踊る怪物

踊る怪物
踊る怪物

二度と、DBの被害に遭わないために。不必要にお金を失わないために…。

From: 中原良太
上野のブリティッシュバーより、、、

いま。
僕の眼の前では、
おばさんが踊り狂っています。

50歳しては相応しくない格好。

露出の激しい緑のドレス。
今にも崩れ落ちそうな厚化粧。
周囲の客に無理矢理キスしながら躍り狂う姿。

周りの客たちは、彼女の動向にはドン引きしています。

見知らぬ色ボケババアに無理矢理キスされて、
嫌悪感を抱かない人は居ないでしょう?汗

「絶対に近寄りたくない!」

周りの客も、皆そう思っている様子でした。
無論、僕も彼らと同意見でした。

露出が激しく、
理不尽なほど厚化粧の、
キス魔のダンシング・ババア。

近寄っても、ロクなことがない人種です。

僕は、こういう人種が大嫌いなのです。

(面倒臭そうなダンシング・ババアだなぁ。
絡まれたくないなぁ…。早くこの店から出て行ってくれないかなぁ…?)

僕は、心の底からそう思ったのです。

 

なぜ、バーに来たのか?

僕は普段、あまり外出しません。

外出するぐらいなら、
家でポチポチと囲碁でも打っていた方が、性に合っています。根っからのインドア派です。

それでも重い腰を上げてバーに来たのには、理由がありました。

僕が前々からお世話になってきた英語教師が、パーティを開いたのです。

彼はカナダ人なこともあり、
米国の独立記念日と、カナダの建国記念日を機に、ライブを開きました。

彼はギターや歌唱が達者なこともあり、
今来ているバーでは、彼のライブパーティが開かれているのです。

日頃の感謝もあって、、、
僕も、彼のライブに赴くことにしたのです。

まさか、そのライブ会場でダンシング・ババアに遭遇するなんて、思いもしませんでした…。

 

貧乏くじ

(あのダンシング・ババアとだけは、関わりたくない。)

会場の気持ちは、クライマックスに達していました。

(どうかダンシング・ババア。早く店から出て行ってくれ!)

僕もこの気持ちが抑えずにはいられませんでした。

僕が冷ややかな目でババアを見ていると、
ダンシング・ババアは僕の視線に気付きました。

すると、、、

彼女は何を勘違いしたのでしょうか。

僕が、熱っぽい視線を送っているとでも思ったのでしょうか。

ダンシング・ババアは、僕に向けてウィンクと投げキッスをし、こっちを見ながら踊り始めたのです。

僕(うぁぁぁ、投げキッスされた(´Д` ))
僕(なぜ、DBはこっちを向いて踊っているのだろう?)
僕(別に踊ってくれなんて、頼んでないし…)
僕(僕はただ、君に店から出て行って欲しいだけなんだ)

ダンシング・ババア(以降はDBと略記します)は、僕の気持ちなんてお構いなしに踊り狂っています。

そして、、、

ツカツカツカ…と、
ヒールの音を高く鳴らしながら、
彼女は僕に近づいてきたのです。

どうやら、僕は貧乏くじを引いたようです。

僕は完全に、DBに目をつけられました。
それから、地獄のような2時間が始まったのです…。

 

地獄の2時間

不幸なことに、僕はDBという怪物に、目をつけられてしまいました。彼女は僕の肩に腕を回し、顔を近づけ、

それから、彼女の有無を言わさないマシンガントークが始まりました。

DB「あんた、どっから来たの?」
DB「若いんだから、早くそのグラスを開けなさいよ」
DB「どこの大学出身よ?」
DB「前に来て。一緒に踊りましょうよ。」

ここからの2時間。
僕は地獄のような時間を過ごしました。

DBは、
無理矢理抱きついてきたり、
ペタペタと身体を触ってきたり、
キスしてきたり、
胸を押し付けてきたり…。

セクハラの連続でした。

僕の思った通りでした。
DBは、関わっちゃいけない人種でした。

人の話を全く聞かない。
価値観の強要・押し付けばかり。

話していて、カケラも楽しいとは思いませんでした。

嫌悪感もあり、もはや同じ人類だとは思いたくありませんでした。

DBは、「怪物」というカテゴリの方が適切だと思うのです。

失礼な怪物にプライベートを問われ続け、
1杯1000円もする酒を強要され、
好きでもない踊りを踊らされ…。

地獄のような2時間。
僕は、DBに絡まれ続けました。

ただでさえ僕はムカついていたのに、
彼女の口からは、誹謗中傷の言葉が次々と出てきました

「若いのに体力ないねーwww」
「もっと喋れないわけ? あんたバカだねーwww」

なんで僕は、見ず知らずの怪物にバカにされているのだろうか?汗

僕のストレスは、もう限界突破していました。

イライラが限界を超えると、「諦め」にたどり着くんですね…。

僕は、どうでも良くなっていました。

「早く帰してくれ。家に帰りたい…。」

そんな気持ちで居たので、そこから先、彼女の言葉は何も耳に入ってきませんでした。

結局、、、
僕は終電の時間までDBに付きまとわれました。

「もういい加減帰るんで。」
と、一言だけ残し、やっとの思いでパーティ会場から脱出しました。

 

たった2つの、小さな間違い

あぁ、もう、最悪だった!!!
DBさえ居なければ、あのパーティは完璧だったのに!!!

今思い返してみると、僕は2つの過ちを冒していました。

1つは、「DBに目を合わせてしまった」という点です。

彼女と視線が合った時点で、僕の負け戦は確定していたのです。あの過ちさえ冒さなければ、DBに心をズタボロにされることも無かったのです。

もう1つは、「DBから逃げなかった」という点です。彼女に目をつけられた時点で、僕は即刻席を立ち、店を去るべきでした。

「明日の朝が早いんで、すいませんw」とか言えば、無理矢理にでも逃げて来れたかもしれません。

僕は、意地になっていました。

「こんなババアのせいで、楽しいパーティをぶち壊されてたまるか」と。

そう思い、意地でその場に居座り続けたのです。

でも、、、
今思い返せば、この意地さえなければ、2時間も地獄を味わう必要は無かったのかもしれません。

「少しでもDBに隙を見せた僕が悪い」
「被害が広がる前に逃げなかった僕が悪い」

僕は今、心底反省しています。

 

些細なミスが大きな損失を産む

僕のミスは、たったこの2つの点でした。
今考えても、凄く些細なミスだったと思います。

でも、そのせいで僕の2時間は台無しになりました。

「些細なミスのせいで、酷い目にあった」

まさに、DBの件は、この言葉がピッタリだと思いました。

そう考えると…。
株も似ていると思ったのです。

株でも、「些細なミスのせいで、酷い目にあう」ことは、しょっちゅうあります。

たった1タイプのミスで、100万円損したっておかしくありません。

それこそ、注文株数を一桁間違えれば、資産を吹き飛ばしてしまいます。

「隙を見せた僕が悪い」
「被害が広がる前に逃げなかった僕が悪い」

この教訓は、投資家として、すごく大事なポイントだと思ったのです。

次からは気をつけよう。二度と、DBの被害に遭わないために。不必要にお金を失わないために…。

– 中原良太

 

PS

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