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[7/20〜]NYダウチャート分析:バフェット動く

2020年7月20日

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

ちょいと前の話ですが、バフェットが動きました:

買収したのが天然ガス事業。ザ・ディフェンシブ!という感じの会社です。

航空株などに手を出さないあたり、「コロナとは独立に稼げる」会社を選んでいるように見えます。天然ガス事業はコロナと関係なく動きますので。

彼の性格上、「儲ける」以上に「損しない」ことに重きをおいているように見えます。おそらく「コロナがどうなろうと儲かる会社」に焦点を当てているのでしょう。

足元ではテレワーク関連株が賑わっています。これはコロナが収束しなければ賑わうでしょうが、逆に収束すれば逆風でしょう。

「円高メリット」「円安メリット」ならぬ「コロナメリット」「コロナデメリット」があります。あくまで1つの変数です。

バフェットはそれとは独立した「コロナ無関係」銘柄を狙ったのかもしれません。そう考えると、なるほど彼らしい。

バフェットが動いたいま、「そろそろ米国株を買っても良いかも?」と思っている方もいるでしょう。

そこで本記事では、NYダウのチャート分析に基づいて「今後の見通し」についてまとめていきます。

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鉄板分析:上昇トレンド回復

まずは鉄板の分析から。結論から言うと「大型株は上昇トレンド復活。新興株も盛況。割高でも短期目線で買うなら良さそう」と考えます。

僕はよく「短期では長いものに巻かれるとうまくいく」と言います。これは国内外の株式でも同じです。日本株よりも米国株のほうがノッているときは、米国株に賭けたほうが上手くいくケースが多いです。

それに、今の時期に限っては日本株は「夏枯れ」です。米国株市場に「夏枯れ」はありません。時期的にも米国株向きな気がします。

とはいえ、米国株の先読みは日本株よりも難しいです。だから勝つのも大変。現時点、僕が有効性を確認できた米国株の予想法は以下の3つだけです:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。これがなかなか効果的。

トレンドを分析する際は、「200日線」を使います。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。これもいい感じ。

ちなみに、「100日線」も効果があるみたいですが、個人的には200日線のほうがデータが豊富でいい感じなんでこっちを好んで使っています。

センチメントはAAIIで確認します。ただ、このデータはイレギュラーなので、また後ほど詳しく説明します。

これらの指標をたよりに売買することで、「勝ちやすいとき」が見分けられるようになります。

そこで、まずは「割安感」と「トレンド」について、それぞれチェックしていきましょう。

まずは米国株の割安感から:

7/17時点でCAPEレシオは約30倍。相変わらず割高です。長期投資するにはやりにくい。少なくとも、ぼくの食指は動きませんね。

現時点の米国株のCAPEレシオは「世界恐慌前」や「リーマンショック前」に匹敵します。

ちなみに、新興株はこれよりも割高。なので、新興株も長期保有するにはちょっと…という感じでしょう。

つぎは米国株のトレンドです。以下はNYダウのチャートです:

NYダウは7/15の値上がりにより200日線を回復。上昇トレンド復活です。トレンドが上向くと暴落することが減るので、短期的には稼ぎやすい地合いに見えます。

同様に、新興株市場のNASDAQのチャートしましょう:

7/17時点で、NASDAQも上昇基調。終値は200日線を超えています。いま買うならNYダウよりもNASDAQが有利に見えます。

6月末あたりから「NASDAQが良いぞ〜!」なんて話をしましたが、それから5%以上も上がりました。すごい勢いです。

NASDAQはすでに割高ですが、短期は伸びそうな地合いです。

以上。ここまでの話をまとめると、総合評価は以下のとおり:

NYダウは割高ですがトレンドが上向き。短期目線であれば買っても良い地合いだと思います。

仮に買うならNASDAQも魅力的。NYダウよりも勢いがあります。

とはいえ、NASDAQはNYダウ以上に割高です。なので、株を買うにしてもあくまで短期で攻めたいところです。

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需給分析:両極端なスタンス

つぎは需給です。結論から言うと、「米個人投資家は弱気と強気で両極端。しばらく停滞しそう」と考えています。

AAII(米国個人投資家協会)が実施したセンチメント調査によると、いまの米個人投資家たちは両極端であることが分かりました:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

7/15の調査によると、米国個人投資家のうち「強気30.8%」「中立23.8%」「弱気45.4%」でした。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板です。この水準はやや弱気で、逆張りするなら「中立〜やや強気」あたりがちょうど良いバランスに思えます。

過去のデータから見ると、強気が25%くらいの水準では「底打った可能性が8割くらい」と見て良さそうです。

いまは「強気30%」と25%よりやや強気。なので、「続伸する可能性が6割くらい」と考えておくと良さそう。少なくとも目下の需給は悪くない気がします。

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まとめ

本記事をまとめると、以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯割安感:割高。中長期で伸び悩みそう。
◯チャート:上向き。短期では伸びそう。特に新興株。
◯需給面:やや弱気。様子見〜やや強気が良さそう。

特に、冒頭に挙げたバフェットの動きは気になりますね。彼の真意は本人のみ知るところ。公表されるまでは推し量ることしかできません。

僕の推量では、バフェットは「状況に振り回されない」ことを良しとしているように見えます。でないと、航空株を売ったりしませんからね。

– 中原良太