黒歴史

黒歴史
黒歴史

見た目だけは完璧でした。

From: 中原良太
横浜の自宅より、、、

大学3年生の時。
当時、僕は「学生起業」という言葉にモーレツに憧れていました。

理工学部の大学生だった僕。
日々、淡々と実験を繰り返すだけの生活をしていた僕は、学校生活がつまらなく感じていました。

来る日も来る日も、
実験。
実験。
また実験。

あぁ、つまらない。
淡々と繰り返される日々に、僕は嫌気が差していました。

そんな僕にとって、「起業」という言葉は、とても華やかに聞こえました。地味な実験生活を終わらせるための、唯一の道なのだと、そう思いました。

そして、何を血迷ったのか、、、
スーツを売って起業しようとしていました。
(今思えば、とてつもない黒歴史です汗)

別に、、、
僕はスーツに詳しくありません。
スーツが好きな訳でもありません。
おしゃれが好き…という訳でもありません。

当時の僕は「実験以外のオシャレな何かに没頭したい!」という一心でした。よほど実験が嫌だったのでしょう。学生生活から抜け出したいという理由だけで、「なんとなく、スーツを売ろう」と思い立ったのです。

それにしても、何故そんなスーツを売ろうとしていたのか。別にスーツじゃなくても、洋服でも、家具でも、何でも良かったのに。

僕がスーツに着目した理由。

それは、とてもユニークなスーツを見つけたからです。

僕が売ろうとしていたのは、
ベトナム産の、カシミア製スーツでした。

カシミアと言えば、
「軽くて暖かい」というのが特長の高級品です。

当時のベトナムは物価が安かったので、カシミアスーツは1着あたり15000円くらいで仕入れることができたのです。

「良いものが、すごく安く手に入る!」
そう考えただけで、僕はワクワクしました。

具体的には、このサイトのようなスーツです。

http://www.adongsilk.com

高級そうな(?)スーツを、
1着3万円くらいで販売していました。

このために、僕は起業仲間を集め、スーツを売るための準備に取り掛かりました。

スーツのサンプル生地を取り寄せ、
自分用のスーツを試作し、
スーツのカタログを作り、
現地に営業部隊を送り込み、連絡先を確保する。

見た目だけは完璧でした。

 

結果は惨敗。

僕らは夏休みを全て費やして、
手持ちの小遣いを全て使って、
持てる限りの知識を使って、

スーツを売ろうとしました。

ですが、、、
結果は惨敗でした。

1着も、スーツが売れなかったのです。

結果、、、

サンプル生地も、
僕が自費で買ったスーツも、
スーツのカタログも、
ベトナムのお店とのコネクションも、
夏休みの時間も、
なけなしの小遣いも、

ぜーんぶ、無駄になってしまいました。

あぁ、もったい無い…。
これだけで、僕らは何十万円失ったことか。

それにしても、何が理由で、こんな失敗が起きてしまったんだろうか…?

 

志が低ければ、しょーもない物しか手に入らない。

僕が失敗した理由。
それは、一言でまとめられると思います。

その理由とは、、、
「志が低かったから」です。

僕にとって、「起業」は「地味な生活から抜け出すための手段」でしかありませんでした。

つまり、僕にとって一番大事だったのは、

良いスーツを広めることではなく、
オシャレをすることでもなく、
事業を成功させることでもなく、、、

「地味な生活から抜け出すこと」だったのです。

だから、スーツのサンプル生地を取り寄せたり、現地のお店とコネクションを作ったり。そんな活動をするだけで、僕はすでに満足していたのです。

「あぁ、いつもと違う。ワクワクすることやってる。」
と。そう思っていました。それだけで満足してたのです。

別に、スーツなんて、売れなくて良いと思っていました。むしろ、下手に成功して、アフターサポートが増えてしまう方が、面倒くさいと思っていました。

「売れなくても良い。【スーツ屋さんっぽいこと】をやってるのが楽しくて良い!」

僕の頭の中は、そんな感情でいっぱいだったのだと思います。自分のやってることに満足している。まさに、ただの自己満足でした。

こんなヤツが何をやったところで、スーツが売れる訳がありません笑

 

頑張ってる自分に満足していないか?

「自己満足」

この言葉は、トレーダーにとって危険な存在です。自己満足なんてしてたら、あっという間に資産を失ってしまうような。そんな危機感すらあります。

トレーダーの最終目的は、
「他のトレーダーから安く株を買い、高く株を売りつけ、利益を出し続けること」
です。

だから、厳しい相場の世界で、
「10時間分析したんだ」とか、
「いっぱい本を読んだ」とか、
「とにかく頑張った」とか。

こんなものは、どうでも良いのです。

こんな風に、「分析してる自分」「勉強してる自分」「頑張ってる自分」に満足してしまったら、もうそれは、それこそ自己満足でしか無くなってしまうと思うのです。

もちろん、分析は大事です。勉強だって大事。努力も大事です。でも、トレーダーにとって一番大事なのは、「利益を出し続けること」ですよね?

だから、ここからは絶対に目を離しちゃいけないと思うのです。結局、利益を出し続けてなんぼの世界ですからね。

結果がモノを言う世界なので、常に謙虚に、自分に自惚れることなく、粛々と努力するのが大事なのだと思います。

きっと、株式予報を読んでくれている7000名のトレーダーの中には、僕よりも大きな利益を出している方が沢山いるでしょう。

そんな方に負けないように、今日も腕磨きに専念しなければ…!と思うのです。

– 中原良太

 

PS

自己満足で完結しない、そんなトレードスキルを身につけたい? あなたがそうお望みなら、この本を読むのが、夢を叶える一番の近道だと思いますよ。

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