From: 中原良太
近所の喫茶店より、、、

僕の身近な人なのですが、
「何事も形から入る」人がいます。

分かりやすい例を挙げると…

ゴルフを始めたばかりの人が、
いきなり最高ランクの道具一式を揃える…

とか、

カメラの「カ」の字すら知らない人が、
いきなり数十万円のレンズを買う…

とか、

株取引をやったことがない人が、
(あるいは初めてから日の浅い人が、)
いきなりPCディスプレイを3つ揃える…

とか。

何でも良いのですが、

「道具を揃えたがる」
「お金を使いたがる」
人がケッコーいます。

僕も昔はそうでして、

「高い文房具を買うと勉強できた気になる」
「高い服を着ると格好良くなった気になる」
なんて、思っていた時期もありました。

きっと、あなたも、
思い出そうとすると、
ポンポン出てきませんか?(笑)

「形から入る」ってのは、
なんとも気持ちの良いことなんです。

「よしっ!やるぞ!」みたいな。

心のスイッチがオフからオンへと、
カチッと切り替わる感覚です。

「背水の陣」なんて言葉もありますが、

良い道具を揃えていくうちに、
引くに引けなくなるんですよ(笑)

◆  ◆  ◆

でも・・・

僕らみたいな個人投資家ともなると、
「形から入ることは超ナンセンスだ」
ってことが、分かりますよね。

というか、

「ナンセンス」だと自覚しながら、
目的ありきで形から入るなら良いんですが、

そうじゃなく、

「形から入らないと気がすまない」
タイプの人は、早く改めたほうが良いです。

それこそ、

ゴルフを始めたばかりの人が、
いきなり最高ランクの道具一式を揃える…

なんて支出は超ナンセンスでして。

少し考えるだけでも、
「これから飽きてしまうかもしれない」
「そもそも最高ランクの道具はいらない」
くらいのことは想像がつきます。

「道具一式を買う余分なお金を、
そのまま本や投資に回せば…!」
なんて考えると、超もったいないんです。

これは当たり前の話なのですが、

「形から入る」ことは、
「先行投資する」ということです。

技術や必要性を知らないうちに、
想像ベースで「リスクを取る」ってことです。

つまり、

「形から入る」ことは、
「実績のないうちから支出を増やす」という、
愚の骨頂なんですよ。

(僕自身、自分のことでもあるので、
話をしながら胸がズキズキ痛んでいます汗)

投資家として当然の心構えとして、
「リスクを取るなら技術を得てからにしろ!」
「リスクを取るなら実績を得てからにしろ!」
と、声を大にして言いたいところ。

別に、

道具を揃えなくたって、
先行投資しなくたって、

その前にやるべきことは、
山ほどありますからね。

いわば、「形から入る」ことってのは、

「取る必要のないリスクを取っている」
っていう、愚策中の愚策なんですよ。

逆に、

不要なリスクは極限まで削ぎ落として、
「超身軽な状態」を維持した方が、
大失敗しなくて済みますよね。

かのビル・ゲイツも、
「マイクロソフト」を立ち上げて、

大学在学中ながら、
順風満帆に事業が成長していても、

「大学を中退する」という選択は、
最後の最後まで取りませんでした。

「先延ばしにできるリスク」を、
最後の最後まで先延ばしにしてたんですな。

これこそ、

僕ら個人投資家が、
目指すべき姿だと思うんです。

僕ら個人投資家としては、
「形から入る」ことは、
「恥ずべき行為なんだ」と、
認識しておくべきだと思うのですよね…。

– 中原良太