From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

「最先端の投資テクニック」
という言葉を聞くと、

僕ら投資家は少なからず、
「おっ、どんな話だ?」と、
興味を持つでしょう。

それもそのはず。

僕らは「新しい」という言葉には、
めっぽう弱いからです。

「新しく公開された株(IPO)」
「新しい投資理論」
「新しいファンド」
などなど。

「新しい」という言葉があると、
ついつい、飛びついてしまいます。

でも、、、

残念ながら、
「新しい」ものが、
成果に結びつくことは稀です。

たとえば、

ティム・ローランらによる1995年の研究、
「The New Issues Puzzle」によれば、

「新規上場した株は、上場してから5年間、
株価が上がりにくい!」ことが確認されました。
「新しい株を買っても儲からない」ということです。

「新登場!」とか、
「新作品!」とか。

こういう謳い文句に負けると、
分の悪い投資をしてしまうんです。

◆  ◆  ◆

僕らは「新しいもの」に目がありませんが、
新しいものに注目してもお金は増えません。

僕らが注目すべきは、
「古き良き」ものです。

「古き良き株」
「古き良き投資理論」
「古き良きファンド」
などなど。

新しいものは生まれては消えていきますが、
古いものは「良いものだけ」が生き残ります。

だから、

確率的に考えると、
「古いものの方が良い!」
と考えた方が合理的です。

とりわけ、

「古いものを深く学ぶ!」
ことが大事だと思います。

たとえば、

最近、出てきたばかりの、
「若手歌手」の話より、

ずっと昔に出てきた、
「レジェンド歌手」の話の方が、
重みがあるというか、心に刺さりますよね。

「新しい」ものほど表面的に感じるけど、
古いものには「深み」があると思うんです。

「新しさ」よりも「深さ」を求めた方が、
投資って、うまくいく気がするんです。

たとえば、

「11月に株を買い、5月に株を売る」という、
ハロウィン戦略と呼ばれる投資法があります。

古いデータでは、
「江戸時代から有効だった!」
ことも確認されている投資法です。

この手法は、30年以上も昔に、
「有効だ!」と確認されました。

30年も昔から知られているので、
「もう時代遅れになったのでは?」
と感じるでしょう。

でも、、、

この方法は未だに世界的に有効です。

そして、

「どんな業種を買えば有利か?」
「どこの国を株を買うと有利か?」
「どうやって投資先を乗り換えると良いか?」
といった、追加の研究が次々に進められています。

こういう手法を学んだ方が、
新しいものに飛びつくよりも、
よっぽど手堅いと思うんですよ。

◆  ◆  ◆

先週、日本株は好調でした。
おかげさまでお金が増えましたよ〜。
(やった!うれしい!!!)

この調子で、
グイグイ上がってくれると、
嬉しいですなぁ。

僕はいつもどおり、

「新しい投資法」ではなく、
「深い投資法」で攻めていきます。

ちなみにあなたは、
どっちの投資法の方が、
お好みですか…?

【本日の資産変動】
6/6:921万6194円
6/7:934万7158円(+13万0964円)

[株ニュース速報]4期ぶり最高益更新!割安有望株(6月10日版)

めちゃ好調な会社を見つけたのでメモ:

◯アイモバイル<6535>

インターネット広告サービスの会社。

ふるさと納税事業が好調な様子です。

子会社の整理も続けており、
経営体質の改善が進んでいます。

6月7日に決算を発表。
第三四半期累計の経常益は、
通期計画を超過しました。

今期は4期ぶりに最高益更新の見通しで、
業績は絶好調な様子です。

同時に、同社は株主優待制度を廃止。

優待目的で株を保有していた人は、
投げ売りに向かう可能性があります。

とはいえ、

(僕はいつも言っていることですが…)

「株主優待は企業価値とは無関係!」
というのは僕らにとって常識です。

フランコ・モディリアーニとマートン・ミラーの、
経済学者コンビが1958年に公開した論文に、

「The Cost of Capital, Corporation Financeand the Theory of Investment」
という論文がございます。

