From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

専業投資家を志す投資家の卵からの相談を、
インターネットで発見しました:

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30代でフリーターをしています。

実家で肩身が狭くなってきました。

アルバイトをしているだけでは、
誤魔化せなくなってきました。

でも、働くのが嫌いです。

だから、専業投資家を目指しています。

貯金は現在100万あります。
これを元手に専業投資家になりたいです。

早ければ3年後、遅くても10年後には、
家を出て一人暮らしができる専業投資家になりたいです。

この動機は不純でしょうか。

私は専業投資家として成功できるでしょうか。
それとも、考えが甘いのでしょうか。

※脚色・編集を含みます
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中原からの回答:

「働くのが嫌だ!!!」という気持ち、
すんごくよく分かります。

嫌な客。
嫌な上司。
嫌な通勤電車。

仕事って、辛いことばかりです。

ちなみに僕も、
「辛い仕事はしたくない!」
という気持ちで株式投資を始めました(笑)

学生の頃に、パン工場で働いて、
めちゃしんどいかったんですよ…。

この経験で、
「お金を稼げないとこういう人生になるんだ!」
と感じ、恐怖に震えました。

そして、
「自分でお金を稼げるようになりたい!」
と考え、株式投資をはじめました。

だから、
「辛い仕事をしたくない!」
という質問者さんの話は、

ぜんぜん不純じゃないというか、
人として当然の欲求だと思います。

◆  ◆  ◆

そんな質問者さんに、
僕から言えることは1つ。

それは、
「専業投資家はそんなにラクじゃねーぞ!」
という話です。

…残念ながら(汗)

「専業投資家になりたい!」とか、
「専業トレーダーになりたい!」とか、

ぼくの仕事がら、
こういう話しをしてくれる人が、
周りに集まってきます。

でもね。

いろんな心理学研究とかを見る限り、
「専業投資家になると幸せになれそう!」
と感じるデータはあんま無いんですよ。

唯一良さげなデータとしては、
「人生に自由を感じると幸福感があがる!」
という研究はあるのですが、

それ以外は、けっこー厳しめ。

たとえば、

専業投資家は収入が安定しませんが、
「収入が不安定だと不幸になるぞ!」
というデータがあったり、

専業投資家は運用以外で労働しませんが、
「仕事を失うと不幸になるぞ!」
というデータがあったり、

専業投資家は職場の人付き合いが減りますが、
「孤独はタバコよりも身体に悪いかも!」
なんて話しもあったり。

とにかく、

「専業投資家になると幸せになるぞ!」
と感じるデータがないんですよ。

僕自身、
「専業投資家になってもヒマでしょ?」
と思う立場の人間なので、

投資家になってお金を稼ぐメリットは、
「自分の好きなように仕事を選べる」
ことだろうなぁと考えています。

専業投資家とはまた違う経験ですが、
ぼくは大学時代に留年した経験があります。

「同じ1年間を繰り返す」
「しかも大学の授業はほぼ無し」
「誰からも求められない暇な生活」

こういう暮らしって、思っている以上に、
息が詰まるんですよね。

「自分が死んでも誰も気づかない」と感じると、
めちゃくちゃ寂しい気持ちになるんですよ。

だから、むやみに、
「専業を目指すぞ〜!」
なんて気負うことなく、

「お金を増やす力を身に着けて、
嫌な職場や上司に、足元を見られないようになるぞ!」
くらいの気持ちで頑張るのがちょうど良いかと。

あと、さいごに。

「100万円を元手に専業投資家に!」

これだけは、止めた方がよいかと。

株式投資や株取引の練習をするなら良いですが、
「これで食っていく!」というのはほぼ不可能です。

徒労に終わる可能性が高いので、

「良い職場を探してお金を貯める」ことに、
時間とエネルギーを使った方が、
幸せになれると思います…。

– 中原良太