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[7/6〜]NYダウチャート分析:好機か

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

日本株が夏枯れに入りました。例年7月〜8月は日本では「夏枯れ」と呼ばれています。この時期の日本株はめちゃ下がりやすい傾向があります:

画像が見にくいですが、マザーズ指数は7月〜8月にめちゃくちゃ下がります。直近9年間では「1勝8敗」です。明らかに弱い。

一方、米国株は「夏枯れ」とは無縁なようです。

ためしにNASDAQのチャートを確認してみましたが、7〜8月に下がりやすい傾向は見られませんでした:

直近9年間で、NASDAQの夏枯れ(7月〜8月)の成績は「6勝3敗」です。日本株とは違って、けっこう勝ってます。

つまり、夏枯れは日本特有みたいです。だから、「夏枯れが怖い」といって、米国株を手控える必要はなさそう。

夏に儲けたい人は、日本株より米国株に注目するのが良いかも?

そこで本記事では、NYダウのチャート分析などに基づいて「米国株の今後の見通し」について僕なりにまとめます。

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鉄板分析:狙いは新興株

まずは鉄板の分析から。結論から言うと「大型株は割高で下落トレンド。一方、新興株は盛況。いま買うなら新興株」と考えます。

NYダウの予想はかなり難しく、プロでも当たりません。僕もいろいろとチャレンジしたのですが、当たる予想法はほとんど見つかりませんでした。

(先ほど見たとおり、カレンダーもほとんど当てになりません)

そんな中、役立つ予想法を3つ見つけました。それが以下の3つ:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。これがなかなか効果的。

トレンドを分析する際は、「200日線」を使います。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。これもいい感じ。

センチメントはAAIIで確認します。ただ、このデータはイレギュラーなので、また後ほど詳しく説明します。

これらの指標をたよりに売買することで、「勝ちやすいとき」が見分けられるようになります。

まずは、「割安感」と「トレンド」について、それぞれチェックしていきましょう。

まずは米国株の割安感から:

7/2時点でCAPEレシオは約29倍。相変わらず割高です。現時点の米国株のCAPEレシオは「世界恐慌前」や「リーマンショック前」に匹敵します。かなり高い。

喜んで株を買いたい地合いではないですね。ちなみに、新興株はこれよりも割高なハズ。なので、新興株も長期保有するにはちょっと…という感じでしょう。

つぎは米国株のトレンドです。以下はNYダウのチャートです:

※7/3は独立記念日なので米国市場は休みでした。

7/2時点で、NYダウは下落基調。依然として終値が200日線を割れています。トレンドは「下向き」のままです。

NYダウは「200日線を割れている間は、下落を続けやすい」傾向があります。目先は1カ月〜3カ月くらいは伸び悩みそうです。

同様に、新興株市場のNASDAQについても確認していきましょう:

7/2時点で、NASDAQは上昇基調。終値は200日線を超えています。いま買うならNYダウよりもNASDAQが有利に見えます。

トレード向きの地合いだと思います。

以上。ここまでの話をまとめると、総合評価は以下のとおり:

NYダウは割高かつトレンドが下向き。正直、今から買うのは微妙に思えます。仮に買うならNASDAQです。

NASDAQはトレンドが上向きなので、短期取引なら稼ぎやすそうです。

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需給分析:超弱気。今が底か

つぎは需給です。結論から言うと、「米個人投資家は超弱気。底が近い可能性が高い」と考えています。

AAII(米国個人投資家協会)が実施したセンチメント調査によると、いまの米個人投資家たちは超弱気であることが分かりました:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

7/1の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が22.2%」「中立が32.0%」「弱気が45.9%」でした。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板です。この水準はかなり弱気で、逆張りで株を買うにはチャンスだと思います。

過去のデータから見ると、強気が25%くらいの水準では「底打った可能性が8割くらい」と見て良さそうです。

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まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯鉄板分析:狙いは新興株
◯需給分析:超弱気。今が底か

ここでのポイントは、「日本株には夏枯れがあるが、米国株には無い」という点ですね。夏場は米国株のほうが儲かる気がします。

特に、新興株が大好きな人は、夏枯れ中の日本の新興株より夏枯れのない米国の新興株を買うほうが儲かりそうです。

いままで日本株にだけしか注目してこなかった人は、視野を広げることでチャンスがつかめるかもしれません。

– 中原良太