自信がない株初心者がやりがちな失敗(+避ける方法)
From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
2020年に入って「株を始めました!」という方が増えています。そんな株初心者へ向けて以下のツイートをしたところ好評でした:
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【株初心者がやりがちな失敗まとめ】
①営業の言いなり。ぼったくられる
②イナゴ。人気株に群がって高値掴み
③損切り貧乏。コツコツドカンで元通り「自分の判断に自信が持てない投資家」がやりがち。自信がないときは、周りに合わせるのではなく、知識を身につけるのが得策。知識こそ成功への近道 pic.twitter.com/Ndf9kL1PkJ
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 17, 2020
株をはじめたばかりのときは、自分の投資判断に自信を持てず、心配になるものです。そこで本記事では、自信を持てない人がやりがちな失敗を避ける方法をまとめました。
自信がない株初心者が
やりがちな失敗を避ける方法①
1つ目の方法が「利害の一致しない人の言いなりにならない」です:
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【①営業の言いなり。ぼったくられる】
自信を持つのに一番てっとり早いのは「信用できそうな人に相談すること」だけど、投資の世界ではなかなかうまく行かない。なぜなら、ハズレだらけだから。金融の世界で成功し続ける人なんて全体の3〜4%くらい。しかも金を巻き上げようとしてくる人も多い。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 18, 2020
経験の浅い株初心者は、「誰かにアドバイスして欲しい、助けて欲しい」と思うもの。この考え自体はごもっともだし正しいです。
しかし、助ける相手を間違えると大変です。特に危ないのが「利害の一致しない相手に助けを求めてしまう」ケースです。
例を挙げると、証券営業や、販売系のFPなどが挙げられます。「金融商品を紹介してくる人はだいたい危ない」と考えておくと無難です。
誰かに相談するときは「この相手と自分は、利害が一致しているだろうか?」と考えるのが大事。「自分が損する=相手が得する」という構図のとき、その相手に相談するのはヤバいです。
自信がない株初心者が
やりがちな失敗を避ける方法②
2つ目の方法が「便乗先を選ぶ」です:
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【②イナゴ。人気株に群がって高値掴み】
この手法はうまくやれば儲かりますが、やり方を間違えると大損します。特に「すでに目立った人気株」を買うのは手遅れ。高値掴みで大損するリスクがあるので注意しましょう。イナゴ作戦の基本は「これから目立ちそうな、まだ目立っていない株を狙う」です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 20, 2020
経験の浅い株初心者は、「やり方が分からないから、とりあえず誰かのマネをしよう」と思うもの。この考え自体もなかなか筋が良い。
ですが、マネをするときには「誰のマネをするか?」がめちゃくちゃ大事です。失敗しそうな人をマネしたところで、自分も失敗するのがオチですからね。
これは銘柄を選ぶときも同じ。いわゆる「イナゴ」(人気な株に群がる)は、日本株では通用しないケースが多いので注意が必要です。
「イナゴ」が通用するのは、個別株へのイナゴではなく「市場」や「業種」へのイナゴです。
つまり、盛り上がっている市場や業種に注目するのはOKですが、すでに爆上げしている株に注目するのは微妙です。
便乗の仕方を間違えると、稼ぐどころか損をします。マネをする相手は、慎重に選ぶようにしましょう。
自信がない株初心者が
やりがちな失敗を避ける方法③
3つ目の方法が「第三者の視点で考える」です:
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【③損切り貧乏。コツコツドカンで元通り】
暴落でビビって自滅する人がやりがちなヤツ。本来、損切りが暴落が起こる前に、損が小さいうちに「早めに行う」ものです。暴落が起きた時点で手遅れです。暴落が起きた後は、逆に「耐える」のが本筋。暴落が大きければ大きいほど、戻りも大きく戻ります。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) June 20, 2020
経験の浅い株初心者は、損をしたときにビビってすぐ心配になるものです。これも当然で、損をして嬉しい人など誰もいませんからね。
とはいえ、損得で感情を振り回されてしまうのも考えものです。
想像してみて欲しいのですが、麻雀やポーカーなどをしているプレイヤーが、損得感情に振り回されてアツくなっていたらどうでしょう。
そんな人を見たら、「コイツ、負けそうだな」と思いますよね。
しかし、他人のことだとイメージするのはカンタンですが、自分のことになるとイメージが難しくなるものです。
だから、アツくなっているときは、第三者の視点で考えてみるのがおすすめ。
たとえば、損をしてアツくなっているときには「自分の親友だったら、自分にどうアドバイスするか?」「もし損がなかったら、どんな判断を下すか?」と考えてみるのが良いでしょう。
まとめ
本記事をまとめると、以下のとおり:
【自信がない株初心者が失敗を避ける方法】
①利害の一致しない人の言いなりにならない
②便乗先を選ぶ
③第三者の視点で考える
「自分に自信が持てない」ことは謙虚さの表れでもあります。だから、その謙虚さは忘れるべきではありません。
とはいえ、謙虚過ぎて卑屈になってしまうのも考えものです。卑屈な投資家は、運用も上手く行かない可能性が高いです。なので、「バランスよく自信を持つこと」が大事です。
本記事でご紹介した3つのテクニックは、僕自身も利用しています。これらを使って後悔したことは1度もありません。よろしければ、あなたもお使いください。
– 中原良太