From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

ここでは、YouTube生放送の、
リスナーさんから頂いた、
質問に回答します。

今回、頂いた質問がコチラ:

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有望な割安株を買っているつもりです。
でも、いつも決算発表で期待を裏切られます。

「信じていい会社」と「疑うべき会社」は、
どうやれば見分けられますか?
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中原からの回答:

「名声を打ち立てるには一生かかるが、
台なしにするには5分とかからない」

これは、投資の神様と呼ばれる、
ウォーレン・バフェットの言葉です。

信頼はビジネスに不可欠です。
「信頼こそビジネスの全て!」
と言ってもよいでしょう。

しかし、

残念ながら、世の中には、
「人から時間や金を搾取してやる」
と考える悪者がたくさんいます。

いわゆる、
「サイコパス」的な、
ブラック企業がわんさかあります。

あまりに労働環境が厳しいせいで、
「自殺する社員」が出るほどです。

そして、

これは上場企業も例外ではありません。

上場企業の中にも、
「会計を操作する」ことで、
投資家から金を巻き上げる会社があります。

しかも、

質が悪いことに、彼らは、
「合法的に会計を操作する」ので、
訴えることができません。

最悪です。

だから、

僕ら投資家は、
「自分のお金と時間を守る」ためにも、
危ない会社を見分ける必要があります。

サイコパス企業を見分ける方法は、
いくつかあります。

その中でも、今回は。
ジョセフ・ピトロスキーという、
シカゴ大学の経済学者が考案した、

「サイコパス企業の見抜き方」
をご紹介しましょう。

ジョセフ・ピトロスキーが2002年に公開した
「Value Investing: The Use of Historical Financial
Statement Information to Separate Winners from Losers」
という論文で、

「不正会計の疑いがある会社」
を見抜く方法が公開されています。

もっと有効な方法はあるのですが、
今回は一番手軽な方法を紹介します。

その方法とは、
「営業キャッシュ・フローがマイナス」
であることです。

この方法は米国企業で有効性が確認され、
1976年〜1996年で有効でした。

もちろん、日本企業でも有効です。

別の研究では1986年〜2001年で、
その有効性が確認されています。

なお、

営業キャッシュ・フローとは、
「現金の収支」のことです。

いつも言っている、

「営業利益」は会計上の利益ですが、
「営業キャッシュ・フロー」は現金のみの利益です。
いわゆる、「掛取引(請求書払い)」は含まれません。

なので、

「営業利益」では架空利益は作れるのですが、
「営業キャッシュ・フロー」では作れません。

営業キャッシュ・フローは、
決算短信で確認できます。

キャッシュ・フロー計算書の箇所に、
「営業活動からのキャッシュフロー」
と書かれています。

サイコパス企業は、
「会計を操作する」ので、

営業キャッシュ・フローが、
マイナスになりがちです。

信じてお金を預けると危険です。

「君子、危うきに近寄らず」
という言葉があります。

これは、

「知識や教養を備えた賢い人は、
危険なことには手を出さない」
という意味のことわざです。

サイコパスの匂いがする企業には、
近寄らない方が無難です。

大事なあなたの時間とお金を守るため。

そして、

あなたの家族との生活を守るため。

サイコパス企業から身を守り、
上手にお金を増やましょう。

あなたは投資家なのですから、
「家族のお金を危険から守る」のは、
あなたの役割であり、責任ですからね。

– 中原良太