[4/22]日経平均株価の見通し:原油がマイナス、リーマンショック級の暴落が再来か?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

朝起きたらTwitterのトレンドに、
「原油0円」が出ていたのでビビりました。

このニュースを見て、
「原油価格がマイナスって、なんやねん!」
というツッコミを受けそうですが、

間違ってません。これで合ってます。

「原油価格がマイナス」になるまでの、
具体的な流れはこんな感じ:

産油国が原油を増産した(供給↑)

供給が増え、原油価格が下がった

安い原油を業者がたっぷり仕入れた

新型コロナで原油を使わなくなった(需要↓)

需要が減り、原油タンクがぱんぱんになった

原油の買い手が不在になった

原油先物を持っていても現受けできない

「お金を払ってでも原油を引き取って欲しい」
(=原油価格がマイナスになった)

とはいえ、マイナスになったのは、
5月限月の原油先物だけです。

原油の需要がすべてなくなった訳ではないので、
あくまで一時的とは思いますが、びっくり仰天です。

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短期的な見通し:いまのところは大丈夫

史上はじめての原油マイナス価格を受けて、
「株価が暴落するんじゃないか?」
と心配な方もいるでしょう。

たしかに、原油価格マイナスが先月に起きていたら、
株式市場は大荒れだったかもしれません。

3月の時点で原油価格はだいぶ下がり、これが原因で、
「アメリカのシェール産業(産油産業)が倒産するのでは?」
なんて懸念が浮かび上がっていました。

シェール産業は大量に銀行からお金を借りているので、
「シェール産業が潰れたら、銀行も潰れるかもしれない」
「銀行が潰れたら、2008年のリーマンショックが再来かも?」
という市場不安が広がっていました。

ですが、

FRB先輩がジャンク債の購入に乗り出していたおかげで、
原油価格マイナスの悪影響はあるていど吸収してくれました。

FRBは銀行からシェール産業の債権を引き上げることで、
「仮にシェール産業が潰れても銀行が潰れない」
ように手配したのだと思います。

シェール産業が潰れるだけでも経済打撃は大きいですが、
「信用不安さえ防げばリーマンショック級のダメージは避けられる」
というロジックなのでしょう。

以上を踏まえて、

たしかに株価暴落のもあるでしょうが、僕は、
「日経平均株価が25日線を割れないかぎりは、ひとまず平気」
くらいに考えています。

ちなみに、日経平均株価のチャートはこんな感じ:

日経平均株価が25日線を割り込むと一気に弱気に転じます。
なので、そうなったときには損切りする準備をしておきましょう。

せっかく日経平均が1カ月高値を更新していて、
「また盛り上がってくるかなぁ…?」
と期待してたのですが、残念です。

また、新興株のイケイケドンドン相場はひとまず終わりました:

日経JASDAQ平均は5日線を割り込んだので、
ひとまず「新興株ブームは終了」と考えて良いでしょう。

日経JASDAQ平均は日経平均株価より素直に動きますので、
早いうちに新興株を処分しておかないと痛い目に遭いそうです。

かくいう僕自身、新興株をいくらか保有しているのですが、
利益確定できるものはさっさと利益確定してしまって、
なるべく身軽な状態を保っておこうと思います。

幸運にも4/21はストップ高を2つ掴めましたが、
ちゃんと利益確定できるか心配しております…。

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長期的な見通し:インフレの可能性が高まった

「FRBがジャンク債を買い入れたから原油安でも大丈夫!」
というのは、あくまで短期的での話。

世の中、そんな都合の良いように動くはずがありません。
すべての金融施策には穴がありますから、どこかでしわ寄せが来ます。

僕個人としては、原油安のシワ寄せは、
物価上昇(インフレ)になって跳ね返ってくると見ています:

僕が「物価が上がる」と見ている理屈は次のとおり:

FRBがシェール産業にお金を貸している銀行を肩代わりする

(原油安が戻らなければ)そのままシェール産業は潰れる

FRBのおかげで銀行は助かる

とはいえ、肩代わりのために刷りまくった金はおじゃんになる

ドルの価値が薄れ、ドルを持つ人全員が「インフレ」というシワ寄せを受ける

…とまぁ、かなり乱暴ですがこんなシナリオです。
(シワ寄せが誰にもいかないと考えるのは楽観的過ぎるかと)

よって、中長期目線での投資をする際は、
「どうすればインフレのダメージを軽減できるか?」
という視点から考えるのが良いでしょうね。

インフレ対策として優れている資産としては、
「需要が一定以上たもたれる可能性が高いもの」
「供給が意図的に増やせない可能性が高いもの」
を選ぶのが効果的です。

代表的な資産としては、
金や株式やジャンク債です。

インフレが本当に起きるのか、
起きたとしてどれほどの規模になるか、
それは未来にならないと分かりません。

ただ、
「インフレに備える必要性」は、
これまで以上に高まっているでしょう。

ぼく個人としても、
計画どおり、株を買い増していく予定です。

物価が上がっても資産を失わないように、
「負けない運用」を目指して最善を尽くします!

– 中原良太