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[6/29〜]NYダウチャート分析:第二波が来た?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

米国株が荒れています。先週末、NYダウは730ドル安でした。NASDAQも下落し始めています。雰囲気が悪くなってきました:

ふたたび荒れ模様の米国株を見て、「二番底が来るかも?」と心配している人も多いでしょう。

そこで本記事では、NYダウのチャート分析などに基づいて「目先の見通し」を考えていきます。

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チャート:「買わない」がセオリー

まずは短期の見通しから。結論から言うと「米国株は割高。トレンドも下向き。買わないでいるのがセオリー」と考えています。

NYダウの予想はかなり難しく、プロでも当たりません。僕もいろいろとチャレンジしたのですが、当てになる予想法はほとんど見つかりませんでした。

そんな中、役立つ予想法が3つ見つけました。それが以下の3つ:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。これがなかなか効果的。

トレンドを分析する際は、「200日線」を使います。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。これもいい感じ。

センチメントはAAIIで確認します。ただ、このデータはイレギュラーなので、また後ほど詳しく説明します。

これらの指標をたよりに売買することで、「勝ちやすいとき」が見分けられるようになります。

まずは、「割安感」と「トレンド」について、それぞれチェックしていきましょう。

まずは米国株の割安感から:

6/26時点でCAPEレシオは約28倍。相変わらず割高です。

金利が低いので単純な比較はできませんが、現時点の米国株のCAPEレシオは「世界恐慌前」や「リーマンショック前」に匹敵します。

なかなかに高い水準なので、喜んで株を買いたい地合いではないですね。

つぎは米国株のトレンドです。以下はNYダウのチャートです:

6/26時点で、NYダウは下落基調。依然として終値が200日線を割れています。トレンドは「下向き」のままです。

NYダウは「200日線を割れている間は、下落を続けやすい」傾向があります。目先は1カ月〜3カ月くらいは伸び悩みそうです。

同様に、新興株市場のNASDAQについても確認していきましょう:

6/26時点で、NASDAQは上昇基調。終値は200日線を超えています。いま買うならNYダウよりもNASDAQが有利に見えます。

NYダウと同様、NASDAQは終値が200日線を割れてから弱くなる傾向があります。NASDAQはまだ強いので、NYダウより安心感があります。トレード向きの地合いだと思います。

以上。ここまでの話をまとめると、総合評価は以下のとおり:

NYダウは割高かつトレンドが下向き。正直、今から買うのは微妙に思えます。仮に買うならNASDAQです。NASDAQはトレード向きに見えます。

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需給:底が近い?

つぎは需給です。結論から言うと「アメリカ個人投資家がめっぽう弱気なので、底が近い可能性が高い」と考えています。

アメリカ個人投資家協会によれば、いまはアメリカの個人投資家がめちゃ弱気に傾いていることが分かりました:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

6/24の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が24.1%」「中立が27.0%」「弱気が48.9%」でした。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板です。この水準はかなり弱気で、逆張りで株を買うにはチャンスだと思います。

過去のデータから見ると、強気が25%くらいの水準では「底打った可能性が8割くらい」と見て良さそうです。今が三番底でしょうね。(ちなみに、二番底は5月半ばあたりでした)

足元の相場は「需要と供給」で動いているので、この動きが続くかぎりは目先は明るいでしょう。

また、相場が荒れてきたので2つの仮説について補足します。それが以下の2点です:

【米国株の見通しに関する2つの仮説】
①VIXショック再来でジグザグに動く?
②週末は下落で終わる可能性?

第一は「VIXショック再来でジグザグに動くかも?」という仮説。

足元、米国株の動きが気持ち悪いです。3月のVIXショックみたいな動き方をしています。下がって、上がって、下がっての繰り返しです:

足元の地合いがこの「コピー」であれば、今回も似たような動きが繰り返されるかもしれません。なので、大きく下がった日は逆張りのチャンスかも。

第二は「週末は株価が下がりやすいかも?」という仮説。

3月のコロナショックでは、週末が近づくにつれて売りが加速する傾向が見られました。詳しくは以下のツイートを参照:

3月には、ジグザグに動きつつ、「週末が重なると大きく下がる」という動きが目立った気がします。ここにも注目しておきたいですね。

需給と合わせて「コロナショック時の傾向」と合わせて考えると、「ドカンと下がった週末」あたりに株を買うと儲かりそうにも思えます。

短期トレードで利益を狙う作戦で臨むのも面白そうです。

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まとめ

本記事をまとめると、以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯チャート:「買わない」がセオリー
◯需給:底が近い?

「株は割高」「トレンドも下向き」で、割安感も勢いもありません。

ですが、需給が追い風なので、うまく底を見極めることができたら、短期トレードではチャンスが来るかも知れませんね。

僕は米国株よりも日本株のトレードが得意なので、米国株のトレードはしません。

とはいえ、米国株での長期投資はやっています。大きく下がったら買い増すチャンス。長期なので、米国株を買い増そうかなぁ。

– 中原良太