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[6/26]日経平均株価チャート分析:崩落

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

6/25の日本株は全面安でした。24日夜にNYダウが大幅安だったので、日本株も引きずられるように下落してしまいました:

メディアでは「新型コロナウイルスの第二波への懸念」が理由…と言われてます。ただ、これはすこし疑わしい理由付けな気がします。

新型コロナウイルスは前から感染拡大を続けていますし、目下で状況は変わっていませんので。NYダウの急落は別の「何か」がある気がします。

理由は何であれ、相場が大きく下落したことを受け、ビビっている方も多いと思います。

そこで本記事では、日経平均株価のチャート分析などを踏まえ「目先の見通し」と、特集として「今回の相場急落の本当の原因は何か?」を探っていきます。

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チャート:セオリーは「売り」

まずは短期の見通しから。結論から言うと「全面安で上昇トレンド終了。大型株は売り、新興株は様子見でも良いけど怖い人は売るのが無難」と考えます。ちなみに僕は「様子見」でいきます。

日本株は短期では「下がり始めると続落しやすい」傾向があります。特にこの傾向は新興株ほど顕著。

目安は指数が「5日線割れで賞味期限切れ」「25日線割れで消費期限切れ」です。短期トレードのセオリーは「相場が下がり始めたらすぐに逃げること」です。

逃げどきは、いま保有している株が「どの市場か?」によって異なります。そこで以降では、指数ごとの足元のチャートを確認していきます。

これから、日経平均株価、日経JASDAQ平均、マザーズ指数の3つの主要指数についてそれぞれ確認していきましょう。

まずは日経平均株価のチャートからです:

日経平均株価の終値は辛うじて25日線を持ちこたえました。ギリギリ下落トレンド入りは避けていますが、実質的には「消費期限切れ」でしょう。

別の大型株指数であるTOPIXは、すでに終値が5日線と25日線を割れました。これが一時的なのを祈るのみですが、ひとまず大型株は「消費期限切れ」、セオリーからすると退きどきだと思います。

次は日経JASDAQ平均のチャートです:

6/25の下落を受け、日経JASDAQ平均は、5日線を割れました。

とりわけ日経JASDAQ平均は素直に動く指数ですから、この指数が5日線を割れると「ごちそうが賞味期限切れになってしまった」感じ。辛い。

セオリーから行くと暴落が怖い人は「売り」、反発する可能性が高いと思う人は「買い増しはせずに現状維持」のいずれかの対応が無難だと思います。

さいごがマザーズ指数のチャートです:

マザーズ指数は、辛うじて生き残っています。心強い。終値は5日線を割れておらず、上昇トレンド継続です。狙い目はマザーズに見えますね。

ただし、マザーズは他の市場と比べて逃げ足が早いので、初動で素早く逃げる準備ができない方は手を出さないほうが無難でしょう。

つい先日まで日本株はイケイケだったので、トレンドが崩れてしまったのは残念です。セオリー通りなら「売って避難する」のが無難でしょう。

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トピック:本当に上昇トレンド終わり?

とはいえ、今回の相場暴落には「なんか違和感」を覚えました。「本当にコロナ第二波で株価がこんなに下がるか?」(取ってつけじゃないか?)と思ったからです。

モヤモヤしながら調査を進めていくうちに、興味深い記事を見つけました。それがコチラ:

これは日本経済新聞の記事。僕は日経新聞の有料会員ではないので詳しくは読めませんでしたが、どうやらコロナ不安以外にも「年金基金のリバランス」という線があるようです。

「年金基金のリバランス?何じゃそれ?」という方も多いと思うので、ここからは僕の推察したことをまとめていきます。

まず、「年金基金」とは、文字どおり年金を預かって資産を運用するファンドのこと。日本の場合だと「GPIF」あたりが有名ですね。

ちなみに、GPIFの運用総額は約170兆円。世界でも最大クラスです。このGPIFが1%でもお金を動かせば2兆円近くのお金が動くことになります。

次に、「リバランス」とは、資産の再配分のこと。つまり、投資商品を買ったり売ったりすることでバランスを取ることを指します。

2020年に入ってから、世界の年金基金が大きく動いているようです。詳細は分かりませんが、ざっくりと以下のように動いているかと:

【2020年以降の年金基金の動き】
①:2月〜3月に世界株式が大幅安
②:株式が減ったのでリバランス(大量買い)
③:4月〜5月に世界株式が大幅高
④:株式が増えたのでリバランス(大量売り)←イマココ

問題はこの年金売りが「いつ来るのか?」「どうやって来るのか?」という点ですが、「だいたい四半期末が恒例」みたいですね。

ただ、「年金が理由で株価が暴落した」なんて話、聞いたことないんですよね。本当に起こるかどうかが分からないので、あれこれ調べてみました。

すると、面白い論文を見つけたので共有します:

要は「相場がガッツリ下がったときは年金はガッツリ株を買うけど、下がったときはチビチビ売るぞ!」という話です。まぁ、そうだわな。

年金基金が株を大量購入したのは、3月以降だと考えられます。そうだとすると、少なくとも「3月に買った以上に6月に売ることはない」と考えられます。(買い付けた量の半分も売らないんじゃないかしら?)

つまり、3月みたいな大暴落は起こる可能性が低いということ。

規模もインパクトも不明瞭なうえ、アメリカではCNBCなどの主要メディアでも露出されてる情報です。今さら大きく織り込むことは無い気がします。

まとめると、需給の不安材料ではありますが、「仮に年金基金がガッツリ売るとしても、短期間で大きく動くとは考えにくい」と思ってます。

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まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【日経平均株価の見通し】
◯チャート:セオリーは「売り」
◯トピック:本当に上昇トレンド終わり?

年金基金のリバランスが心配な方は、念のため大型株を避けるのはアリかも。年金基金は規模の性質上、大型株をガッツリ買っていると考えられます。

実際、6/25は大型株主導の下落で、小型株はあまり下がりませんでした。(東証大型株指数の前日比は▲1.26%、小型株指数は▲0.84%)

僕個人のシナリオでは「夏のボーナス」と「給付金バブル」で6月末までは小型株が強いと見てます。

ここで上がらなきゃ、たぶん今年はもう終わりだと思ってるので、引き続き「小型株をがっちりホールド」で臨みます。上がるといいなぁ。

– 中原良太