最悪のタイミングで株を売買する人のメンタル要因3つをカンタン解説
From: 中原良太
自宅のリビングより、、、
先日、こんなツイートをしたら反応が良かったです:
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【最悪のタイミングで株を売買する人の3パターン】
①リスクの取り過ぎでメンタル崩壊
②「未来が分かる」という自信過剰
③「損を取り戻す」という焦燥感
根本原因はメンタルです。メンタルがバカだと、この手のミスをなんども繰り返します。学ばないバカは死ぬのみです。https://t.co/NwKOtvsrcw— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) May 4, 2020
このツイートは、僕が自分で忘れないための備忘録(びぼうろく)としてつぶやきました。つぶやきながら自分の胸をえぐるような気持ちになって辛かったです(苦笑)
ちなみに、このツイートでは「学ばないバカは死ぬのみ」なんて煽っていますが、「学ばない」という部分はけっこう重要です:
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「学ばない」と付いているのがポイントです。バカは治ります。僕もバカでした。でも「学ばないバカ」は本物なので治りません。
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) May 4, 2020
フォロワーさんに「怖いよ…」と言われましたが、大事なことなのでキツめの表現を使いました。僕自身、自分で自分のキズをえぐっていたので、グサリと響いた方もいたんじゃないでしょうか。
そこで今回は「最悪のタイミングで株を売買する人の3パターン」についてガッツリまとめていきます。この手の「失敗しないための学び」はめちゃくちゃ価値があります。共有すべき学びは共有していきますぜ。
最悪のタイミングで株を売買する人のメンタル要因3つをカンタン解説
先ほどのツイートでも書きましたが、大事なポイントは以下の3つです:
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①リスクの取り過ぎでメンタル崩壊
②「未来が分かる」という自信過剰
③「損を取り戻す」という焦燥感
以降では、それぞれのポイントについて深堀りして解説していきます。
1つ目が「リスクの取り過ぎでメンタル崩壊」です:
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「①リスクの取り過ぎでメンタル崩壊」
リスクの取り過ぎは2つの点で良くない。1つは追証などで退路がなくなる点。もう1つはストレス。リスクを取り過ぎるとストレスでメンタルがやられます。思考がストップすると賢者もバカになります。不安で夜も眠れない人は、だいたいリスクを取り過ぎです。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) May 4, 2020
ありがちな例が「借金をして株を買う」とか「手を出しちゃいけないカネに手を出す」などです。
リスクを取り過ぎる最悪の例が、「追証」にかかって最悪のタイミングに損切りさせられる…などです。これは直接的なもの。
ただ、間接的だけど深刻なのが2点目で「リスクを取り過ぎると冷静で居られなくなる」という問題があります。
「何も考えられなくなる脳みそ縛りプレイ」では、おのずと株式投資でも判断ミスにつながります。
特に、「頭では分かっているけど身体がついてこない系」もリスクの取り過ぎ。自分の許容量に合わせて運用するのが大事です。
2つ目が「「未来が分かる」という自信過剰」です:
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「②「未来が分かる」という自信過剰」
決め打ちに走るのがこのタイプ。天気予報で「明日の降水確率は100%です。間違いありません」なんて気象予報士がいたら怪しく感じるハズ。でも株になった途端、この間違いをしてしまう人が出てきます。未来に絶対はありませんから、自信過剰はご法度です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) May 4, 2020
これは自分のことを棚に上げてて滑稽です。そもそも未来など予測できたら、自分はすでにお金持ちのハズ。
でも、そうじゃない一般人が「自分には未来が分かる」と勘違いしてしまうから不思議です。
この手の勘違いをしたら、だいたい失敗する前兆です。即断即決で判断するのではなく、いったん考えを寝かせた方が無難です。
3つ目が「「損を取り戻す」という焦燥感」です:
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「③「損を取り戻す」という焦燥感」
アツくなりやすい人はこのタイプ。このタイプが危ないのは「損を取り戻すために大きなリスクを取る」という判断をしがちだからです。運が良ければ復活できますが、運に人生を委ねること自体が間違っています。アツくなったときは判断を保留して「休む」のが吉。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) May 4, 2020
「損を取り戻したい」という考えは人間の本能のようなものなんで、気を抜くとすぐにポッと表れてきます。
僕自身、コレはけっこー当てはまっていて、今年3月にガツンと損をしたときは、この焦燥感を抑えつけるのに必死でした。
ただ、株取引においては「大きく動くべきとき」は、そう多くありません。だいたいは「小さく動く」のが正解なので、焦って大きく動き過ぎないよう気をつけるのが良いかと。
どれか1つでも満たせばアウト
今回の話を改めてまとめるとこんな感じ:
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①リスクの取り過ぎでメンタル崩壊
②「未来が分かる」という自信過剰
③「損を取り戻す」という焦燥感
そして、最後にちょいとだけ補足でコメントします:
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コイツらが厄介なところは、「どれか1つでも満たしただけで、これまでの努力がカンタンに吹き飛んでしまう(水の泡になる)」という点です。2020年3月に判断ミスで大きくやられた人は、おそらくこの3つのうちどれかに当てはまります。1つでも満たすとアウトなので、徹底的に遠ざかるのが大事です。
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) May 4, 2020
「3つのうち1つしか当てはまらないから大丈夫」という考えは甘すぎ。間違いです。1つでも満たせばアウトです。
だからこそ、3つ全てを遠ざけるようにしましょう。僕も気をつけます…。
– 中原良太