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原油価格マイナスは、僕ら投資家や経済にどんな悪影響を与えるのか

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

4/21に原油価格がマイナスになりました。そんな中、こんなツイートをしたところ、このツイートは1週間で最も読まれました。

僕も原油は素人ですが、気になって仕方がありません。僕と同じで、みんな原油が気になっているんですね…。

そこで今回は、「原油価格マイナスから、僕らが取るべき対策は何か?」という話を深堀りしていきます。

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復習:原油価格はなぜマイナスに?

「原油価格がマイナスになった流れ」を知らない方は居ないでしょうが、念のために復習しておきましょう。流れはこんな感じ:

産油国が原油を増産した(供給↑)

供給が増え、原油価格が下がった

安い原油を業者がたっぷり仕入れた

新型コロナで原油を使わなくなった(需要↓)

需要が減り、原油タンクがぱんぱんになった

原油の買い手が不在になった

原油先物を持っていても現受けできない

「お金を払ってでも原油を引き取って欲しい」
(=原油価格がマイナスになった)

この流れで、5月限月の原油先物が初めてマイナスとなりました。「価格がマイナス」というのは、「お金を払ってでも売りたい」ということ。

乱暴に言い表すと、「原油が粗大ゴミのような扱いになってしまった」ということです。

このツイートでも書きましたが、原油価格マイナスはいい経験でした。中でも「価値の下限はゼロじゃない」は覚えておいた方が良さそうですね。

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本題:原油価格マイナスは、経済どんな影響を与えるのか

ここで気になるのが、「原油価格のマイナスは、経済にどんな影響を与えるのか?」です。

原油価格は需要と供給で動きます。だから、①需要が増える(経済活動が再開される)か、②供給が減る(産油国が生産量を減らす)か、どちらかを満たさない限り解消されません。

このツイートをしたあと、サウジアラビアが減産していることが確認されました。ですが、それでも原油価格は上がってきません。

原油安が続けば、経済へも打撃を与える恐れがあります。先にも触れたとおり僕は原油素人ですが、素人なりにも考える必要があると考えました。

そこで今回は、僕ら個人投資家が投資家にとってのポイントを考えてみました。個人的に大事だと感じたのは以下の2点+αです:

【原油価格マイナスについて知っておきたいこと】
◯影響1:生産者(米シェール産業)のマイナス
◯影響2:購入者(電力会社etc)のプラスとマイナス
+α:購入者(トレーダーetc)のマイナス

第一に、生産者にとっては明らかにマイナスです。商品が売れないうえ、タダでも買い取ってもらえないのですから。

第二に、原油を買い取る側にとってはプラスの側面とマイナスの側面があります。

プラスの側面としては、「原油が安くなればコストが抑えられる」こと。マイナスの側面としては、「生産者が倒産したら共倒れになる」ことです。

原油になじみのある産業へ投資している場合、プラスの側面だけでなくマイナスの側面にも注意を払っておいた方が良いでしょう。

+αとして、利用目的とは別に原油を扱う人(トレーダー)にもマイナスがあります。つまり、金融機関もダメージを受ける可能性があります。

とはいえ、金融機関の業績はブラックボックス化されていて、規模感が分かりません。ひとまず、1つ目と2つ目の影響を注視しておくと良いかと。

とりわけ、投資先の有価証券報告書を読んでみて、「事業等のリスク」の項目で、原油へ依存している企業へ投資している場合は注意が必要です。

ちなみに、シェール産業はCLOという債券を発行しており、シェール産業が倒産すると貸し倒れにつながる可能性があります。

さいきんはFRBが救済へと動いているようなので、直接的な影響は小さいでしょう。とはいえ、インフレなどの「遠回りな」影響もありそうです。

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まとめ:買う側・売る側・そしてインフレ

話をまとめると、大事なポイントは以下の3つかと:

【原油価格マイナスで気をつけたいこと3つ】
◯生産者へ投資をしている場合は打撃に注意
◯購入者へ投資をしている場合はプラスとマイナスの両方に注意
◯インフレなどの「遠回りな」影響にも注意

僕の投資先にも、「原油を使っている会社」はいくつかあります。良い会社なのですが、業績が悪化しそうなので覚悟を決めておきます…!

また、最後の「インフレ」は投資先を問わず、現金を持っている人は全員がダメージを受けます。被害を最小限に食い止めるため「純金を買う」「現金を減らし株を買う」など、現金からの避難を考えておくのが重要でしょう。

– 中原良太

PS

YouTube動画でも解説しています。
ぜひご視聴くださいませ〜。