From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

週末の日本株は、
なんとか反発しました。

よかった。

12日・13日に下落したときには、
「おやおや…?」と心配しました。

科学的には、
「上がりやすい時期!」
ということが分かっていましたが、

科学に頼っているとはいえ、
やはり「百発百中」とはいきません。

ほんと、投資って難しい。

僕らは投資家なので、
「リスクを取って対価を得る」
のが仕事です。

「予想を裏切られること」を、
受け入れることで利益を出します。

ですが、そうは言っても、

僕らは投資家である以前に人間です。
「未来が分からないのは怖い!」
と感じるのも本能です。

予想が外れて、
肩透かしを食らうと、

どんなに頭では分かってても、
「怖い」と感じるものですよね。

特に僕の場合は、

1万名以上の読者やリスナーに向けて
「6/13〜7/1は大相場が来るかも!?」
なんて発信をしているわけです。

プレッシャーはかなりのものです。

「外れたら嫌だなぁ」とか、
「頼むから当たってくれ…」とか、

いつも考えています。

「人事を尽くして天命を待つ」
なんて諺もありますけれど、

まさにそんな感じ(笑)

毎日毎日、

大量の本を読み、論文を読み、
新しい投資法を考え、テストし、

それでも、

「当たらない」ことの連続です。

いやはや。投資って難しい。

◆  ◆  ◆

特に難しいのが「感情」の扱いです。

株式投資では、十中八九の場合、
「感情」が僕らのことを振り回します。

「感情をコントロールしろ!」
なんていう人もいますが、

そもそも僕らは、
感情をコントロールできません。

心理療法士のラス・ハリスによれば、

感情をコントロールしようとしても、
むしろ悪化するばかりです。

そして、

「コントロールできない感情」
が悪さをすると、

衝動的な取引につながったり、
強欲のせいでリスクを取りすぎたり、
恐怖のせいで不要な損切りをしたり、

とにもかくにも、
悪いことばかりなのです。

そして、

「コントロールできない」からこそ、
なおさらタチが悪い。

だからこそ、

僕ら投資家がベストな投資判断をするには、

「いかにしてコントロールできない感情に、
振り回されずにベストな判断をするか?」
という点にかかっていると思います。

ポイントは、

「コントロールする」のではなく、
「振り回されない」ことを意識する点です。

たとえば、

「相場が暴落した!怖い!株を売りたい!」
という衝動に駆られたとしましょう。

こんなとき、

「いやいや落ち着くんだ!」と考えても、
落ち着けません。

本当に慌てていたら、
自分の感情はコントロールできません。

そこで、

「発注に必要なパスワードを複雑にする」
「証券口座へのブックマークを消す」
「証券アプリをスマホに入れない」
のように、

衝動的には取引できない「環境」を作る…
という対応が有効かと思います。

要するに、

「自分を信じずに環境を変える」
ってことですね(笑)

案外、

成功している投資家の人って、
環境によるものが大きいと思います。

大事なのは、

「感情のコントロール」よりも、
「感情をコントロールせずに済む環境づくり」
ということです。

この点を意識するだけでも、

だいぶ、投資がうまくなると思うんですよね…。

…まぁ、それだけやっても、

相場に振り回されるのが、
株の面白さでもありますが…(笑)

【本日の資産変動】
6/13:940万2058円
6/14:946万8607円(+6万6549円)

5年は騰がる!?割安高収益な有望株を発見

ピカイチな銘柄を見つけたので共有:

◯伊豆シャボテンリゾート<6819>

レジャー事業が柱。

同社が運営する施設には、

◯伊豆シャボテン動物公園
◯伊豆ぐらんぱる公園
◯ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン
◯伊豆海洋公園
◯伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと

などがあります。

5月14日に発表した決算では、
2019年3月期は減収減益で着地。
苦戦していました。

とはいえ、

実績値は従来予想から上振れ。
2020年3月期にはふたたび、
増収増益となる見通しです。

「思ったより悪くない」
という印象です。

また、

同社をピックアップしたのは、
2つの理由があります。

第一に、

同社の株価はめちゃ割安です。

割安指標である予想PERは10倍割れ。
割安水準の「15倍」を大きく下回っています。
つまり、とっても割安ということ。

経済学者のJosef Lakonishokの研究:
「Value and Growth Investing: Review and Update」
では、米国株18年分の株価データを集計し、

