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[9/7〜]NYダウチャート分析:バブル崩壊?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

先週末、米国株が大きく下がっていてビビりました:

米国株の煽りを受けて、日本株も下がっていましたね。

ここ2カ月、米国株は強すぎました。一時的に反落するのも仕方がない気がします。

さいきん米国株をはじめた人は、先日の急落を見てビビった人も多いでしょう。「そろそろ売ろうかな?」と悩む人もいるでしょう。

そこで本記事では、足元のNYダウのチャート分析などに基づいて「目先の見通し」を僕なりに考えていきます。

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鉄板分析:バブル崩壊?

まずは鉄板分析から。結論からまとめると「バブルは崩壊してない。上昇トレンドが崩れるまではホールド継続で良さそう」と考えます。

現時点、僕が使っている米国株の予想法のうち、メインで使っているのは以下の3つです:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。

CAPEレシオは、目先10年位を見通すときに使えます。PERとかPBRよりも有効だったというデータも得られています。

トレンドを調べるときは、「終値と200日線の位置関係」で判断します。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。

トレンドは、目先1カ月〜3カ月位を見通すときに使えます。短期においては、CAPEレシオよりも精度が高いです。

どちらの分析も「利益を増やす」というより、「暴落を避ける」のに有効なことが多いです。「下がりそうなときは株を売ってリスクを避ける」イメージです。

特に、この2つを組み合わせると「株を買うとヤバい」時期が見分けられます。個人的には「ヤバい時期が分かる」のがすごく助かってます。

僕は「ヤバい時期にはリスクヘッジとしてオプション取引をする」なんて方法を採用しています。

説明はこれくらいにしましょう。

以降では、この表を使って米国株の総合評価を考えていきます。まずは「割安感」と「トレンド」について、1つずつ確認していきます。

はじめに、米国株の割安感を確認します:

9/4時点でCAPEレシオは約31倍。

ロバート・シラー氏の研究によれば、CAPEレシオが25倍を超えた後10年間の米国株の平均利回りは「年率+1.1%」くらいです。
※対象期間:1881年〜2007年

先週、米国株は下落が目立ちました。ただ、もともとの株価が高かったので、まだ高いです。

NASDAQなんて、3月末の大底から半年弱で2倍近くまで株価が上がっています。

これまでの上昇幅から考えると、今回の調整など微々たるものです。まだまだバーゲンセールからはほど遠いですね。

つぎに、米国株のトレンドを確認します。

まず、大型株(NYダウ)のチャートを見てみましょう:

8月末にプラス転換して束の間、NYダウは先週の下落でふたたびマイナス転換しました。

とはいえ、同指数の終値はまだ200日線を7%ほど上回っています。上昇トレンドです。短期トレードの損切りラインはあと7%損したあたりでしょうね。

トレンド的が崩れない限りは強気目線でいてOKでしょう。(無論、あとプラス7%の損に耐えられない人は手を出すべきではありません)

次に、新興株(NASDAQ)のチャートを見てみましょう:

9/3、NASDAQは前日比5%の急落となりました。日本のマザーズ指数みたいな下げ方をしていますね。NASDAQは世界最大の「カジノ」みたいになってます。

これまでの上昇トレンドが激しかったぶん、NASDAQは反動安になっても仕方ありません。また、上昇トレンドが強力なぶん、崩れるまでにはまだまだ下がる必要があります。

NASDAQの損切りラインはあと20%くらい損が増えたあたりです。トレンド的が崩れない限りは強気目線でいてOKでしょう。(NYダウと同じく、あとプラス20%の損に耐えられない人は手を出すべきではありません)

以上。ここまでの話をまとめると、総合評価は以下のとおり:

先週の急落を加味しても、NYダウ・NASDAQは上昇トレンド継続です。

「そろそろ売ろうかな」と考えている人も、まだ売りどきではない気がします。

順張りトレードの基本として、「天井」と「底」は取れません。含み益があるていど減ってしまうのはやむを得ないので、ここが踏ん張りどころな気がします。

NASDAQに関しては、はじめて取り上げた6月末から、20%近く上がってます。もう十分儲かってるでしょうから、多少減ってしまう分には仕方ないですね。

株価が反落したので、今は短期目線で「押し目買い」または「ホールド」あたりが落とし所じゃないでしょうか。

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需給分析:上がる確率は6割

次は需給の分析です。結論からまとめると「個人投資家はまだ弱気。目先半年で上がる確率は6割くらい」と考えます。

AAIIセンチメント調査によれば、米国個人投資家はまだ弱気なようです:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

9/2の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が30.1%」「中立が27.4%」「弱気が41.8%」でした。

AAIIセンチメント調査はポジショントークと言われています。

たとえば、強気の人は「もう株を買った後だから、もう株を買えない人」と解釈できます。

同じように、弱気の人は「もう株を売った後だから、もう株を売れない人」と解釈できます。

だから、アンケート結果には「逆張りする」と上手くいきやすいです。

ちなみに、強気30%というのは、いつもよりもやや少ない水準です。強気が少ないぶん、今後の買い手は多そう。

目先半年は上がる確率が勝率が6割くらいと見積もります。

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まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【NYダウの今後の見通し】
◯鉄板分析:バブル崩壊?
◯需給分析:上がる確率は6割

ここ数週間、なにかと株価が荒れてます。こういう時期、パニックになってヘタに取引をすると損をします。

「急いで取引しなきゃいけないこと」なんて、相場ではそうそうありません。むしろ、「急がなきゃいけないと勘違いして大損する」ケースのほうが多いです。

僕としては前者よりも後者のほうが怖いです。対応がちょっと遅れても良いから、大きく間違えないように気をつけたいですね〜。

– 中原良太