[経験者向け]ボラティリティvs株価変動率

[経験者向け]ボラティリティvs株価変動率
[経験者向け]ボラティリティvs株価変動率

基本はシンプル

From: 中原良太
横浜の自宅より、、、

きょうはちょっとだけ、
マニアックな話をします。

最近、ふたたび、
スイング戦略の研究を始めたのですが、

いろんな戦略の傾向を分析しているうちに、
「順張りと逆張りでは、使うべき指標が違うのだなぁ」と、
思うようになりました。

どういうことかというと、、、

「株価変動率」と
「標準偏差ボラティリティ」。

この2つの似た指標の間でも、

順張り向きの指標と、
逆張り向きの指標が違うことが、

分かってきたんです。

 

基本はシンプル

順張りと逆張りの考え方は、
いたってシンプルです。

順張りでは、
上昇トレンド中の銘柄を買い付け、

逆張りでは、
下落トレンド中の銘柄を買い付ける。

たったのこれだけなのですが、
一見、真逆の考え方なので、

これが、混乱を生む一番の要因かと思います。

ただ、中身を見ると、基本は一緒で、
「割安感がある銘柄を買い付ける」
ってことですね。

順張りでは、
「まだまだ上がりそうだけど、これまで全然値上がりしていない銘柄を選ぶ」のがセオリーで、

逆張りでは、
「これまでに株価が下がり過ぎていて、安くなっている銘柄を選ぶ」のがセオリーです。

「上昇中の株を選ぶ」
「下落中の株を選ぶ」
という表面だけを見ると、

お互いに背反しているように見えるのですが、

きちんと詳細を確認すると、

実際のところは、
矛盾はしてないんですよね。

 

逆張り向きの指標?

これは、個人的な見解なのですが。

逆張りでのトレードを行うとき、

大切なのは、
「どれだけ激しく値下がりしたか」
だと考えています。

言い換えると、、、

一定期間の間で、
「ずっと値動きが激しい」ことは、
そこまで重要でない気がします。

標準偏差ボラティリティを使うと、
そういった銘柄を抽出できる訳ですが、

この指標は、
理想的な組み合わせではない気がするんです。

その代わりに、
「短期間でドカッと値下がりしたこと」
を示す指標としては、

株価変動率の方が、
適している気がします。

株価変動率は、
「全体的な値動きの荒さ」ではなく、
最高値と最安値の価格差によって算出されます。

この幅が大きな銘柄ほど、
短期で大きく値下がりしていると、
そう判断できるわけです。

個人的には、
「安値をブレイクしつつ」
「株価変動率が大きな銘柄」を抽出することで、

狙い通りのチャート形状の、
銘柄を抽出しやすい気がします。

逆張り戦略の傾向としても、
標準偏差ボラティリティよりも、
株価変動率を使う方が、

成績の改善効果が、
高い気がするんですよねー。

 

順張り向きの指標?

順張り戦略の場合は、
たいてい、値動きが緩やかな銘柄ほど、
成績が良好となる傾向があります。

このとき、
逆張り戦略の時とは違って、

株価変動率よりも、
標準偏差ボラティリティの方が、
成績に与える影響が大きいみたいです。

これは、おそらくですが、

株価変動率のように、
単純に最安値と最高値の価格差が、
小さな銘柄を選ぶよりも、

標準偏差ボラティリティを使って、
全体的に値動きが緩やかな銘柄を、
選んだ方が良いのだと思います。

「標準偏差ボラティリティって、何だ?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

これは単に、
「ボリンジャーバンドの幅」のことだと、
そう認識してもらえば、

理解しやすいかと思います。

つまり、順張り戦略では、
「ボリンジャーバンドの幅が狭い」ものを、
中心的に取引した方が、

利益につながりやすいみたいなんですよねー。

 

臨機応変に変える

…と。

少しマニアックな話をしてしまいましたが汗

ここで大事なことが1つ。

それは、、、
「投資戦略のコンセプトに応じて、使うべき指標は全く異なる」
ということです。

投資戦略を作成していると、

ついつい、自分に馴染みの深い、
「いつも使っている指標」を
使いたくなるものですが…。

戦略の傾向に合わせて、
使うべき戦略も異なるわけですから、

理想を言えば、
「戦略に合わせて条件式を選択する」のが、
大切だと思うんですよねー…。

– 中原良太

 

PS

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