「予想PERが低い会社の株は、
その後5年間は株価が騰がりやすい!」
ことが確認されました。

「割安株バンザイ!」
ということですな(笑)

第二に、

同社は収益性がめちゃ高いです。

同社の決算書を見てみると、

2019年3月期の、
売上高総利益は2082百万円。

対して、

2019年3月期の、
総資産は2655百万円。

「資産に対する総利益の額」が、
78%と、かなり高い数値です。

「手元にある財産を、
めちゃ上手に活用している!」
ということに他なりません。

これまた論文ですが、
Robert Novy-Marxという経済学者が、

「The other side of value:
The gross profitability premium」
という論文を出しているのですが、

同研究では、米国株47年分の株価データを集計し、
「総利益/総資産が高い会社の株価が、
その後5年間、株価が騰がりやすい!」
ことを確認しております。

まとめると、

「予想PERが低い株は、5年間騰がりやすい!」
「総利益/総資産が高い株は、5年騰がりやすい!」
ということですな。

直感的には、
「予想PERが低い会社は地味!」
と思われがちです。

それに、
「割安になるべくして、割安になったのでは?」
と勘ぐる方も多いです。

たしかに、

この2つの指摘は、
直感的には理解できるのですが、

とはいえ、

現実として、
「割安株の方が騰がる!」
というデータがあるので、

「なんとなく良さそう」で選んだ買い物で、
僕は何十回・何百回と後悔してきました。

そうならないためにも、
僕は感覚よりもデータを信じます(笑)

別に僕は、

「ワクワクしたくて」
株を買うのではなく、

「確実にお金を増やしたい」から、
株を買っておりますので。

購入のハードルも低くて良い。
14日引け時点:1万2200円で買えます。

2018年3月に急騰していたのが目立ったので、
「値動きが激しくておっかなそうだなぁ」
と感じていたのですが。

よくよく調べてみると、
めちゃ良さそうな会社。

ウォッチリスト入りが確定しました。
ぜひあなたも、入れておいて下さい(^^@

機会があれば、
買いたいなぁ〜。

得意な株があるほど儲からない理由

ここでは、YouTube生放送の、
リスナーさんから頂いた、
質問に回答します。

今回、頂いた質問がコチラ:

====================
先日、株好きな友人から、
「得意な株を作ると良い!」と聞きました。

でも、なんで「得意な株」を作った方が、
良いのか分かりません。理由があるのでしょうか?
====================

中原からの回答:

