カーブフィッティングを避けるために私が心掛けていること。

カーブフィッティングを避けるために私が心掛けていること。
カーブフィッティングを避けるために私が心掛けていること。

絞るときは慎重に…。緩めるときは大胆に…。

こんばんは。中原です。

今日は久しぶりに、システムトレードについて詳しくお話ししていきましょうかね笑

…というか、今までどんだけシステムトレードの話をサボっていたんだってところですが汗

といっても、あまりネタというネタは用意していないのですが…。

じゃあ、今回は、「カーブフィッティング」について、お話ししていきましょうか。

なぜ、急に「カーブフィッティング」についての話が出てきたのかというと、私の周りでシステムトレードをやっている方で、なかなかこのカーブフィッティングの罠から抜け出せないっていう方が多いからなんですよね…。

ということで今回は「カーブフィッティング」を避けるために私が何より心がけていることをお話ししていきましょう。

 

目次

  1. カーブフィッティングが起こる2大要因
  2. カーブフィッティングしないために私たちができること
  3. まとめ:「ちょっとくらい…」が命取り!

 

1. カーブフィッティングが起こる2大要因

カーブフィッティングが起こる2大要因

さて「そもそもカーブフィッティングって何?」という方もいるでしょうから、まずはその復習からやっておきましょう。

ざっくりとカーブフィッティングのことを説明すると…。

カーブフィッティング(過剰最適化)とは、

  • 「自分の都合の良い」ように過去の相場を分析すること。
  • 狭い視野で相場を分析したために、根拠を欠いた結論(広い視野から見たら間違えた結論)を導いてしまうこと。

こんな意味があります。

つまり、「臭いものにフタをする」分析のことを言うんですよね。

そんで、このような分析はシステムトレードでは大敵です。というか、やればやるほど損をします。

なぜなら、「現実を直視せずに、自分に都合の良い投資法ばかりを考えている」ということだから。自分に都合の良いことしか見ていなくては、投資家としてのスキルアップはなかなかできません。きちんと利益を出すためには、相場の動きをきちんと客観的・本質的に観察して、本当に利益につながるところというのを見極めなくてはならないんです。

厄介なことに、カーブフィッティングにはなかなか気付けないんですよね。気付けるのは、自分が運用を始めて、損をした後だったりします。私もこの失敗のせいで、大分大きな損をしました…汗

では、このカーブフィッティングは、どのようにして引き起こされるのでしょうか?

この理由は、主に以下の2つが挙げられます。

  • 「傾向」ではなく「結果」にフォーカスしてしまう。
  • 分析対象を絞り込み過ぎてしまう。

以上の2点です。

…よく分かりませんか?

では、それぞれについて、詳しく説明していきます。

「傾向」ではなく「結果」にフォーカスしてしまう。

バックテストをするときに、私たちが注目すべきは「傾向」であって「結果」ではありません。

なぜなら、「結果」は偶発的に起きる頻度が高いですが「傾向」に偶発性は薄いからです。

たとえば、「100円の株は利益になりやすい」という検証結果には、殆ど意味がありません。それがどのような事実に由来しているのか、傾向があるものなのか、皆目検討がつかないからです。

一方、「10000円の株よりも、1000円の株の方が利益になりやすい」「1000円の株よりも100円の株の方が利益になりやすい」という検証結果の場合はどうでしょうか。この場合は、「株価が低ければ低いほど、利益になりやすい」という傾向が明らかになっています。

このように、システムトレードをするときには、傾向にフォーカスをすべきということなんです。でなければ、結果ばかりにフォーカスしてしまい、意味も無く分析対象を絞り込んでしまい、カーブフィッティングにつながるおそれがあります。

分析対象を絞り込み過ぎてしまう。

次に挙げられるのが、分析対象を絞り込み過ぎてしまうという点が挙げられます。

たとえば、先ほどの例について考えてみましょう。

  • 10000円の株よりも、1000円の株の方が利益になりやすい
  • 1000円の株よりも、100円の株の方が利益になりやすい

この2つの検証結果が、どのような背景に基いて得られた結果なのかを、きちんと知らなければなりません。

もし、この2つの検証結果が、以下のような条件に基づくものだった場合はどうでしょうか?

