【株式投資初心者向け】NISA攻略法
From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
先日、娘が生まれました。娘はゼロ歳ですが、ジュニアNISAの口座を開けるみたいです。なんか得した気分。ありがとう娘。
そんな中、NISA攻略法を改めて考えています。そして、基本的なNISA攻略法をツイートしたところ、これが好評でした:
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【株式投資初心者向けのNISA攻略法】
①配当利回り5%超の高配当株を買う
②時価総額1000億円以下の小型株を買う
③足元5年くらいで不人気な株を買うこの3つ。これだけでも、そこそこのリターンが期待できます。すべてを満たすのが理想ですが、無理なら①の条件を緩めましょう。4%でもOKです。 pic.twitter.com/MIYPqLP3KZ
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) July 27, 2020
きっと、僕以外にも「NISAってどうやって使えば良いの?」と気になっている方も多いでしょう。
そこで本記事ではこのツイートを深掘りして、株式投資初心者向けに、「NISA攻略法」をまとめます。
NISA攻略法①
高配当株を買う
第一のポイントは「高配当株を買う」ことです:
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【①配当利回り5%超の高配当株を買う】
配当金は「強制的な利益確定」みたいなもの。好むと好まざるとに関わらず、利益確定には税金がかかります。NISAはこの課税を消してくれます。配当利回り5%なら、その2割にあたる1%の課税をなくせます。この差は5年で5%まで広がります。これは大きい。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) July 28, 2020
高配当株は、配当を受け取るたびに税金がかかります。ですが、NISA口座ならその税金を非課税にできます。
一般口座でも損出しをすれば、損益通算で税金を減らせます。ですが、高配当株は値上がりすることが多いです。だから、損益通算できない場合もあります。
NISA口座を使えば、その心配はありません。損益通算もせず、配当金への課税をなくせます。高配当株を買うときはNISAがオススメ。
NISA攻略法②
小型株を買う
第二のポイントは「小型株を買う」です:
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【②時価総額1000億円以下の小型株を買う】
時価総額が1000億円を超える大型株は、だいたい株価は適正…あるいは、日銀に歪められて割高です。買ってもあまり美味しくない。大型株を買うならつみたてNISAで投信を買ったほうがマシです。小型株は当たり外れもありますが、当たれば節税効果は絶大です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) July 28, 2020
NISAをフル活用したい場合は、銘柄選びの巧拙がキレイに分かれる小型株を買ったほうが夢があります。
株初心者の方は「名前の知らない小さな会社」の株より、「名前を知っている大きな会社」の株を好みがちです。
ですが、大型の個別株は「何を選んでも似たりよったり」なことが多いです。超高い利回りも狙いにくいです。
「無難に大型株を買いたい」というなら、もっと無難にインデックス投資をやれば良い。つみたてNISAで積立投資してはいかが。
NISA攻略法その③
不人気な株を買う
第三のポイントは「不人気な株を買う」です:
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【③足元5年くらいで不人気な株を買う】
ここでの不人気とは「指数と比べて上がっていない」という意味。2016年以降、TOPIXは1.5%上がりました。なので、「1.5%以上株価が上がっていない」銘柄が目安です。あるいは、企業自体は日本経済以上に成長しているのに、株価が伸び悩んでいる会社でもOKです— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) July 29, 2020
ちなみに、不人気な株を買うのはめちゃくちゃ怖いです。株価が下がっていると「なにか理由があるんじゃ…?」と勘ぐってしまう人には向かないかもしれません。
不人気な株を買うのがニガテな人は、株価が下がっていなくとも、足元で業績が伸びている株を狙うと良いかもしれません。
毎年5%〜10%のペースで着実に利益が伸びている会社なら、不人気な株でなくともそこそこの利回りが期待できると思います。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
【株式投資初心者向け】NISA攻略法
①配当利回り5%超の高配当株を買う
②時価総額1000億円以下の小型株を買う
③足元5年くらいで不人気な株を買う
ちなみに、「配当利回りが高い株」とか「小型株」とか「不人気な株」は、買うのが怖い銘柄でもあります。
配当利回りが高かったり、不人気だったりすると「何か裏があるんじゃ…?」と勘ぐってしまうのが人間心理です。
また、時価総額が小さな小型株だと「名前も知らない会社にお金を預けるなんて怖い…」と感じてしまうでしょう。
とはいえ、NISAでは、せっかく個別株投資ができるのです。無難な運用よりも、すこし尖っているくらいの運用を目指すほうが、NISAの利点を上手く活かせると思います。
「無難な運用」を目指すなら、NISAよりつみたてNISAで積立投資でもしたほうがよほど無難でしょう。
– 中原良太