祖母と一眼レフ

祖母と一眼レフ
祖母と一眼レフ

「その花瓶の写真、何枚撮るんだよ!」

From: 中原良太
横浜の自宅より、、、

うちの祖母がデジタルカメラを買いました。

今まで趣味という趣味の無かった祖母が、
最近、急に活発になっています。

彼女が買ったのは、
一眼レフのカメラ。

カメラに詳しくない僕が見ても、
「うっわぁ〜、高そ〜〜。」
と思うようなシロモノです。

多分、10万円じゃあ買えないんじゃないかな?汗

iPhoneのカメラで満足してる僕には、
すごすぎて理解が及びません(;´д`)

カメラを買ってから、彼女はいつも上機嫌。
ことあるごとに、写真を撮りたがります。

 

写真コンクール

あまりに写真にハマった祖母。

彼女はカメラを買うやいなや、
数えきれないほどの写真を撮りまくってます。

家にある花瓶、
庭の写真、
道端の雑草。

時には写真のために旅行し、
時には写真のために人を呼び、
時には写真のために料理を作る。

写真のために生きています。

そこらへんの写真家の人よりも、
よっぽど熱心かもしれません笑

祖母が写真を撮っていると、
たびたび祖父がツッコミをいれます。

「その花瓶の写真、何枚撮るんだよ!」

祖父と祖母がそんなやり取りをしていると、
漫才を見ているかのような、

そんな気分になるのです。
平和だなぁ。

・・・
・・・
・・・

写真狂になった祖母。

彼女はついに、
写真コンクールに参加するようになりました。

初めて参加したコンクールでは、
見事に入選を果たしました。

これは凄い。
熱中している彼女は、本当に凄い。

「え、始めたばかりでこんな素敵な写真撮れるの?」
と、驚かされることばかりです。

あんなにパワー溢れる人だったんだなぁ。

26年生きてきたけど、
初めて祖母という人間が分かった気がします。

きっと、 祖父も。
そんな彼女に惚れ込んだんだろうなぁ。

 

要らない機能が沢山ある

写真が大好きな祖母。
もう、写真を撮らない日は1日もありません。

きっと写真を撮らなければ、
手が震えだします。

禁断症状が起こることでしょう。

それぐらい、写真に熱中しているのです。

そんな写真が大好きな祖母ですが、
ちょっとだけ弱点があります。

彼女は、「機械に弱い」のです。

「なにこのボタン!使ったことないわー!」
「こんな機能要らないから、もっと安くしてくれれば良いのに!」
「何この画面。元の画面に戻れなくなっちゃった!」

などなど。

機械音痴の彼女は、
たびたびカメラに翻弄されています。

そのたびに、僕も
「うーんうーん」と頭を掻きながら、
彼女の手伝いをするのです。

 

再起動

僕が5〜6分悩んでいると、
祖母はしびれを切らします。

ただでさえ写真を撮りたいのに、
手を止められては生殺しなのです。

「いいよ、良太くん。ありがとうね。もう、我慢できないから再起動しちゃう!」

彼女は僕の手からカメラを取り、
すぐに電源を切り、再起動します。

すぐにカメラは元通りになり、
祖母は再び写真撮影にいそしむ…。

「分からん機能なんか使っても、良い写真が撮れる訳ないじゃない。そんなことするぐらいなら、いっぱい写真を撮ったほうが早いわ!」

と。彼女はそう言い放ちました。

それに続けて、彼女はこう呟きました。

「こんな複雑にしなくっても、良い写真は撮れるのにねー。このカメラを作ってる人は、何を考えてるのかしら…」

この言葉を聞いた時、
僕はハッとさせられたのです。

 

要らない機能

カメラとは、
「良い写真を撮るための機械」です。

なのに、要らない機能が沢山ある。

使わなくても、コンクールに入賞するだけの、
良い写真が撮れてしまうのです。

じゃあ、使わないで済んだ機能って、
なんのために存在しているのだろう?

カメラメーカーの人が、
なんとなく必要と思って入れた機能なのかな?

「存在意義が分からないけどなぜかそこにある」

そんなもので埋め尽くされているような気がします。というか、使わない機能の方が8割ぐらいあるんだろうなぁ。

僕はカメラに疎いのですが、
祖母から言わせれば、

「ピントを合わせる」
「露光時間を変える」
「手振れ補正」

と。この3つがあれば十分だそうです。
他は、全てがオマケな訳です。

「良い写真を撮る」ための機能だけで十分なのに、余計な雑多な機能のせいで、本来の大切な機能が埋もれてしまっている気がするのです。

 

必要なものだけ使えば良い。

これは、株式投資にも通じるものがあります。

株でも、

  • 一目均衡表
  • RSI
  • DMI

などなど。意味不明な指標が沢山あります。

これを使って利益を増やせたなら、
是非それを導入すべきだと思うのですが…。

「本で読んだから、なんとなく使っているだけ」
という方が沢山いるような気がするのです。

「利益を出すため」ではなく、
「知ってることを実践したい」という理由で。

目的からは外れた理由で、
必要のない指標を逐次確認する…。

これでは、本末転倒だと思うんですよね。

ちなみに、、、

中原自身は、

  • 前日比
  • ローソク足
  • 移動平均線
  • 最安値、最高値、終値の位置関係
  • ボラティリティ(値動きの荒さ)

などなど。

こいつらさえあれば、
大体どんな投資法も作れると思っています。

誰もが知ってる、
うんとシンプルな指標ですよね。

逆に、、、
「複雑な指標を計算できる」
「複雑な指標の使い方を知っている」
などなど。

こんなことは、
本当にどうでも良いことだと思うのです。

というか、「利益を出す目的」とは、
なんら関係がありません。

あなたなら、
この話の大事さが分かってくれると思います。

複雑なものなんて、
使う必要ありませんからね。

必要なものを使うだけ。
いつだって、本質はシンプルだと思うのです。

– 中原良太

 

PS

シンプルな指標だけで、利益を出し続けた投資法を、この本にまとめました。

http://goo.gl/s6kHkc