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テンバガーを分析して感じた成功企業の法則3つを解説

2020年5月10日

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

さいきん、テンバガーの分析にハマっています。RIZAP、セリア、寿スピリッツ、JINSなどなど。けっこう日本にはテンバガーがあります。

中でも僕が注目しているのが「成熟産業での成長企業」です。

というのも、成長産業には「トレンドに乗っているだけの成長企業」もけっこう紛れこんでいて、ハズレも多いからです:

たしかにトレンドは大事です。しかし、追い風に乗って成長してきたビジネスが、追い風が止んだとたんに平凡になる例は山ほどあります。

最悪、逆風が吹き始めたらこの手の会社は衰退するか潰れます。そう考えると、追い風に頼り切りの会社は投資先としては貧弱だと思うのです。

本当にすごい会社は、「成熟産業」などの追い風が吹かないときですら着実に成長していくものです。それに、成熟産業はすでに熾烈な競争にさらされているケースが多いです。

これらの点も踏まえて、「厳しい環境でも伸びていく成長企業こそホンモノだ!」と思い至った訳です。

注:成長産業が悪いという話ではなく、成長産業はいわば「バカでも儲かる」ので、経営手腕の良し悪しが見えにくいと言いたいのです。

テンバガーを分析して感じた成功企業の法則3つを解説

そこで僕は、成熟産業の中から着実に成長する会社をあれこれ調べました。調べていくうちに、ホンモノの成長企業は以下の3点をおさえていると感じました:

以降では、それぞれのポイントについて解説していきます。

1つ目が「健全に成長している会社は借金が少ない」です:

そもそも、優れたビジネスをするのに借金は必要ありません。借金が必要になるビジネスは「先手必勝型」のものくらいです。(鉄道とか)

だいたいのビジネスは「後発組」でも良い製品、良いセールスがあれば勝てます。

成熟産業で無借金でも成長できる会社は、だいたい競争力があって「急がずゆっくり前に進んでりゃそのうちデカくなる」ところです。この手の会社は無茶をしないので着実に一歩一歩進みます。

2つ目が「収益性が高いビジネスに一点集中している」です:

どんな世界もそうですが、「片手間な努力」で勝てるほどビジネスは甘くありません。だから、あれこれ幅広く手を出す会社は微妙です。

名だたる成功者は、だいたい「一点集中」で成功しています。アマゾンのジェフ・ベゾス、マイクロソフトのビル・ゲイツなどなど。彼らは「マルチプレイヤー」だったから成功した訳じゃないです。

むしろ、限られたエネルギーを、自分の得意分野に「一点集中」することで成功を収めています。なんでも屋に成功者はいません。

3つ目が「ブランド力を維持できるカラクリがある」です:

脳みそまで筋肉の「脳筋プレイヤー」では企業を成長させることはできません。できたとしても、ある程度までいったら頭打ちします。

それもそのはずで、僕ら人間が使える時間は1日24時間まで。脳筋プレイで週30時間残業したとしても、できることには限りがあります。

だからこそ、「苦労しなくても競争に勝てる環境」や「効率的に仕事をこなす仕組み」がある会社は強いです。

それこそ、生産性が2倍ある会社では、従業員が平均の半分で済みコストカットできます。あるいは、同じ従業員を雇って売上を倍増することもできます。

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「ホンモノの実力」を見極めたい!

今回の話を改めてまとめるとこんな感じ:

①健全に成長している会社は借金が少ない
②収益性が高いビジネスに一点集中している
③ブランド力を維持できるカラクリがある

僕が知りたいのは「トレンドに乗って成功する会社」じゃなく、「トレンドに頼らなくても成功できる実力のある会社」の共通点です。

ホンモノの実力がある会社は、成長産業じゃなくても成長します。それこそ、スターバックス<SBUX>なんか、シンプルな「コーヒー屋さん」ですが世界規模の超絶優秀な成長企業になりました。これこそホンモノの実力です。

ホンモノの成長企業はトレンドに左右されません。衰退産業への投資はキツイですが、「ほぼ確実になくならない産業」に焦点を絞り込めば、かなり高精度で勝てる気がするのです。

– 中原良太