From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

相場が下がりました。
僕は今、損をしています。

でも僕は、
「やったぜ!」と、
喜んでいます。

なぜか?

説明のために、
「川の流れに逆らうボート」
を想像してみてください。

川岸からみても、
ボートは前に進んでいません。

しかし、

あなたがボート同じように、
「川で流されている」としたら、
どのように見えるでしょうか。

ボートはグイグイ前に進んでいます。

この視点は大事です。
覚えておきましょう。

株式投資をしていると、
「絶対的な利益・損失」
で皆は目がくらみます。

ですが、

投資の上手・下手を見分けるのに、
「絶対的な評価」を使うのは、
間違っているんですよ。

アカデミックな世界では、
「プラスかマイナスか」で、
成績の良し悪しを判断しません。

先ほどの川の例を思い出してみてください。

もし川の流れが、
想像を絶するほどの逆流だったら、
どんなことが起きるでしょうか?

きっと、

どんなマッチョな人がボートを漕いでも、
川に逆らって前へ進むことはできません。

これは相場でも同じです。

いまは相場が下がっています。
「損をするのが当たり前な逆流」です。

このような環境では、
「損を抑える」だけでも、
大きな価値があります。

多くの人が「10万円」を損する場面で、
自分は「5万円」しか損をしなかった。

金額だけを見れば損ですが、
これは、すごいことです。
(5万円を「損せずに済んだ」のだから!)

株取引を始めたばかりの方は、
「損をしたから、自分は間違えている」
と考えがちです。

ですが、この考え方は、
勘違いのもとです。

もしかすると、
「逆流に飲まれている」だけで、
本当は上手なのかもしれません。

「何と比べてうまくやったのか?」

僕ら投資家は、この視点を、
捉え違えてはいけません。

かくいう僕自身、
「損をしたけど喜んでいる」
とお話ししました。

これはちょっと強がりな部分もあります。

「損をしたのは悔しい」
「でも、うまくやった自分を褒めている」
といった方が、正確です。

何から何まで、
「相場が下がって損をした」ときに、
自分を責めないでください。

ただシンプルに、
「川が逆に流れている」(=相場が下がっている)
だけなのです。

川の流れは気まぐれに動くうえ、
異常気象と同じで先が読めません。

大事なことは、

「(岸からみて)ボートが前に進んだかどうか?」
ではなく、

「(流れに対して)ボートが前に進んだかどうか?」
という点なのです。

相場が1%下がったときに、
損失が0.5%なら上出来です。
(損失が1.5%なら要反省ですが…)

むやみに自分を批判しないでください。
あなたはきっと上手に投資しています。

「いくら増えたか?いくら減ったか?」
という視点だけしか持たないと、

判断基準が凝り固まってしまいます。

だから、

「相場が下がったときは、
損をしても仕方がない」

「とはいえ、どれだけ自分は損失を、
小さく抑えることができただろうか?」

と考えましょう。

逆も同じで、

「相場が上がったときは、
利益を出せて当たりまえ」

「自分は、どれだけ利益を伸ばせただろうか?」

と考えましょう。

この考え方を取り入れることで、
資産運用にかかるストレスが、
ぐっと少なくなりますよ。

僕自身、そうでした。

「ボート」だけを見て、
「上手・下手」を判断してませんか?

「川の流れ」に目を向けてみると、
その判断は、間違いかもしれませんよ…。

【本日の資産変動】
5/31:925万6571円
6/3:916万9364円(▲0.94%)
東証小型株指数:▲1.62%

[有望株ニュース] 高IQ投資家が期待する有望株(6月4日版)

【東海旅客鉄道(9022)】
予想PERも約11倍で、割安感があります。4月25日に決算を発表。20年期は減益の見通し。短期的には値下がりするかもしれません。とはいえ、もともと同社は収益性が高いです。中長期では、値上がりが期待できるでしょう。

【信越化学工業(4063)】
4月26日に決算を発表。前期経常は最高益を更新しました。業績は絶好調な様子です。5月以降は株価が伸び悩んでいます。一時10%近く値下がりしました。安くなったぶん、今が買い時だと考えます。

【NTT(9432)】
同社株の予想PERは約11倍です。割安水準と言われる15倍よりも低いです。5月10日に決算を発表。20年3月期は減益の見通し。やや苦戦がうかがえますが、株価は割安です。続伸に期待します。

