From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

年金ぐらしをしながら、着実にお金を増やしたい!
と悩める投資家の相談をインターネットで発見しました:

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65歳です。年金で暮らしています。
若い頃にうつ病にかかり会社を辞めました。
だから、年金が少ないです。

うちにはお金がありません。
これからの老後がとても心配です。

だから、資産運用で増やそうと考えています。

現預金100万円を元手として、
毎月に5万円を稼ぐ方法はありませんか?

デイトレードは危険だと聞いたので、
中長期で投資をしようと考えています。
いまは、仮想取引で訓練中です。

将来が心配で心配で、仕方がありません。
安心できる方法を教えてください…。

※脚色・編集を含みます
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中原からの回答:

先日、金融庁がこんな発表をしました:
「平均的な家庭は、老後資金に2000万円が必要だ!」

さいきんはもっぱら、この発表が物議を醸しています。

「年金さえあれば老後は大丈夫!」
なんて甘い考えを持っていた人たちは、
「聞いてないぞ〜!」と怒っているみたい。

とはいえ、

僕ら個人投資家からすれば、
「いまさら分かりきったことを…」
と感じることですよね(汗)

「少子高齢化が進んでいるぞ〜!」
「年金の財源が確保できないぞ〜!」
という話は昔からある訳で。

僕らはとうの昔から、
このことに気づいていました。

だからこそ僕らは、
「資産運用でお金を増やそう!」
「株式投資で資産形成しよう!」
と考えて、投資しているワケです。

まぁ、そんな話はさておき。

質問者さんのように、
「老後資金をどうしよう…?」
と悩んでいる人は多いはず。

たしかに、

とつぜん「2000万円用意しろ」なんて言われても、
そんな大金、急に用意できるハズもありません。

それに、

質問者さんのように、
「やむを得ない理由」で、
年金が少ない方も多いでしょう。

そんな方にとっては、
金融庁の「2000万円」の発表は、
泣きっ面に蜂の情報ですよね…。

「なんとかして老後資金を工面しなきゃ…!」
と慌ててしまう気持ちも分かります。

僕も質問者さんと同じ境遇だったら、
「どうやってお金を工面すれば良い…?」
と、必死に考えると思います。

◆  ◆  ◆

そんな質問者さんに、
僕から伝えられることは1つ。

それは、
「老後が不安なら投資するより働け!」
という話です。

質問者さんは、
「元本100万円で毎月5万円の収入を!」
と考えているようですが、

質問者さんの考える、
「毎月5%ずつコンスタントに増やす」ことは、
まず不可能です。

一般的に、株式投資の利回りは、
「年に5%」と言われています。

しかも、

「お金が半分になってしまう」ほどの、
大きなリスクを背負ったうえで、
「年に5%」の利回りです。

仮にお金を増やすことができたとしても、
プロでも上位2%くらいの実力が必要かと。

それと残念ながら、資産運用は
「生活資金の確保」には不向きです。

なぜかというと、
「資産運用で得られる収益は、
不安定だから」です。

きっと、

今のまま株式投資をはじめても、
「ぜんぜんお金が増えない…!」
「確実にお金を稼がなきゃいけないのに…!」
と、むしろ焦りを誘発するだけです。

むしろ、

資産運用のように収益が不安定なビジネスでは、
「余裕資金を作る」目的に合っています。

よって、

「絶対に稼がなきゃいけない」なら、
労働して稼ぐのがもっとも確実です。

さいきんは、

定年後も働くことのできる、
労働制度が充実してきました。

「お金が足りない!」と言うなら、
投資よりも労働をすべきです。

まとめると、

「確実さを求めるなら、働くべし!」
「余裕を求めるなら、投資すべし!」
ということですね。

「投資は余裕資金で行いましょう!」
「生活資金に手をつけてはダメ!」
という教訓があるのは、

こういう背景があるからなんですよね…。

– 中原良太