株初心者におすすめ、失敗しない株の買い方3ステップ
From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
先日、株を始めたばかりの初心者から、「本に書いてあることだけじゃ、株の買い方がよく分からない!」とご相談をいただきました。
そこで以下のツイートをしたところ、好評でした:
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【初心者におすすめの株の買い方3ステップ】
①まず資産全体で「現金:株式」の比率を決める
②目標の比率に向け、1年位かけて毎月ゆっくり買う
③1カ月の予算内で、足元で下がっている株だけ買うこの3ステップが基本かな。「タイミング」のミスを減らすため、積立投資スタイルが無難です。 pic.twitter.com/7A9g3OB0qo
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 8, 2020
そこで本記事では、このツイートを深掘りして、「株初心者におすすめ、失敗しない株の買い方3ステップ」についてまとめます。
失敗しない株の買い方①
目標とする資産配分を決める
1つ目のポイントは「目標とする資産配分を決める」です:
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【①まず資産全体で「現金:株式」の比率を決める】
投資成績の半分以上は「いくら買うか?」で決まります。だからこそ、資産配分で間違えると取り返しがつきません。多くの人は「銘柄選び」や「タイミングの見極め」に時間を使いたがりますが、これは取るに足らない問題。小手先よりも予算が大事。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 13, 2020
株初心者は「銘柄」や「タイミング」が気になって仕方がないもの。ですが、これらよりも「資産配分」のほうが圧倒的に大事です。
当たり前の話ですが、「予算100万円」の投資家と「予算1000万円」の投資家では、利益も損失も10倍変わります。
年金運用のパフォーマンスを調べた研究では、「投資のパフォーマンスの9割が資産配分で決まる!」なんてデータも得られています。
立場を変えると、「資産配分を間違えると、銘柄選びやタイミングがどんなに上手くても失敗を取り戻せない!」ということでもあります。
なので、まずはここを間違えないようにしましょう。ちなみに僕は全財産のうち「現金1:株式2」くらいを目安に運用しています。
失敗しない株の買い方②
少しずつ動く
2つ目のポイントは「少しずつ動く」です:
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【②目標の比率に向け、1年位かけて毎月ゆっくり買う】
始めたばかりはミスも多いです。だから、1カ月に買っていい株に制限をかけておくと良いでしょう。無制限にすると、大きく動くクセがつきがちで危ないです。投資で「大きく動くべきとき」は多くありません。ゆっくり動く癖を付けておくと無難。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 13, 2020
たとえば、「手元の現金2000万円のうち、1000万円を株に充てよう」と決めたとします。
こんなとき、経験が無いうちに1000万円分の株を買うのは心配です。かといって、「株を1円も買わないで過ごす」のも、それはそれで心配です。
そこで、「1年くらいかけてゆっくり株を買う」と、少しは心配が和らぎます。半分「気休め」ですが、タイミングに自信が持てない方は取り入れると良いでしょう。
失敗しない株の買い方③
バーゲン中の株だけ買う
3つ目のポイントは「バーゲン中の株だけ買う」です:
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【③1カ月の予算内で、足元で下がっている株だけ買う】
1カ月の予算を決めたら、買う株を決めます。その月その月でベストな銘柄を買うと、何カ月か経つうちに自然と銘柄分散ができます。また、併せて銘柄入れ替えも検討しましょう。上がった株を少し売り、下がった株を少し買うのが基本です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 13, 2020
あなたがたとえばスーパーに言ったとき、「豚肉が値上がりしてたから慌てて買う」なんてことは無いはずです。(逆なら分かりますが)
ゆっくり株を買っていると、当然、「買いたかった株が上がってしまう」ことがよくあります。ですが、この場合は素直に諦めましょう。
目をつけていた株が上がってしまっても、他の株へ目を向ければ、下がっていてお買い得なものが1つや2つは転がっているはずです。
バーゲン中の株にだけ注目することで、いつもお買い得な買い物ができます。
まとめ
本記事をまとめると、以下のとおり:
【失敗しない株の買い方3ステップ】
①目標とする資産配分を決める
②少しずつ動く
③バーゲン中の株だけ買う
投資本には「銘柄選び」や「タイミング」についてはガッツリ書かれていますが、「資産配分」や「買い方」について、踏み込んで解説してくれているものはあまりありません。(本当に大事なのは、こちらのほうなんですけどね)
これらは、僕自身も使っているテクニックです。これまで「株の買い方が分からない…」と悩んでいた方は、本記事を活かすことで投資判断のミスを減らせると思います。ぜひご活用ください^^@
– 中原良太