同社のような割安株は、これから株価が上がりやすいと期待できます。割安である今のうちに、注目してはいかがでしょうか。

[危険株ニュース]高IQ投資家が警戒する危険株(6月4日版)

【イオン(8267)】
予想PERが60倍を超えています。通常、予想PERは「20倍を超えると割高」と言われています。今の株価は、その3倍以上の水準です。中長期では、株価の下落に注意しましょう。

【資生堂(4911)】
5月14日に決算を発表。第1四半期は減益で着地。通期に対する進捗率も低め。苦戦しているようです。同社株の予想PERは約40倍。割高水準と言われる「20倍」の2倍です。過熱感があるように見えます。

【日本電産(6594)】
4月23日に決算を発表。最高益を更新する見通し。業績は好調です。しかし、業績と株価は別物です。同社株の予想PERは30倍を超えています。割高水準の20倍を大きく上回っています。株価は、過熱気味に感じます。

同社のように、大きく値上がりした株は、これから反落のおそれがあります。無理に後追いするのではなく、様子見しておくと無難でしょう。

[株ニュース速報]暴落に強い?大黒柱株(6月4日版)

相場が下がっているので、
「安全そうな株」を1つ紹介します。

それがコチラ:

◯塩野義製薬<4507>

医薬品メーカー。

海外での収入が絶好調。

ペプチドリームなどと提携して、
多くのプロジェクトを推進しています。

5月9日には決算を発表。
2020年3月期は8期連続最高益の見通しです。

売上も利益も着々と伸びているので、
「ウハウハ」な状態かと思います。

特筆すべきは、同社の財務基盤。

同社は手元に現金がたっぷりあり、
借金も非常に少ないです。

仮に不景気の煽りを受けても、
大黒柱のごとく耐えられそうです。

相場が下がっているので、
何かと不安が多いでしょう。

そういうときは、

同社のような「盤石」な会社を狙うと、
損をしにくくそうで良いかと。

仮に相場が暴落したら、
絶好の買い時かもしれません。

頼れる大黒柱的な存在として、
ウォッチリストに入れておきましょう…。

[相談コーナー]「良い塩漬け」と「悪い塩漬け」の違い(6月4日版)

ここでは、YouTube生放送の、
リスナーさんから頂いた、
質問に回答します。

今回、頂いた質問がコチラ:

====================
中原さんは、生放送の間に、
「良い塩漬け」と「悪い塩漬け」
があると言っていました。

「良い塩漬け」と「悪い塩漬け」は、
どうやって見分ければ良いのでしょうか。

タイミングを見極めれば良いのですか?
====================

中原からの回答:

今回は、科学的に正しい、
「勝ちやすい塩漬け戦術」を、
ご紹介します。

「良い!」と思って買った株が、
下がっていくと不安ですよね。

そんなとき、僕ら投資家は
「株を持ち続けるべきか」
「株を売り払うべきか」
「株を買い増すべきか」
という三択を迫られます。

この三択のうち、
「株を買い増す」は
言うまでもなくハズレ。

ナンピン買いは集中投資につながります。

「リスクを取り過ぎる」行為なので、
失敗したら一発アウトです。

投資信託を買う場合はOKですが、
個別株では絶対にやめましょう。

そこで、

三択のうち一つを除き、
「株を持ち続けるべきか」
「株を売り払うべきか」
という二択を決めるコツがあります。

負けやすい「塩漬け」の共通点は、
「勝算なく、がむしゃらに株を持ち続けること」です。

いわゆる、
「損が認められないだけ」
の塩漬けですね。

これは論外です。

一方、勝ちやすい「塩漬け」の共通点は、
「勝算があって、戦略的に含み損に耐えること」です。

たとえば、

勝ちやすい「塩漬け」の例としては、
「割安かつ高収益な株のみ持ち続ける」
という作戦があります。

オンタリオ大学のジョー・バスの研究、

「The Relationship Between Earnings’ Yield,
Market Value and Return for NYSE Common Stocks:
Further Evidence」によると、

1963年〜1979年において、
「PERが低い株は株価が上がりやすい!」
ことが確認されました。

割安株が上がりやすいのは世界共通で、
日本でも効果が確認されています。

よって、

「割安株は塩漬けしても良い」
と言えるでしょう。

目安としては、

予想PERが15倍を割っている株は、
引き続き持ち続けていて良いかと。

また、

ロチェスター大学のロバート・ノビーマルクスの研究、
「The Other Side of Value: The Gross Profitability Premium」
によると、

