな会社の中でも、すでに何年も停滞してる会社はビミョーです。いま偏差値30の高校生を見て「東大を入れる」とは思いません。実績ないし。いまでさえ成長できていない会社が、どうしてこれから成長できると思うのでしょうか。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) September 5, 2020
“目安は着実な増収増益。小さな会社の中でも、すでに何年も停滞してる会社はビミョーです。いま偏差値30の高校生を見て「東大を入れる」とは思いません。実績ないし。いまでさえ成長できていない会社が、どうしてこれから成長できると思うのでしょうか。"
成長株投資では「ハズレ」を引くことがよくあります。特に、実績のない会社は実力が分からないのでハズレも多いです。
こうしたハズレを避けるには、実績が豊かな会社に注目するのが基本。なるべく長い期間で実績がある会社が理想です。
ただ、長い期間で成長実績がある会社は、すでに規模が大きくなってしまっているケースが大半です。
なので、「規模の小ささを取るか、実績の豊かさを取るか」というトレードオフが生じます。
規模の小ささと実績の豊かさ、どちらを優先するかは人それぞれの好みですね。大事なのは両者のバランスを上手く取ることでしょう。
ちなみに僕は、実績が豊かな会社が好みです。チキンなので。
成長株の見つけ方・スクリーニング条件③
筆頭株主:筆頭株主=社長か会長
おすすめの条件3つ目は「筆頭株主」です:
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【③筆頭株主:筆頭株主=社長か会長の会社を選ぶ】
雇われ社長は創業社長と比べて、成長に対するインセンティブが弱いです。こうした会社は、株主を食い物にするファイナンスしかねないので注意。地雷を避けるためにも、大株主に経営陣がいると安心です。経営陣と株主は利害が一致するのが理想です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) September 5, 2020
“雇われ社長は創業社長と比べて、成長に対するインセンティブが弱いです。こうした会社は、株主を食い物にするファイナンスしかねないので注意。地雷を避けるためにも、大株主に経営陣がいると安心です。経営陣と株主は利害が一致するのが理想です。"
これはセオリーというより経験則です。合理的に考えると、経営が効率的なら筆頭株主が誰かなんてどうでも良いことです。
ですが、そうも行かないのが現実。経営陣が株主でないと、「経営陣vs株主」という利害対立が起きがちです。
よくあるのが経営陣に対する報酬です。経営陣が過度な報酬を取って、株主を搾取するのはよくあること。
こういうケースを避けたいなら、「経営陣と株主が運命共同体」という会社を選ぶと保険になります。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
【成長株の見つけ方・おすすめのスクリーニング条件は?】
①時価総額:とにかく小さな会社を選ぶ
②成長実績:いまも成長している会社を選ぶ
③筆頭株主:筆頭株主=社長か会長の会社を選ぶ
ちなみに、成長株投資の勉強は、株式投資以外にも役に立ちます。
僕の場合、成長株の共通点を見つけたときは「自分のビジネスに応用して収入を増やす」ことにも役立てています。
投資の勉強が、そのまま仕事の役にも立つワケですね。収入も増えるし、その収入でお金も増やせます。一石二鳥の好手ですからねー。
– 中原良太