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[7/27〜]日経平均株価チャート分析:波乱の幕開け

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

祝日中、中国株と米国株が下がりました。日経平均先物も大幅安に。せっかくの祝日だというのに…!

大幅に下げている先物を見て、「損切りすべきか?」「押し目を拾うべきか?」と悩む方もいるでしょう。

そこで本記事では、日経平均株価のチャート分析などに基づき「今後の見通し」を僕なりにまとめます。

また、さいきん新型コロナの感染者数が増えてきました。そこで特集として「新型コロナと株価の関係は?」というテーマをまとめます。

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チャート:波乱の幕開け

まずは短期の見通しから。結論から言うと「外国株の大幅安により、日本株も連れ安。夏枯れの本格化に注意すべき」と考えます。

外国株が下がった理由は米中関係の悪化と言われています。米中がお互いに総領事館の閉鎖を命令・要求しました。

これを受け世界株式は軒並み安。上海総合指数は24日、前日比3.86%も下落しました。NYダウも、2日で2%近く値下がりしています。

この週末、日経平均先物も大幅安となりました。週明けの日本株は波乱の幕開けとなりそうです。

4月〜6月にかけてボロ儲けした人は、今回の株価下落を受けて「押し目買いのチャンスだ!」なんていうかもしれません。

が、僕はそうは考えていません。ただでさえ今の時期は夏枯れで逆風が吹いています。トレンドが崩れたらなおさら危なく思えます。

日本株は「いちど下がり始めると下がり続けやすい」という傾向があります。この傾向は、特に夏の時期には顕著に現れます。

よって、相場が回復しないかぎりは手を出さないのが無難でしょう。

目先の市況を占うためには指数のチェックが欠かせません。そこでいつもどおり、主要指数のチャートをそれぞれ見ていきましょう。

日経平均株価、日経JASDAQ平均、マザーズ指数のチャートをそれぞれ確認します。

まずは日経平均株価のチャートから:

7/22、日経平均株価は反落。終値は5日線を割りました。大型株の勢いが少し衰えてしまいました。

同じく、TOPIXも5日線を割りました。TOPIXは5日線を割り込むと弱気に傾きがちです。続落する恐れがあるので、買わない方が無難でしょう。

日経平均株価とTOPIX。これらの大型株は国際情勢に大きく振り回されます。トレンドも悪いので、ほとぼりが冷めるまで様子見したいところ。

つぎは日経JASDAQ平均のチャートです:

7/22、日経JASDAQ平均は上昇。終値は5日線と25日線を上回りました。トレンド的には「まずまず」という感じ。

とはいえ、小動きが続いているので、いつトレンドが崩れてもおかしくありません。米中関係悪化を引き金に、ふたたび下落トレンド入りする可能性もあります。

週明けはひとまず様子見し、トレンドが崩れた場合はしばらく取引を休むのが良さそうです。

さいごがマザーズ指数のチャートです:

7/22、マザーズ指数は小反落。終値は5日線を上回っていますが、依然として25日線を割り込んだままです。

マザーズを買う個人投資家は、どの市場よりも逃げ足が早い。つまり、下がるときは一気に下がります。マザーズはJASDAQよりもトレンドが弱いので、いまは買いを控えるのが無難でしょう。

かくいう僕は、先週初めに株を売ってから、特に取引はしていません。今回の急落を避けることができたのはラッキーでした。

今回の米中関係のニュースは事前には読めません。もし読めたら、ニュースが出ても株価が下がりません。事前に織り込まれますからね。

本当の実力は「予想」よりも「対処」に現れます。こんなことをいうと本末転倒かもしれませんが、予想が外れることは別にどうだって良いです。

大事なのは上手く対処することです。

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トピック:新型コロナと株価の関係

本日のトピックは「新型コロナと株価の関係」です。結論から言うと「感染確認者が増えたら要注意!死者数は株価への影響は小さそう」です:

同研究は64カ国の株価データを集計して、新型コロナが株価へ与える影響を調べたものです。調査期間は2020年1月22日から2020年4月17日までの約3カ月です。

研究の結果、感染確認者が大きく伸びるほど、株価が下がりやすい傾向が掴めました。一方、死者数の伸びはさほど影響がありませんでした。

ここでのポイントは「死者数ではなく感染確認数が大事」ということ。疫学的にどちらが大事かという議論は医学のプロにお任せします。が、とりあえず株式市場は「感染確認数」を重視するようです。

株価が下がる理由としては、僕ら投資家には「不確実さを嫌う心理」があるからと考えられます。感染が拡大するほど、経済の先行きが悪化するうえ、不透明感も増すからです。

何にせよ、「コロナ拡大=株価下落」には有意な相関が見られました。少なくともワクチンが普及するまでの間は、「感染拡大=株価下落」という公式が成り立つでしょう。

目下、新型コロナの治療薬やワクチンの開発が続けられています。治療薬はレムデシビルが有効なようですが、ワクチンはまだもうしばらくかかりそうです。

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まとめ

本記事をまとめると以下の通り:

【日経平均株価の見通し】
◯チャート:波乱の幕開け
◯トピック:新型コロナと株価の関係

ちなみに、ご紹介した論文(英語)は無料で読めます。よろしければ目を通してみてください。

他にも、「国によっては感染拡大の影響が違うんじゃない?」的な論文もあります。これもまた面白い:

調べてみると、面白いデータが出てくるもんですな。また何か見つけたら共有します。まずは7月相場を乗り切ろう…!

– 中原良太