From: 中原良太
論文を読みながら、、、

職業柄、僕はよく、
お金に関わる話をします。

株式投資の世界では間違った知識に、
騙されている方がとても多いんです。

だから、僕の役目は、

間違った知識のせいで、
トンチンカンなことをしている方を、

いち早く軌道修正して、
正しい方向へと導くことです。

特に、

ここ10年間ほど日本株市場は、
ずっと右肩上がりでした。

だから、

これまで10年間は、
小学生でも利益を出せたほど、
いわば「イージーゲーム」だったんです。

そのせいもあり、

「これまで私はお金を稼いできた」
「私の知識は正しいに決まっている」
と、思い込んでしまう人が多いんですよ。

でもこれ、間違いなんです。

「これまでイージーゲームだったから、
間違っても(環境に救われたから)稼げた」
というだけなんです。

この事実を知ってもらうのは、
本当に骨が折れるんですよ。

「痛い目を見ないと分からないこともある」
なんて言いますけれども、そのとおりです。

これまで相場が良かったので、
「俺のカンはよく当たるんだよ」と話す、
自信あり気なオッサンをよく見かけます。

でも、そんな人に向かって、
「あなたのカンが当たってるんじゃない」
「いまは環境が良いだけですよ」
なんて言うのが大変なんです。

事実を突き付けられると、
憤慨する厄介な人種もいるので、

本当のことを話しただけなのに、
「ナメとんのか!!??」
なんて叱られます。

本当のことを話して、
何が悪いんだよ…?(涙目)

◆  ◆  ◆

意思決定の精度を高める方法は、
すでに分かっていてですね。

投資に限らず、

ビジネスやプライベート、
人間関係や生活習慣の改善、
時間の使い方に至るまで、

「データに頼るのがベスト」
と言われております。

その証拠に、失敗が許されない、
「医療の世界」においては、

「カンを信用してはいけない」
「データを優先しましょう」
というルールが徹底されています。

たしかに、

医者に病気を診察してもらうとき、
「私のカンでは、あなたは風邪です」
なんて言われたら、不安ですよね?

それにも関わらず、資産運用の世界では、
あまりに多くの方がカンに頼っています。

ハッキリ言いますが、
「素人がカンに頼るのは最悪の選択」
ですからね?(汗)

幅広い研究によって、
正しく判断するのに有効な方法は

「データ>専門家のカン>素人のカン」
という順に当たることがわかってます。

「素人のカン」は最悪中の最悪で、
いっちばん頼っちゃいけないんですよ。

それに、

「専門家のカン」ですら、
データには敵いません。

だから、

「俺のカンは当たるんだ!」
なんて言い出すオッサンを見ると、

「お気の毒に…」
「そのまま相場の肥やしになりなさい…」
「ごちそうさま…」

という気持ちになりながら、
見守ることにしています。

◆  ◆  ◆

そもそも論としての話ですが、
本当に「カンが当たる」なら、
人生、もっと簡単ですよ。

カンに頼るだけで成功できるなら、
僕らは皆もっと金持ちになれたはずです。

でも、違うでしょう?

カンに頼っても、
人生は悪い方向へ向かうばかりです。

少なくとも資産運用では、
「カンに頼ることは最悪の選択」
でございますから、

自分のカンを信じることなく、
データを探した方が成功できますよ…。

– 中原良太