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[6/22〜]NYダウチャート分析:三番底

2020年6月22日

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

米国株がパッとしません。月曜夜に大幅高になってからは、ヨコヨコを続けています:

不透明感漂う動きを見て、「これからどうなるんだろう?」と不安な方も多いでしょう。そこで本記事では、NYダウのチャート分析に基づいて「今後の見通し」についてまとめていきます。

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チャート:割安感も勢いもない

まずは短期の見通しから。結論から言うと「いったん底打ち。トレンドが回復したら勢いが付きそう」と考えています。

NYダウの予想はかなり難しく、プロでもなかなか当たりません。僕もいろいろとチャレンジしたのですが、当てになる予想法はほとんど見つかりませんでした。

そんな中、役立つ予想法が3つだけ見つけました。それが以下の3つ:

【そこそこ当たるNYダウ予想法】
◯割安感:相場が割安なら買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なら買い、失速気味なら売り
◯センチメント:投資家が弱気なら買い、強気なら売り

このうち、特にデータが豊富なのが「割安感」と「トレンド」です。僕はこの2つを組み合わせて、以下のような判断を下します:

割安感を調べるときは、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授の「CAPEレシオ」を使っています。これがなかなか効果的。

トレンドを分析する際は、「200日線」を使います。終値が200日線を超えたら「上向き」、超えなければ「下向き」です。これもいい感じ。

センチメントはAAIIで確認します。ただ、このデータはイレギュラーなので、また後ほど詳しく説明します。

これらの指標を便りに売買することで、「勝ちやすいとき」が見分けられるようになります。

まずは、「割安感」と「トレンド」について、それぞれチェックしていきましょう。

まずは米国株の割安感から:

6/19時点でCAPEレシオは約29倍。割高なまま停滞を続けています。

金利が下がっているのでバブルではありませんが、歴史的に見ればかなり高い水準です。世界恐慌前やリーマンショック前くらいの水準です。

金利を大きく動かすのはFRBですが、FRBは「2022年まで利上げはない」と言っています。金利を理由に暴落することは考えにくいですね。

とはいえ、2022年以降に利上げが行われると、いまの株価水準は高いです。業績悪化が長引けばCAPEレシオも上がるので、中長期では伸び悩む時期が続くでしょう。

つぎは米国株のトレンドです:

NYダウはいったん反発したものの、依然として終値は200日線を割れています。まだトレンドは「下向き」です。

通常、トレンドが下向きだと、目先1カ月〜3カ月は株価が伸び悩む傾向があります。

短期で見ても長期で見ても、少なくとも「爆上げは期待できない」と言えるでしょうね。

ちなみに、NASDAQは高値更新一歩手前なので、いま波に乗っているのは新興株です。大型株は微妙ですが、新興株は狙ってみても良いかも。

以上を踏まえて、今の総合評価は以下のとおり:

先週はFRBがリカバリーに必死でしたが、まだトレンドが回復していませんね。割安感も勢いもないので買うには微妙な時期です。

とはいえ、まだ光明があります。というのも、需給面では「すでに底打った」シグナルが出ているからです。

以降では、米国株の見通しの明るい面についても、ご説明します。

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需給:三番底

つぎは需給です。結論から言うと「アメリカ個人投資家がめっぽう弱気なので、いまが三番底の可能性が高い」と考えています。

アメリカ個人投資家協会によれば、いまはアメリカの個人投資家がめちゃ弱気に傾いていることが分かりました:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

6/17の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が24.4%」「中立が27.8%」「弱気が47.8%」でした。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板です。この水準はかなり弱気で、逆張りで株を買うにはチャンスだと思います。

過去のデータから見ると、強気が25%くらいの水準では「底打った可能性が8割くらい」と見て良さそうです。今が三番底でしょうね。(ちなみに、二番底は5月半ばあたりでした)

足元の相場は「需要と供給」で動いているので、この動きが続くかぎりは目先は明るいでしょう。

「株は割高」「トレンドも下向き」で、割安感も勢いもありません。ですが、近いうちにトレンドが回復して、「トレード向きの地合いに入りそうだ」と感じています。

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まとめ

本記事をまとめると、以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯割安感:割高。中長期で伸び悩みそう。
◯チャート:下向き。買うなら新興株か。
◯需給面:超弱気。三番底の可能性が高そう。

「株は割高」「トレンドも下向き」で、割安感も勢いもありません。

ですが、需給が追い風なので、近いうちにトレンドが回復して、「トレード向きの地合いに入りそうだ」と感じています。

特に注目したいのが新興株で、NASDAQはすでに上昇の勢いを取り戻しています。あと一歩で年初来高値を更新しそうな勢いです。

したがって、いま僕が米国株を買うとすれば、「短期勝負」と割り切ってNASDAQに賭けたいところ。(日本株で手一杯なので、賭けることはできませんが苦笑)

– 中原良太