From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

70歳の悩めるデイトレーダーの相談を、
インターネットで発見しました:

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70歳です。投資歴は5年です。
チキンなので低リスクで運用しています。

具体的にはデイトレードをしています。
1年ずつ、運用資金が目減りしています。

年単位では、毎年負けています。
100万円以上、損をしました。

年金暮らしなので収入は限られています。
仕事も見つかりません。

モニターの見過ぎで、目も悪くなりました。
お金も時間も、たくさん失いました。

失った時間を、もっと有意義に使えば良かったです。

デイトレードがいけなかったのでしょうか。
スイングトレードなら勝ちやすいのでしょうか。

プロと私との違いは何でしょうか。
彼らの成績はウソなのでしょうか。

勝つためには何が必要でしょうか。
このまま負けて終わるのも悔しいです。

※一部、脚色を含みます
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中原からの回答:

「5年連続でマイナス」は、
辛かったでしょう。

デイトレードの世界は競争が激しく、
「使えるノウハウ」も出回っていません。

きっと、

五里霧中・暗中模索の中、
悪戦苦闘されたのだと思います。

また、

「100万円以上、損をした」
とのことですが。

100万円を超える損失は、
想像をはるかに超えるものです。

僕自身、

それくらい損をしますが、
ご飯が美味しく無くなりました。

自分の全てが否定されたような気がして、
うつに近いところまで行ったこともあります。

「自分の努力が報われない」のは、
とてもエネルギーを消耗します。

少しでも光明が見えていれば良いのですが、
「何が何だかまったく分からない」状況だと、
努力する気すら失せてしまいますよね。

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さて、そんな質問者に対して、
ひとことお伝えできることは、

「取引回数を制限する」
ことの重要性です。

デイトレードのような短期取引って、
「取引をすれば取引をするほど儲かる」
というイメージがありますよね。

僕もかつてはそう思っていました。

仕事もプライベートも、
「じっくり手間をかければ」
うまくいくような気がします。

実際、そうですよね。

でも、この感覚は株取引では、
「逆効果」になってしまうんです。

アメリカの有名な研究によると、
「たくさん取引する人ほど損をする」
ことが確認されています。

なぜなら、たくさん取引すると、
「1つ1つの判断が雑になる」
「長い目で計画的に考えなくなる」
といった考え方につながるからです。

それと同時に、
「たくさん取引するので手数料がかかる」
点も見逃せません。

たとえば、

将棋や囲碁などの、
テーブルゲームが下手な人は、
「待った!」を何度も使います。

なぜなら彼らは
「考える前に」行動するからです。

株取引も同じです。
下手な人ほど「考える前に」行動します。

そして、

「間違っても、すぐ売れば良いやw」
と考えるのです。

でも、これでは株取引は上達しません。

「間違えても取り消せる」
という考え方を辞めましょう。

間違いは取り消せません。

将棋や囲碁と違って、
株式投資に「待った」は無いのです。

代わりに、

「1回買ったら、10年売れないとする。
その場合、どんな株を買うだろうか?」
と考えてみましょう。

デイトレードをお休みして、
長期投資で訓練するのがオススメです。

「人生に『待った』はない」

このことを意識することが、
上達につながると思いますよ。

– 中原良太