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[5/18〜]NYダウの見通し:金融危機のタネ

From: 中原良太
自宅のリビングより、、、

投資の神様バフェットがゴールドマン・サックスの株を売却しました。航空株、地銀株、そして証券株。神様はどんどん弱気になっています:

つぎつぎ発表される悪材料を前に、米国株投資をしている方は、これからの見通しが心配でしょう。

そこで今回は、米国株の見通しを、僕なりにお話ししていきます。

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AAII調査は底打ちシグナル

まずは、短期的な見通しから。

アメリカ個人投資家協会が発表しているAAIIセンチメント調査を見るかぎり、「いますぐ暴落しそう」という感じはしません:

同調査は米国個人投資家の投資スタンスを集計したアンケート調査です。この調査では「強気」「中立」「弱気」の投資家数を集計しています。

5/13の調査によると、米国個人投資家のうち「強気が23.3%」「中立が26.1%」「弱気が50.6%」でした。公式いわく、ここ7年で最も弱気だそうな。

AAIIセンチメント調査は「逆張りする」のが鉄板。この調査が弱気なときは、目先6カ月〜1年くらいの期間ではあがるというデータが優勢です。

なので、この結果をまっすぐ捉えるのであれば買い向かいたいところ。

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二番底の可能性:金融危機のタネ

需要と供給だけで見ると「買い場」なのですが、その他の観点では見逃せない逆風が2つあります。

1つ目の逆風が、「米国株や不動産はすでに割高水準である」という点です。昨日もお話ししたとおり、これはFRB公式の見解でもあります:

このツイートで示したのはブルームバーグの記事。FRBが「コロナが深刻化すれば株価や不動産が大きく下がるかも!」と指摘したのだとか。

特に注意が必要なのが、「レバレッジドローンの債務不履行が増えている」という点。

レバレッジドローンはサブプライムローンの亜種で、リーマンショックの引き金に似たヤツです。債務不履行が増えると金融危機につながりかねないのが恐ろしいです。

先日は日本企業のレナウンが倒産しましたが、米国でもバタバタと企業が倒れはじめています。

米国企業は日本企業よりもレバレッジが高め。おかげで経営が効率的なのですが、借金が多く財務体質がもろいので、不況にめっぽう弱いです。

2つ目の逆風が、「トランプ大統領によるFRBへのマイナス金利の要求」です:

マイナス金利とは「お金を貸すと減らされて返ってくる」という摩訶不思議な金利です。ちょっとワケが分からない。

マイナス金利は金融緩和の一種。本来なら経済刺激につながり「景気がよくなるかも?」と期待できるかもしれないのですが。

とはいえ、僕はマイナス金利がちょっと怖い。というのも、2016年初めに日本がマイナス金利を導入したとき、大きな暴落に襲われたからです。

また、仮にマイナス金利が導入されたら、金利で稼ぐ金融業にとってはマイナス。ただでさえレバレッジドローンで大変なのに、金融業が更にダメージを受けることになります。金融業に逆風が集中してるような…。

米国株はまだまだ高い水準。それに、金融危機のタネがあるように思えてきます。正直、僕は「強気なりきれない」と考えています。

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まとめ

話をまとめると、以下のとおり:

【NYダウの見通し】
◯短期:需給面では底打ちシグナル。底堅そう。
◯長期:金融危機のタネ。レバレッジドローンとマイナス金利

冒頭で「バフェットがゴールドマン株を売却した」という話をしましたが、金融業界への逆風を鑑みてのことかもしれません。

リスクを抑えるためにも、財務体質がおっかない会社への投資は控えておいた方が良いでしょう。

自分の投資先だけでなく、投資先の持ち株や不動産、関連会社まで確認しておくと良いですよ。

– 中原良太