  • 10000円の株よりも、1000円の株の方が利益になりやすい(売買代金が100億円以上の株が対象)
  • 1000円の株よりも、100円の株の方が利益になりやすい(売買代金が100億円以上の株が対象)

これって、かなりサンプルが少ないですよね?

もちろん、「売買代金が100億円以上の株は、株価が小さい方が利益につながりやすい」という結論を導くのは間違っていません。ですが、この傾向だけをもって「株価が安い株を買った方が利益につながりやすい」という結論を導くのは時期尚早です。

もしかすると、売買代金が小さな株だと、この傾向は当てはまらないかもしれないですよね。

更に言うと、この傾向そのものが「例外的」なものな可能性だってあるわけです。

そんなわけで、サンプルが少ない中で見つけた傾向は例外的なものである可能性もあります。ですから、できるだけ多くのサンプルを取れる状況で、傾向を掴む必要があるんです。

 

2. カーブフィッティングしないために私たちができること

カーブフィッティングしないために私たちができること

さて、カーブフィッティングが起こる2大要因が分かりました。

…ここで満足してはいけませんよ?

「うん。カーブフィッティングについてはよく分かった!これで満足だ!」

なんて言っていると、気づかぬうちにカーブフィッティングの罠に嵌ってしまうかもしれません。

カーブフィッティングの原因が分かりました。今すべきなのは、「じゃあ、どうやったらこの罠を避けられるのか」を具体的に考えることです。

…ということで、これから、カーブフィッティングを避けるために私たちにできることを考えていきましょう。

そもそも、カーブフィッティングが起こってしまう理由は、以下の2つがあります。

  • 「傾向」ではなく「結果」にフォーカスしてしまう。
  • 分析対象を絞り込み過ぎてしまう。

ですから、これらを防ぐために、それぞれ対策を打っておく必要があるんです。

ではまず、1つ目のポイントについてからお話ししていきましょう。

1つの指標を使ったバックテストは最低でも5回行う。

まず、カーブフィッティングに陥ってしまう要因の1つ目である【「傾向」ではなく「結果」にフォーカスしてしまう】を防ぐ方法を考えてみましょう。

結果にフォーカスしてしまうのには、大きな理由があります。それは、バックテストの回数が足りていないということです。

バックテストをする回数が足りなければ、必然的に自分が作る投資法には、「偶然性」が入ってしまう可能性が高まります。それこそ、カーブフィッティングしてしまう危険も高まる訳です。

ですから、これを回避するためには、バックテストを行う回数を増やす他ありません。たとえば、「1つの指標について吟味する」ためには、バックテストを最低でも5回行い、傾向をきちんと掴む必要があるでしょう。

条件をいくつか外し、それでも傾向が掴めるかを確かめる。

次に、カーブフィッティングに陥ってしまう要因の2つ目である【分析対象を絞り込み過ぎてしまう】を防ぐ方法を考えてみましょう。

これを防ぐのは簡単です。それは、「絞り込む前から、傾向がつかめているかどうか」を確かめれば良いんです。

そもそも、カーブフィッティングになってしまう一番の原因は、「視野が狭い」「自分勝手な分析をしている」というのが挙げられます。ですから、これを防ぐためには、意図的に自分の視野を広げなければいけません。

つまり、より広範囲の銘柄でバックテストを行い、それでも傾向がつかめるかを確認するのが良いでしょう。

・・・

以上が、カーブフィッティングを避けるためにできる、2つの対処法です。

 

3. まとめ:「ちょっとくらい…」が命取り!

まとめ:「ちょっとくらい…」が命取り!

いかがでしょうか。

あなたがシステムトレードの初心者なら、きっと「ギクッ」としたんじゃありませんか?笑

ですが、恥ずかしがることはありません。誰もが通る道ですから(遠い目)

相場を分析していると、どうしても「ちょっとくらい、ズルしたい…」「もう少し楽に儲けたい…」という欲が出てくるものです。

ですが、この欲に負けてしまうと、せっかく作ったシステムでも、使いものにならなくなってしまいます。

カーブフィッティングをやめる。

これが、着実な利益を出すための第1ステップです。ぜひ、この記事の内容を繰り返し読み込んで、カーブフィッティングしないシステムトレーダーになってくださいね^^@