From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

ここでは、YouTube生放送の、
リスナーさんから頂いた、
質問に回答します。

今回、頂いた質問がコチラ:

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働きながら株式投資をしています。
できるだけ早く株式投資でお金を稼ぎたいです。

やはり、リアルタイムで株価を見たり、
たくさん取引した方が有利なのでしょうか?
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中原からの回答:

「株式投資で早く利益を出したいなら、
取引に手間をかけるしかない!」
とてもシンプルなアイデアですね。

このように考える人は、
仕事でお給料をもらうときも、

「手間をかければ手間をかけるほど、
仕事はうまくいくし給料も増える!」
と考えていると思います。

たしかに、

「きちんと仕事をする」人は、成功しそうだし、
「なまけて仕事をする」人は、失敗しそうですよね。

しかし、

科学的に見ると、
「たくさん株を取引するほど儲かる!」
というのは大きな間違いです。

著名な経済学者コンビである、
ブラッド・バーバーとテランス・オーディーンの、
2人が執筆した論文、

「Trading Is Hazadous to Your Wealth」によると、

1991〜1996年の6年間にわたって、
66,465口座の運用成績を調べたところ、

「1カ月あたり運用資金の20%以上を、
買ったり売ったりしている投資家は、
1年あたりの利回りが7%近く悪化した」
ことが確認されました。

ちなみに、
「1年あたり利回りが7%悪化する」
というのは致命的です。

一般的に、株式投資の平均利回りは、
「1年あたり5%」と言われています。

「1年あたりの利回りが7%悪化する」
ということはつまり、

「ひんぱんに取引する人は、
運用成績が、万年マイナスだ」
ということです。(ひゃ〜!)

逆に言えば、
「取引回数をグッと減らせば、
1年あたりの利回りを7%上げられる!」
ということでもあります。

株は取引するものではなく、
「持ち続ける」ものです。

それにも関わらず、
「ひんぱんに取引しよう!」
という風潮があるのには、

2つの理由があります。

1つ目の理由は、証券会社が、
「手数料を多く取るため」に、
取引を推奨するから。

2つ目の理由は、悪質業者が、
「取引した方がすばやくお金を増やせる」
という錯覚をもたせて、取引を推奨するから。

要するに、

「僕ら投資家からお金をだまし取ろうとする、
あぶない人たち」の陰謀だということです。

「たくさん取引しないと株では儲からない!」
「リアルタイムで株価を見ないと株では儲からない!」
というのは、嘘です。逆効果である可能性が高いです。

ちなみに、

先ほどの研究で、
最も利益を出した人達は、

「1カ月あたりの取引は、
運用資金の0.26%まで」
にとどめた人たちでした。

投資の神様、ウォーレン・バフェットは、

「今後10年間市場が閉鎖しても喜んで、
持ち続けられる株(企業)だけを買いなさい」
(Only buy something that you’d be perfectly happy
to hold if the market shut down for 10 years)

と言っています。

「たくさん取引する」ことに、
手間をかけると逆効果です。

あぶない人たちの策略のせいで、
「たくさん取引する=正義!」
と思い込んでいる人がたくさんいます。

決して、彼らのカモにならないように、
僕らは自分で自分の身を守る必要があります。
(ほんと、彼らは許しがたいですよ…)

損をしないためにも、
気をつけましょう。

そして、

上手にお金を増やしたいのであれば、
「取引せずにすむ」ことを目指しましょう…。

– 中原良太