通称「MM理論」と呼ばれる、
ファイナンス界隈では有名な、
理論が提唱されている論文です。

この理論においては、
「完全市場において、配当政策は株価に影響しない!」
と提唱されています。

ファイナンス界隈では、
全体的に受け入れられている、
超有名な理論です。

それにも関わらず、
「株主優待株」が、
いまだに人気なのは、

いわゆる、

メディアによる買い煽りがあったり、
アマチュアがこぞって買うからで、

特に合理的な理由はありません(汗)

なので、

株主優待制度が廃止されたのは、
特に悪材料と考えなくても良いです。

むしろ、

短期的には株価が下がるでしょうから、

「割安になるチャンス」として、
ポジティブに構えておくと良いでしょう。

同社株は予想PERが約12倍で、
割安水準と言われる「15倍」よりも、
かなり安い水準です。割安ですね。

しかも同社は収益性も高いので、
中長期で値上がりが期待できそう。

同社は借金も少ないので、
相場が悪くなったときにも、
底堅い値動きが期待できます。

いい感じ。

ウォッチリストに追加しておいて、
買い時を伺いたいところです。

ふむ。

僕みたいなチキン投資家には、
こういう「低リスクで勝てそう」な株は、
願ったり叶ったりな銘柄ですなぁ…!

[相談コーナー]3秒で勝てる株情報を見分ける方法(6月10日版)

ここでは、YouTube生放送の、
リスナーさんから頂いた、
質問に回答します。

今回、頂いた質問がコチラ:

====================
愛読している株情報はありますか。
良い情報源があったら教えてください!
====================

中原からの回答:

僕ら投資家の命綱は、
なんと言っても「情報」です。

情報はどの業界でもピンキリで、

「良い情報」を手に入れたら勝てるし、
「悪い情報」に騙されたら負けます。

そして何より、

金融に関する情報って、
「ガセネタ」ばかりなので、
情報選びには注意が必要ですな。

僕がよく読んでいる投資ネタとしては、
「The Journal of Finance」あたりか、
「証券アナリストジャーナル」が鉄板。

「The Journal of Finance」は、
全米ファイナンス協会が発行している、
世界最大規模の金融論文誌です。

金融に関する情報源としては、
ここが最強かと思います。

また、

「証券アナリストジャーナル」は、
日本証券アナリスト協会が発行している、
由緒正しい論文誌です。

日本で出ている株式投資の情報源としては、
これが最強だと思います。

他にも、たまーに読むものとしては、
「Journal of Financial Economics」
「The American Economic Review」
などなど、面白そうなものは読みますね。

◆  ◆  ◆

とはいえ、こんな話をしても、
「難し過ぎィッッ!!!!!」
という反応が返ってきそうです。

そこで、一般書の中からも、
「質の高い情報」を見つける、
お手軽なテクニックをご紹介します。

精度は100%ではありませんが、
確認しないよりはずっとマシかと。

具体的な方法としては、
「本の末尾にある、参考文献の数」
を確かめるという方法です。

根拠もへったくれもない、
「筆者が言いたいことを言っているだけ」系の、
怪しげな書籍には、ほぼ参考文献がありません。

(大体の株本はそうですよ)

できれば、

参考文献の中に、
先ほど挙げたような有名な論文誌が、
ズラリと並んでいる本がベストかと。

つまり、

「難しい論文を読み解いて、
わかりやすく解説している」
本を選ぶと良いでしょう。

あるいは、

偉大な投資家(バフェットなど)が、
推薦している本あたりも良さそうですな。

なんで、こんな話をするかというと、
株本って、本当に品質がピンキリなんです。

ひどい株本の場合は、
「セミナー業者が宣伝目的で売っている」
ことも多々あります。

彼らが本を出しているのは、
「読者に利益を出してもらうため」ではなく、
「自分が利益を出すため」ってことです。

それに、

あまりに無勉強な人が、
「株本を執筆している」
場合も多々あります。

それこそ、

本気で投資で利益を出したいなら、
(そして他人を知識を教えるなら)

