解釈

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解釈

「足が長くて良いね。羨ましいよ。」

From: 中原良太
東京の居酒屋より、、、

久々に、高校時代の友人、
U君と会ってきました。

彼とは、高校時代の部活。
硬式テニス部からの付き合いです。

運動神経の良い彼は、
すくすくとテニスが上手になって、
あっという間にレギュラー入りしていました。

頭も良く、東大の理学部出身です。

見た目もイケメン。
スタイルも良く、足がとにかく長い!

…あぁ、もうクソ。
羨ましいじゃないか、この野郎!(´Д` )

 

SF大好き!

U君も僕も大のSF好きです。
共有できるものもあり、ウマが合うのです。

たまに飲みに行っては、

「未来予測」みたいな空想話を、
二人でひたすら話しているんですよね。

もう、その話をしているだけでも夜がふけてしまう。

気づけば終電の時間になっていたり、
熱中し過ぎて終電を逃してしまうことも、
度々ありました。

しかし、今でこそ僕らは仲良く居酒屋で話していますが、、、

出会ったばかりの頃。

高校生のときには、
よくすれ違いがあったものでした。

 

口論の発端

口論の発端は、意外な言葉でした。

その言葉をストレートに受けとれば、
褒め言葉以外の、何者でもないと思うのです。

心の底から出てきた、羨望にも近い内容でした。

当時の僕らは、高校1年生でした。
他人の芝が青く見えてもおかしくない年頃です。

つい、ぼくの正直な気持ちが、
口から漏れてしまったのです。

「足が長くて良いね。羨ましいよ。」

この言葉がU君を怒らせる原因だったようです。

・・・
・・・
・・・

この言葉を発した直後のこと。

さっきまで笑顔だったU君の顔から、
みるみる生気が失せていきました。

無表情に近い顔。

先ほどまで笑顔で話していたこともあり、

そのギャップで無表情なだけでも、
不機嫌であることが伝わりました。

U君は、明らかに不機嫌そうでした。

呼吸を荒げて、
少し、耳が赤く染まっていたのが見えました。

U君「何のつもり? ケンカ売ってんの?」

彼の口からは、怒りが吹き出しました。

当の僕は、もう訳が分かりませんでした。
混乱状態というか、思考停止に近い状態ですね。

いやいや、褒めただけじゃん!と。
そう思ったのです。

彼は冗談が通じないような馬鹿ではありません。
普段から気さくで、気のいいやつなのです。

なのに、目の前のU君は、
こんなにも怒っている。

僕には合点がいきませんでした。

僕「いやいや、褒めただけじゃん! どしたん、急に?」

U君「どしたん?じゃないわ! お前、マジふざけんなよ!」

ううむ。何も分からない。

何故だか分からないけど、
彼を怒らせてしまった事には、
変わりないようです。

 

トラウマ。

もともと僕は口論が苦手です。

語気を荒げているU君を目の前に、
ぼくは完全に取り乱していました。

心臓の鼓動が早まり、
いやーな汗をかいていたのを覚えています。

怒らせてしまったのは僕なのだから、
原因は僕にある。

「ごめん、怒らせてごめんな。」
と。ひとまず謝罪をした上で、

僕はU君に事情を聞く事にしました。

・・・
・・・
・・・

話を聞いてみると、
どうやらU君は、中学時代、長きにわたっていじめを受けていたようでした。

性格、ルックス、頭脳、運動神経。

どれをとっても満点だった彼に、
周りの人はきっと嫉妬を抱いたのでしょう。

中でも「ルックス」についての誹謗中傷は、
彼の心を深く傷つけたようなのです。

「足が長過ぎてキモいw」
「顔ちっちゃ。エイリアンみたいw」
などなど。

これはまだ優しい部類ですが、
こんな具合の誹謗中傷が目立ったらしいのです。

だからか、ルックスに関しての言及は、
彼のトラウマをえぐる発言だったようです。

U君と同じように、僕も中学時代にいじめを受けています。だから、彼の気持ちも分かるのです。

トラウマというのは怖いものです。

ぼくもまた、中学時代の人を見ると、
やはり心を開けないでいるのです。

特にいじめをしてきた張本人を見ると、
やはり、恨めしい気持ちが出てきてしまいます。

人間、そう簡単に割り切れるものじゃないんですよね。

そういうこともあり、
彼が取り乱した理由を聞くと、
僕は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

軽はずみな発言だったと。
僕はU君に、もう一度謝罪をしました。

 

何事も、解釈次第で変わる。

不思議なもんです。

僕はU君のルックスを見て、心から
「羨ましい!」と思いました。

でも、彼自身は、
「こんな変な身体のせいで、いじめられるんだ」
と。そう思っていたようです。

全く同じものでも、
周りの捉え方は全然違うんです。

高校生ながら、そのことを身を以て学びました。

 

解釈を間違えると…。

「物事の捉え方は、人それぞれ」

これは、相場に向かうときにも大事な教訓です。

たとえ「好決算」が発表されたとしても。
それをあなたが好感したとしても。

周りの投資家から見れば、
マイナス材料に見えるかもしれない。

まったく同じものを見ていても、
反応は全然違うんですよね。

この事実を忘れてはいけないと思うのです。

僕ら投資家は、常に周りの投資家の顔色を伺わなくては、利益を出せません。

「このニュース。私にとっては好材料に見えるけど…」
「機関投資家にとっては、どう見えるのだろう?」
「外国人投資家にとっては、どう見えるのだろう?」

こういった複眼的な思考が、
不可欠だと思うんですよね。

これがまた、難しいんだ。

コミュニケーションも、
株式投資も。

どっちも難しいよなぁ。
いくら勉強しても、し足りないなぁ。

– 中原良太

 

PS

着実に利益を出し続けるためには、基本を身につける必要があります。株式投資の基本は、「4W2H」という言葉に集約されるのですが、あなたは知っていましたか? 詳しくは、この本で紹介しています…。

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