「必殺技を持て!」というアドバイスは、
どんな職業でも言われますよね。

たとえば相撲であれば、

「鶴竜は下手投げが得意…」とか、
「高安は突き押しが得意…」とか、
「白鳳は寄りが得意…」とか。

誰もが必殺技を持っています。

ビジネスでも同じように、

「コンビニは24時間営業で便利」とか、
「ドラッグストアはお菓子が安い」とか、
「デパートは質が高い」とか。

それぞれ異なる強みを持っています。

これと同じように、

「株式投資でも得意な株を持つべきでは?」
と考える方がいるようです。

たしかに、

この文脈で聞くと、
「得意な株があった方が良いかも…」
という気がしてきますよね。

でもね。

実は、
「得意な株を持つ人ほど儲からない!」
可能性が指摘されておりまして。

著名な経済学者コンビである、
ブラッド・バーバーとテランス・オーディーンが執筆した、

「The Behavior of Individual Investors」
によると、

「個人投資家は過去に儲かった株を好む」
「個人投資家は過去に損をした株を嫌う」
という傾向が確認できたのだとか。

そして、そういう個人投資家は、
「儲からない人が多い」んだそうな。

「個人投資家は過去に儲かった株を好む」
「個人投資家は過去に損をした株を嫌う」
というのは、感覚的にはうなずけます。

「あの会社のせいで損をした!」と考えたら、
その会社の株は買いたくないもんです。

でも、

合理的に考えると、

「過去に儲かった株=すでに上がった株」なので、
改めて買うのは割高なんですよ。

一方、

「過去に損をした株=すでに下がった株」なので、
改めて買うのは割安なんですよ。

どちらの方がオトクかは、
冷静に考えれば分かりますよね。

でも、僕ら投資家だって人間です。
「嫌な思い出」は思い出したくありません。
そのせいで、判断ミスがよく起こるんです。

◆  ◆  ◆

さて、ここからが本題です。

「得意な株を持つべきか?」という話ですが、
「そもそも得意な株って何?」という定義が大事です。

「儲けたことがある株」を得意と呼ぶなら、
得意な株を持つメリットはありません。
むしろ逆効果である可能性が高いです。

一方、

「特性を熟知した株」を得意と呼ぶなら、
得意な株を持つメリットは大きいです。
どんどん得意を増やすべきです。

「儲けたことのある株だけを取引する」ことと、
「投資先のことを熟知する」ことは違います。

この点を勘違いしていると、
いつまでも成績が安定しません。

「得意な株を持つこと」というよりは、
「専門領域を持つこと」を意識した方が、
うまくいくと思いますよ。

深く会社や業界のことを分析すると、
利益を出す方法が見えるモンです。

FOMC前、さらに株高が期待できる理由

先週は無事に上昇。
良い1週間でした。

個人的なトレードも、
おかげさまでホクホクです。

月初に出遅れた分を、
着々と取り返しています。

「こんだけ上がったのだから、
そろそろ一服するのでは?」
と考える人も多いでしょう。

さて、次はどうなるか?

◆  ◆  ◆

結論から言うと、
「まだまだ上がる」
と考えています。

メインの理由は3つ。

列記すると、
◯米国の個人投資家がまだまだ弱気
◯暦上は騰がりやすい時期が続いている
◯足元の市況が良好
という3つの理由からです。

第一に、
「米国の個人投資家がまだまだ弱気」
です。

アメリカ個人投資家協会の、
センチメント調査の結果は、

「強気派(Bullish)が26.8%」と、
いまだに低水準が続いています。

米Pension Partners社の調査によると、
「アメリカの個人投資家が弱気なときほど、
株価が騰がりやすい!」と確認されました。

個人投資家が弱気ということは、彼らが
「株を売って現金をたっぷり持っている」
と推察できます。

彼らがさらに株を売るとは考えにくく、
「底打ちを待っている」と考えます。

相場下落が落ち着いてからは、
こんどは買いが強くなるでしょう。

目先3カ月〜6カ月くらいの期間では、
米国株の値上がりが期待できるでしょう。

第二に、
「暦上は騰がりやすい時期が続いている」
という点です。

Anna Cieslakらの研究によると、
「FOMCを起点とした0,2,4,6週目は、
株価が騰がりやすい!」
ことが確認されました。

特にFOMCの直前は株価が騰がりやすい現象も確認されており、
「Pre-FOMC Announcement Drift」と呼ばれています。

今回はプレスカンファレンスも行われるので、
期待感はいつも以上に高いでしょう。

Cieslakらの定義でFOMCサイクルを計算すると、
「6/11〜6/18」が6週目に該当し、
「6/18〜6/25」が0週目に該当します。

この期間は株価が騰がると期待します。

第三に、
「足元の市況が良好」
という点です。

日本株市場は、
「上がったら翌日も上がりやすい」
「下がったら翌日も下がりやすい」
という特徴があります。

TOPIXのチャートに目を向けると、
終値が25日線を回復しています。

足元の動きが良好なので、
「株を買われやすい地合い」
だと期待できるでしょう。

再度まとめると、
◯米国の個人投資家がまだまだ弱気
◯暦上は騰がりやすい時期が続いている
◯足元の市況が良好
という3つの理由で、

「まだまだ株は上がる」と考えます。

上がりやすい時期は、
TOM効果も合わせると、
7/1まで続きます。

市況が悪化した場合も、
「暴落しにくい時期」と考えられますので、

「低リスクで利益を狙えるのでは?」
と考えます。

2週間は株価が騰がりやすい時期です。

特に僕のようにチキンな投資家は、
「少しでもリスクが小さいときに、
株を買いたい!」と考えるものです。

株式投資では、
「リスクを0にする」
ことは不可能ですが、

「頑張ってリスクを抑える」
ことは可能だと思います。

めいっぱいリスクを抑えて、
「最小のリスクで最大の利益を出す」こと。

これが、僕らが目指すべき方向だと思います。

この観点から見れば、
「いまは買い」です。

僕自身、

「次はどんな株を買おうかなぁ?」
と、ワクワクしながら相場を眺めています…。

ちなみにあなたは、
どんなプランで臨みますか?

– 中原良太

【現時点の投資スタンス】
超長期(5年〜10年):売り
長期(1年〜3年):中立
中期(3カ月〜6カ月):買い
短期(1週間〜1カ月):買い