1990年〜2009年において、
「たっぷりお金を稼いでいる会社ほど、株価が上がりやすい!」
ことが、全世界的の株式市場で確認されています。

目安としては、

売上高営業利益率が、
10%以上の株は持っていて良いかと。

まとめると、
「予想PERが15倍を割っている」
「売上高営業利益率が10%以上」
の2つを満たす株は、

下がったときでも、
含み損に耐える価値があります。

むしろ、損切りをしてしまうと、
「良い株を安く売ってしまう」
ことになります。これは最悪です。

なお、こういう話をすると、

「割安な高収益株だろうが、早めに損切りをして、
下がってから買い直せば良いじゃないか」
といいたい方もいるでしょう。

ですが、

なぜ、
「割安な高収益株の株価が、さらに下がる」
と考えるのでしょうか?

合理的な理由はありません。

また、
「タイミングの見極めはプロでも困難」
です。

タイミングを見極められるなら話は別ですが、
僕のような凡人には不可能なので、

「優秀な株はだまって塩漬けする」のが、
取引手数料や税金もかからないので、
もっとも合理的です。

リスクを負っているとき、
損をしているとき、

ぼくらの気持ちはうつむきがちです。

辛いことに耐えるには、
「耐えるだけ」の理由が必要です。

理由がないのに頑張っていても、
報われないうえ、一生辛いままです。

「ブラック企業」に勤めている人が、
「いつか報われるはず」と考えても、
きっと報われないでしょう。

周りの人から見れば、
「さっさと止めた方が良いよ」
と思うはずです。

株も一緒です。

「見込み薄の株」を塩漬けしながら、
「誰かが株価を上げてくれるはず」と考えても、
この願いは叶いません。

続けるかぎり、ずっと辛いままです。

一方、

「ホワイト企業」に努めている人が、
「いつか報われるはず」と考えて、
努力するのは正しいはずです。

周りの人から見ても
「止めた方が良い」とは、
思わないでしょう。

なぜなら、その努力は報われるからです。

株も一緒です。

「希望がある株」は、
損切りしてはいけません。

「希望があるとき」には、
むしろ塩漬けこそが正義です。

塩漬けするだけの、
「大義名分」がある人は、
どんどん塩漬けするのが良いですよ。

[日本株見通し]暴落ピークは6月12日か?【最新研究】(6月4日版)

先週末頃から、
「そろそろ暴落するかも」
と話をしてきた僕ですが、

その時が刻一刻と、
近づいているかもしれません。

詳しいことは後日お話ししますが、
株式市場は「FOMCサイクル」に、
大きく振り回されます。

前回のFOMCが4月30日〜5月1日。

いまはFOMCから、
5週間経ったところです。

FOMC当日から、
「5週間後」というのは、
株価が下がりやすい時期でして。

これから1週間くらいは、
まだまだ株価が下がる可能性があります。

目安としては、
「6月12日」くらいまでは、
上値が重い状況が続くかと。

最悪の場合、
暴落するかもしれません。

サイクル的には、
「6月12日」あたりが、
売りのピークになるかと。

もちろん、

「暴落がこない可能性」だってあるし、
「途中で反発する可能性」も十分あります。
(7割がたは、暴落は起きないと思ってます)

とはいえ、

「暴落が起きるかもしれない」
と準備しておくのと、

「暴落なんて起きないだろうw」
と、たかをくくるのとでは、

結果には雲泥の差があります。

だから、

準備だけでもしておきましょう。

「やらなかった後悔よりもやった後悔」
なんてことわざもあります。

損をして苦しむのは自分自身なので、
「できるだけ」の対策をしましょう。

有効な対策としては、

「保有株を大型な安全株に乗り換える」
「どうしても不安なら現金を増やす」
といった方法があります。

僕自身、

月曜日の寄り付きに、
保有株のほとんどを売りました。
いまは7割以上が現金です。

去年のクリスマスには、
大きく含み損を抱えました。

同じことは繰り返したくないので、
現金を多めにしています(苦笑)

僕と同じように、

「損をしたくない!」
「暴落が怖い!」

と感じる方は、

上記の対策からはじめておいて、
安全を確保しておくと良いでしょう。

行動するかどうかは、あなた次第です。

– 中原良太