クネクネ、クネクネ、クネクネ…。

クネクネ、クネクネ、クネクネ…。
クネクネ、クネクネ、クネクネ…。

「きみ、音痴なの? じゃあ、みんなの前で歌ってみてよ!」

From: 中原良太
横浜のジムより、、、

僕が死ぬほどニガテなもの。
それは、水泳です。

水をいくら掻いても、前へ進まない。
ロクに息継ぎもできない。

泳ぎが下手過ぎて、学校では「カナヅチ」の称号を欲しいままにしていました。

泳ぐのが下手過ぎて、体育のプールの時間はいつも憂鬱でした。100mメドレーの時間測定なんてあろうものなら、1週間前ぐらいから死にたい気持ちでいっぱいになりました。

うちの高校では、水泳の最後の締めに、100mメドレーの時間測定がよくありました。

バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール…。

この4種類の泳ぎを、全て25mずつ泳がなきゃいけない、地獄のような競技…。ああ、今思い出すだけでも、背筋が凍る思いだ!

中でも一番ニガテだったのは、バタフライです。

泳ぎが下手な僕にとっては、これは鬼門でした。泳いでも泳いでも、前へ進まない。泳いでいるというよりは、「溺れている」といった方が近かったと思います。

イモムシみたいに

クネクネ、
クネクネ、
クネクネ…。

泳ぎ方もロクに知らないので、前に進むはずがありません。もう、地獄でした。

なんのためにこの泳ぎ方が存在しているのかが理解できませんでした。実用性のカケラも感じない。

…思い出すと、イライラしてきた!( *`ω´)

普通に泳ぐのなら、平泳ぎとクロールだけで良いじゃないか!

 

一番嫌だったコト

水泳が下手な僕は、もちろんクラスで底辺です。

勉強は頑張れば出来る。
球技も頑張ればそこそこ。
家庭科とか技術の時間も、人並みにはできた。

でも、水泳だけはダメだったのです。

どんなに練習しても、全く駄目でした。きっと、センスが無かったのだと思います。

水泳だけは、どんなに頑張っても習得できませんでした。

水泳の授業で何より嫌だったのは、
「他の人とタイムが比較される」
ということでした。

自分が「ダメだ」と分かっているもの。

それを無理やり時間測定される。
しかも、周りで泳いでいるクラスメイトの中でも、自分がいちばん泳ぐのが遅いのです。

もはや、公開処刑のようなものでした。

ニガテなものを他人にさらけ出すことほど、恥ずかしいものはありません。

「きみ、音痴なの? じゃあ、みんなの前で歌ってみてよ!」

なんて言われて、喜んで歌う人は居ないでしょう?

醜態を晒すことが好きな人なんて居ません。だから、水泳の時間は、僕にとっては苦痛でした。

辛い思い出しかないので、僕は水泳が大嫌いになりました。

 

全ての発端

僕のカナヅチっぷりが発覚したのは、幼稚園に居た頃でした。

僕は母と祖母に連れられて、銭湯へ行きました。

当時、銭湯に行くのは初めてだったので、すごく興奮した記憶があります。

「なんだこのデカイお風呂は!」

僕は、感動を抑えきれませんでした。

そして、昂ぶる感情に任せるまま、
湯船に飛び込んだのです。

飛び込むまでは、良かったのですが…。

湯船は、思いのほか底が深いところにありました。だから、身長の低い僕は底に足がとどきませんでした。

ザブーン!!

湯船に飛び込んだ僕は、そのまま水中へと沈んでいきました。

ボコボコ、
ボコボコ、
ボコボコボコボコ…。

浮かべない。
息ができない。
どんどん水面が遠ざかっていく…。

そのまま、銭湯で溺れたのです。

「あぁ、自分はこのまま死ぬんだな…」と。
そう思った記憶があります。

人生を諦めた唯一の瞬間でした。

・・・
・・・
・・・

「良太!!!」

湯船の中で様子がおかしい僕。
その様子に気づいた母と祖母が、溺れていた僕を助けてくれました。

その時は怪我や後遺症など、何もなく済んだのですが、、、

「水が怖い」という、トラウマが植え付けられたような気がします。

 

良かったと思うこと。

それでも、水泳の授業で感謝していることが一つ。あります。

うちの体育の先生は、そこそこ厳しかったのですが、、、

僕がどんなに泳ぐのが下手くそでも。
溺れているようにしか見えなくても。
クラスメイトにバカにされていても。

彼には「できなくても、やれ!」と、
無理やり泳がされました。

これが、本当に良かった。

当時は、地獄以外の何物でもありませんでした。

でも、そのおかげで、少なくとも100mメドレーは泳げるようになりました。クラスで一番遅かったものの、それでも「100m泳ぎきる」ことはできたのです。

最後の泳ぎが終わったとき。
先生は、「よく頑張ったな」と一声掛けてくれました。

このときは、胸の奥から「ジーン」と、何かが湧き上がるのを感じました。

 

「今」を理由にして諦めるな!

僕は、ずっとカナヅチでした。
クラスで一番泳ぐのが下手でした。

体育の時間が嫌いだったし、
泳ぐことも大嫌いでした。

でも、、、
「できなくても、やれ!」
という、根性論を叩き込まれたおかげで、

このトラウマも、克服できたような気がします。

今どきのモンスターペアレンツなら、黙っていないような教育法かもしれませんが、、、

それでも、僕には有効だった気がするのです。

同時に、
「今できないからといって、諦める必要がない」
と思うようにもなりました。

水泳だけでなく、株もそうです。

僕は、株を始めてから4年ほど、辛い思いをしてきました。

あやふやな情報に振り回され、
努力の割に大した利益も得られず、
時間ばかりを浪費し、

時には大金を失う。

今思えば、泥水をすするような辛い日々でした。
でも、その苦境を乗り越えたから、今がある。

やってて良かったと。本当に思います。
この経験が無かったら、僕の人生は全く違ったと確信しています。

こんな経験をしたので、、、

ヘタクソだからと言って、別に気に病む必要は無いと思うのです。「今」が、これからの将来の中で、一番ヘタクソなのだから。

「明日」は、きっと違うはず。

何事も、粘り強く努力を続ければ、
「やってて良かった」と思える日が来るような。そんな気がして止まないのです。

– 中原良太

 

PS

大変だけど、着実に上達できる。株で上達するコツが知りたい方には、この本がオススメです。

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