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[8/24〜]NYダウチャート分析:NASDAQが史上最高値を更新

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

投資の神様バフェットが金鉱株を買ってて驚きました:

ちなみに、購入金額は約600億円。バークシャーの純資本は約35兆円なので、0.2%弱ですね。額はスゴいですが、集中投資大好きなバフェットにしては割合が小さいです。本命ではないでしょう。

足元、アメリカの新興株(NASDAQ)は史上最高値を更新しています。また、NYダウも年初来プラスまであと一歩です。

グイグイ上がる米国株を見て、「そろそろ利益確定したほうが良いかな?」と懐疑的な方もいるでしょう。

そこで本記事では、NYダウのチャート分析などに基づいて「目先の見通し」について考えていきます。

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鉄板分析:NASDAQが史上最高値を更新

まずは鉄板の分析から。結論からまとめると「割高なので長期投資は微妙。ただ、トレンドが好調なので利益確定も見送り。黙ってホールドが良さそう」と考えます。

現時点、僕が使っている米国株の予想法のうち、メインで使っているのは以下の3つです:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。

これがなかなか効果的。目先10年位を見通すときに使えます。PERとかPBRよりも有効だったというデータも得られています。

トレンドを分析する際は、「200日線」を使います。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。

トレンドは、目先1カ月位を見通すときに使えます。短期においては、CAPEレシオよりも精度が高いようです。

どちらの分析も「利益を増やす」というより、「暴落を避ける」のに有効なことが多いです。「下がりそうなときは株を売ってリスクを避ける」イメージです。

特に、この2つを組み合わせると「株を買うとヤバい」時期が見分けられます。個人的には「ヤバい時期が分かる」のがすごく助かってます。

説明はこれくらいにしましょう。

以降では、この表を使って米国株の総合評価を考えていきます。まずは「割安感」と「トレンド」について、1つずつ確認していきます。

はじめに、米国株の割安感を確認します:

8/21時点でCAPEレシオは約31倍。かなり高いです。

新型コロナによる経済打撃に関わらず、NYダウは年初来の水準まで戻してきました。米国株の人気は凄まじいですなぁ。

ただ、話を捉え違えちゃいけません。「これまで上がった株=これからも上がる株」ではありません。そんなカンタンだったら、投資家も苦労しません。

ロバート・シラー氏の研究によれば、CAPEレシオが25倍を超えた後10年間の米国株の平均利回りは「年率+1.1%」くらいです。
※対象期間:1881年〜2007年

株価の上昇は「将来の利益の先食い」です。過去10年間で、今後10年の利益を先食いしたってことですな。値上がりが延々と続くワケではありません。

つぎに、米国株のトレンドを確認します。

まず、大型株(NYダウ)のチャートを見てみましょう:

NYダウは年初来マイナス2%です。あと少しでプラス転換しそうです。

すでに同指数の終値は、200日線を上回っています。上昇トレンドです。目先1〜3カ月は続伸が期待できそうです。

同様に、新興株(NASDAQ)のチャートを見てみましょう:

NASDAQはふたたび史上最高値を更新しました。

NYダウと同じく、NASDAQも終値も200日線を上回っています。上昇トレンドです。NYダウよりも強気で、こちらも続伸しそうです。

以上。ここまでの話をまとめると、総合評価は以下のとおり:

NYダウ・NASDAQは割高ですがトレンドが上向き。

「そろそろ売ろうかな」と考えている人も、高いからといって、いま利益確定してしまうのは惜しい気がします。

天井を取るのを諦めて、トレンドが崩れてから利益確定するのが良い気がします。

「これから買おうかな」と考えている人は、長期目線(10年)で買うのはちょいと厳しいです。一方、短期目線(1カ月)が良いと思います。

仮に買うならNASDAQも魅力的。NYダウよりも勢いがあります。まだまだ年末にかけて大きく上がるかもしれません。

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需給分析:買い手はまだ残っている

つぎは需給の分析です。結論からまとめると「買い手はまだ残っている。まだ強気でいて良さそう」と考えます。

AAIIセンチメント調査によれば、米国個人投資家はまだ弱気なようです:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

8/19の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が30.4%」「中立が27.2%」「弱気が42.4%」でした。

AAIIセンチメント調査はポジショントークと言われています。

たとえば、強気の人は「もう株を買った後だから、もう株を買えない人」と解釈できます。

同じように、弱気の人は「もう株を売った後だから、もう株を売れない人」と解釈できます。

だから、アンケート結果には「逆張りする」と上手くいきやすいです。

ちなみに、強気30%というのは、いつもよりもやや少ない水準です。強気が少ないぶん、今後の買い手は多そう。

目先は上がる確率が勝率が5割5分くらいでしょう。米国株はグイグイ上がっていますが、まだ上昇余力は残っていそうです。

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まとめ

本記事をまとめると以下のとおりです。

【NYダウの今後の見通し】
◯鉄板分析:NASDAQが史上最高値を更新
◯需給分析:買い手はまだ残っている

長期投資家から見ると、足元の相場の動きはほんとワケ分かりませんね。順張り大好きなトレーダーから見れば納得できるのですが(笑)

あくまで個人的な見解ですが、米国株の人気は年内は崩れない気がします。崩れるとしたら、来年明け以降じゃないかしら。

米国株が上がれば上がるほど、年末は利益確定で税金かかるので、売りたい人は減りますからなぁ。

– 中原良太