論文の10本や20本くらい、
当然、読むべきですよね。

なんといっても、
プロなんですから。

それもせずに、
「私はこうやって儲けた」系の、
本を出している人は、

「怠慢」と言っても、
差し支えないと思います。

本当に優れた本は、

たっくさんの研究が詰め込まれていて、
読めば読むほど読者の視野が広がって、

「賢い投資家になることを、
手助けしてくれるような」
示唆に富んだ本だと思います。

「これをやれば儲かる」系の本とか、
「私はこうして成功した」系の本とか、
そういうのは微妙なことばかりなんで、

騙されないで下さいね…!
(僕からの切なるお願いです)

これから、

本を買う時は、書店にいって、
パラパラとページをめくって、
参考文献の数を数えてみて下さい。

数が少ないものは怪しいんで、
買わない方が良いかと思います。

ちなみに、

「株雑誌」は買っても価値が無いに等しいので、
買う必要は無いと思いますよ〜。

そして、

僕の手がけた本も、
実は参考文献が少ない。
なんてこった!!!

[日本株見通し]まだ暴落の危機は去っていない…?(6月10日版)

「目先、6カ月で上がる確率は83%」
「目先、1カ月で上がる確率は70%」

という話を、連日してきました。

この根拠としては、

アメリカ個人投資家協会(AAII)が公開する、
「AAIIセンチメント調査」の結果が、
超弱気だったことがあります。

過去30年において、
「アメリカの個人投資家が弱気だと、
それから3カ月〜6カ月上がりやすい!」
というデータがあるんですよ。

それに、

日本株市場の傾向として、
「相場が上がると、翌日も上がりやすい!」
という傾向があります。

特に、週初めはこの傾向が強いです。

Journal of Banking & Financeに掲載された1989年の論文、
「A twist on the Monday effect in stock prices:
Evidence from the U.S. and foreign stock markets」
によると、

1930〜1981年の約52年分の米国株データを集計した結果、
「週末が強気相場だと、週明けも上がりやすい!」
という傾向が確認されたんですな。

先週末の6/7は相場が強かったんで、
週明けは買い時かもしれません。

とはいえ、、、

一点だけ、注意点があります。

それは、

「6/12までは、まだ暴落する可能性があるから、
しばらく油断しないほうが良い!」という話です。

世界最大規模の金融論文誌、
The Journal of Financeに掲載された論文、

「Stock Returns Over the FOMC Cycle」によると、
「FOMCから1、3、5週間目は株価が下がりやすい!」
というデータが得られました。

この現象は1994年以降、
20年以上続いているんですな。

ちなみに、

6/5(水)〜6/12(水)は、
「FOMCから5週間目」ですので、
ちょうど下落しやすい周期です。

仮に暴落があるとすれば、
この期間にあると考えられますんで、
念の為に注意しておいた方が良いかと。

一方、

この期間さえ過ぎてしまえば、
今度は「上がりやすい期間」が、
はじまると考えられます。

6/12〜6/19の1週間は、
お金を増やすチャンスです。

この期間は、リスクを取ってでも、
チャンスを掴みにいきたいところ。

もうしばらく、ゆっくり待ってから、
満を持してから買いに行く!
というのが、良いかと。

ここまでの話をまとめると、

◯米個人投資家が弱気、1カ月〜6カ月は上がりそう!
◯週末が強気だったから、週明けも上がりそう!
◯ただし、FOMCサイクル的には12日まで暴落に注意!
といったところかな。

もちろん、
「今すぐ買う」のも、
良い作戦だとおもいます。

僕自身、

先週末の水曜日に株を買って、
チキンになりつつも週末を持ち越しました。
これからチャンスが来ると思います。

5月は相場が大きく下がったので、
僕はとっても悔しい思いをしました。

この無念を晴らすべく、
準備万端で臨みます…!

– 中原良太

【現時点の投資スタンス】
超長期(5年〜10年):売り
長期(1年〜3年):中立
中期(3カ月〜6カ月):買い
短期(1週間〜1カ月):中立