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[7/13〜]NYダウチャート分析:レムデシビルの有効性

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

エボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」が、新型コロナの治療薬としても有効性が確認されつつあります:

これを受け、週末の米国株はすこし活気を取り戻しました。この動きを受け、「米国株を買おうかな?」と悩む方もいるでしょう。

そこで本記事では、NYダウのチャート分析などから米国株の「今後の見通し」について僕なりにまとめます。

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鉄板分析:新興株ブーム継続

まずは鉄板の分析から。結論から言うと「大型株は割高で下落トレンド。新興株は盛況。買うなら短期目線で新興株が良さそう」と考えます。

先週にもお話ししたとおり、米国株市場に「夏枯れ」はありません。だから、いまは日本株より米国株に追い風が吹いている気がします。

とはいえ、米国株の先読みは日本株よりも難しいです。だから勝つのも大変。現時点、僕が有効性を確認できた米国株の予想法は以下の3つだけです:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。これがなかなか効果的。

トレンドを分析する際は、「200日線」を使います。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。これもいい感じ。

ちなみに、「100日線」も効果があるみたいですが、個人的には200日線のほうがデータが豊富でいい感じなんでこっちを好んで使っています。

センチメントはAAIIで確認します。ただ、このデータはイレギュラーなので、また後ほど詳しく説明します。

これらの指標をたよりに売買することで、「勝ちやすいとき」が見分けられるようになります。

そこで、まずは「割安感」と「トレンド」について、それぞれチェックしていきましょう。

まずは米国株の割安感から:

7/10時点でCAPEレシオは約30倍。相変わらず割高です。

現時点の米国株のCAPEレシオは「世界恐慌前」や「リーマンショック前」に匹敵します。かなり高い。

ちなみに、新興株はこれよりも割高。なので、新興株も長期保有するにはちょっと…という感じでしょう。

つぎは米国株のトレンドです。以下はNYダウのチャートです:

7/10時点で、NYダウは下落基調。依然として終値が200日線を割れています。トレンドは「下向き」のままです。

とはいえ、終値と200日線はかなり接近してきました。トレンドが上向きになるまでは「あと一歩」という感じです。短期的には稼ぎやすい地合いが来そうです。

同様に、新興株市場のNASDAQのチャートしましょう:

7/10時点で、NASDAQは上昇基調。終値は200日線を超えています。いま買うならNYダウよりもNASDAQが有利に見えます。

先週と先々週にも「NASDAQが良いぞ〜!」なんて話をしましたが、それから8%も指数が上がりました。すごい勢いです。

NASDAQはすでに割高ですが、短期は伸びそうな地合いです。

以上。ここまでの話をまとめると、総合評価は以下のとおり:

NYダウは割高かつトレンドが下向き。正直、今から買うのは微妙に思えます。仮に買うならNASDAQです。

とはいえ、NASDAQはNYダウ以上に割高です。なので、株を買うにしてもあくまで短期で攻めたいところです。

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需給分析:6〜7割は上がりそう

つぎは需給です。結論から言うと、「米個人投資家はまだ弱気。続伸する可能性が高そう」と考えています。

AAII(米国個人投資家協会)が実施したセンチメント調査によると、いまの米個人投資家たちはまだ弱気であることが分かりました:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

7/8の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が27.2%」「中立が30.2%」「弱気が42.7%」でした。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板です。この水準はかなり弱気で、逆張りで株を買うにはチャンスだと思います。

過去のデータから見ると、強気が25%くらいの水準では「底打った可能性が8割くらい」と見て良さそうです。

いまはもうちょい強気なので、「続伸する可能性が6〜7割くらい」と考えておくと良さそう。少なくとも足元の需給はいい感じです。

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まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯鉄板分析:新興株ブーム継続
◯需給分析:6〜7割は上がりそう

治療薬開発のインパクトは、正直それほど大きくないと思います。世界が求めているのは「かかった人を治す治療薬」以上に、「かからないようにできるワクチン」ですので。

とはいえ、この報道を機に市場に活気が戻れば、短期的に稼ぎやすい地合いが来るかもしれません。そうなれば、新興株を中心に続伸しそうで良い感じです。

日本株は「夏枯れ」で辛い地合いが続いていますが、米国株に活気があると、そっちで稼げます。時期によって投資先を乗り換えることで、上手に立ち回りたいですね。

– 中原良太