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[6/8〜]NYダウチャート分析:大幅高、6月下旬までは強気か?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

アメリカが人種差別問題で揺れています。さいきんはSNSで、黒塗りの画像(Black Lives Matter)がよく見られるようになりましたね。

一方、マーケットは「どこ吹く風」状態です。とくに先週末のNYダウは強かったです。ついにNYダウは200日線を回復しました。

5月まで米国株は伸び悩んでいましたが、6月に入ってからの勢いが凄いですね。しばらく急上昇が続くかもしれません。

そこで本記事でも、NYダウのチャート分析などに基づいて「目先の米国株の見通し」について、僕なりにまとめました。

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鉄板分析:トレンド転換、強気相場へ

まずは短期の見通しから。結論ファーストでいくと「6月いっぱいは強いのでは?」と考えています。

米国株を見通すとき、役に立つ指標はそう多くありません。ここでは鉄板となる2つの指標を確認していきます。それが以下の2つです:

【相場予想で大事なポイント2つ】
◯割安感:相場が割安なときは買い、割高なら売り
◯トレンド:相場が好調なときは買い、失速気味なら売り

そして、この2つのポイントをランク分けすると以下の表のようにまとめることができます:

割安株を調べるときには、ノーベル賞を受賞したロバート・シラー教授が考案した「CAPEレシオ」を確認するのが効果的です。

また、トレンドを分析する際は、米国株の場合は「200日線」くらいの長めのテクニカル指標を使うのが効果的です。

利益をブーストするのはなかなか難しいですが、これらの指標を便りに売買することでリスクを抑えられる効果が確認できています。

これら2点について、それぞれチェックしていきます。

まずは米国株の割安感から:

一時は20倍台前半まで下がったCAPEレシオも、気づけば30倍近くまで戻ってきました。これはリーマンショック前よりも高い水準で、「割高水準」と言えるでしょう。

長期投資のために株を買いたい時期とは言いづらく、仮に買うとしても「トレンドに乗った短期目線」が無難な地合いだと思います。

つぎは米国株のトレンドです:

6月に入ってからNYダウは大幅高を続けています。6/5には暴落後の最高値を更新しました。節目である200日線も軽く上回りました。

NYダウは200日線を超えてから、暴落しにくくなります。上昇トレンドが続く限りは、稼ぎやすい地合いが続くと期待できるでしょう。

また、例年6月のNYダウは、トレンドが加速しやすい傾向があります。上昇トレンドの今は、その勢いが加速する可能性が期待できます。

ここまでをまとめると、今の総合評価は以下のとおり:

みるみる高くなっているので、長期投資では買いたくない地合いです。とはいえ、トレンド重視のトレーダーにとっては稼ぎやすい地合いでしょう。

特に6月のFOMC前後(9日〜10日)は、例年強くなりやすい傾向があります。このあたりは需給が改善しそうで期待ですね。

また、オプション期限の控える第3週も強気になりやすい。勢いが衰えるとすれば4週目以降からな気がします。

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足元の需給:中長期では上がるか下がるか五分五分

次に、中長期目線で考えてみましょう。結論は先週と同じで「目先6カ月〜1年の見通しは、上がるか下がるか分からない五分五分くらい」という感じです。

というのも、アメリカ個人投資家協会が公開したAAIIセンチメント調査がパッとしなかったんですよね:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

6/2の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が34.6%」「中立が26.6%」「弱気が38.9%」でした。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板ですが、すでにセンチメントは平年並みにまで戻ってきました。

こういう状況では「目先半年で上がるか下がるかは五分五分」と考えておくと良いでしょう。要は「どう動くか分からん!」ということです。

需給面でも良さげな材料は出てきていないので、中長期で買いたい地合いじゃないですね。こと中長期投資に関しては、急いでまで買いたい地合いじゃないです。

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まとめ

話をまとめると、以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯価格とトレンド:上昇トレンド回復。短期決戦なら可。
◯需給面:平均的。上がるか下がるかは五分五分。

僕は米国株ではトレードをやっていないので、いまの相場は「パス」したいところ。とはいえ、短期メインの方は手を出しても良さそうです。

また、中央銀行が買いに回っている以上、「長いものには巻かれろ」で逆らわないのが無難な気がします。株を売ることもせず「静観」でいきます。

– 中原良太