From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

1年で2000万円を失ってしまった、
悩める投資家の相談をインターネットで発見しました:

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40歳の妻子持ちです。
1年で2000万円を失いました。
資産の3分の1を減らしてしまいました。

損失のことを思い出すと、
立ちくらみにあったようにクラクラします。

家族に顔向けできません。
辛い以上に、自分を許せません。
自分のバカさが嫌で嫌で仕方がありません。

どうすれば、バカな自分を許せますか?
助けてください。

※脚色・編集を含みます
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中原からの回答:

1年で2000万円…!
家を買えるくらいの金額ですね。

難しいかもしれませんが、
質問者さんはまずは「落ち着いて」。

大金を失い自暴自棄になると、
ささいなことでミスも増えるので、
さらに悪循環に入ってしまいます。

かくいう僕自身も株取引では、
何度も痛い目に遭っています。

「カッコいい理由」で損をするなら良いのですが、

「なんとなく買った株が暴落した」とか、
「惚れ込んだ会社の業績が急悪化した」とか、
「発注を間違えて株を多く買いすぎてしまった」とか、
しょーもないミスでお金を失ってきました。

自分が損をしているときは、
周りに対してもピリピリしてきます。

怒りや悔しさ、嫉妬。
頭の中はドロドロの感情が渦巻きます。

ひどいときには、
ニコニコしている友人を見るだけでも、
なんだか腹立たしくなってきます。

罪悪感が強くなると、
家族の笑顔を見るのが辛くなります。
「パートナー」にも言い出しにくい。

布団に入ってからも損のことが、
頭の中でぐるぐる巡ります。
ロクに夜も眠れません。

「こんなことになるのであれば、
投資なんてやらなきゃ良かった」と、
感じてしまう瞬間もあります。

でも、

完全に「自分の判断ミス」が原因なので、
誰も責めることができないんですよね。

「自分が悪い」と分かっているけど、
それがなかなか認められない。

心の奥底では分かっているのだけど、

「トランプ大統領の発言のせいだ」とか、
「あの銘柄を推していた○○のせいだ」とか、
どうしても誰かに押し付けたくなるんです。

こればっかりは時間が経たないと腑に落ちません。
まずは冷静になるために時間をかけましょう…。

◆  ◆  ◆

そんな質問者さんに、
僕から言えることは1つ。

それは、
「落ち込めるだけ落ち込んでおけ!」
ということです。

僕らは個人投資家である以前に人間です。

僕ら人間の感情は気まぐれで、
「自分の思い通りに操る」ことはできません。

ネガティブな感情を抑えようとしても、
逆に感情が悪目立ちしてしまうので、
逆効果となる可能性が高いです。

だから、操るのを止めましょう。

その代わりに、
「落ち込んでいるときは、
落ち込めるだけ落ち込めば良い!」
と考えましょう。

落ち込めるだけ落ち込んで、
どん底まで行くのが良いかと。

ただし、注意点が2つあります。

1つ目は、株取引を休むこと。

感覚的に株を取引すると、
十中八九失敗します。

心が感情的になっているときは、
株取引はお休みしましょう。

2つ目は、「感情的な行動」は慎むこと。

僕らは感情をコントロールできませんが、
自分の行動はコントロールできます。

たとえば、怒りを感じたとき。

怒りに任せて「アイツを殴りたい!」と感じても、
実際に殴ることはないでしょう。

僕らは賢いので、心はコントロールできなくても、
「感情的な行動」は抑えられるはずです。

この2点を抑えたうえで、
「落ち込めるだけ落ち込んでみる」
と良いと思います。

ネガティブな感情を感じると、
僕らは「逃げ出したい!」「抑えたい!」
と感じるものですが、

それでも僕らがネガティブな感情を持つのは、
上手に使えば「未来に役立つ」からです。

この悔しさを忘れないでください。
この無力感を忘れないでください。
この嫌悪感を覚えておいてください。

嫌になるほど感情と向き合って、
「2度と同じことを起こさない」ように、
次の手を考えましょう。

質問者さんはつらい思いをしたでしょう。
あなたは大事な分かれ道に立っています。

この経験を「糧」とするか、
この経験で「亡骸」となるか、

どちらの道を選ぶかはあなた次第です。
あなたは、どちらを選びますか?

– 中原良太