【YAHOO!ファイナンス】第6回:年初来安値の使いこなし方

【YAHOO!ファイナンス】第6回:年初来安値の使いこなし方

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最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。
【YAHOO!ファイナンス】第6回:年初来安値の使いこなし方

1年の中で、一番安い株を買える…というのが、年初来安値の特徴です。

年初来安値を更新した株は、「1年の中でも、株価が一番安い」状態ですから、お買い得だと考えられます。こんな株は、長期保有することでリバウンドを狙い、高勝率な投資をしたいところです。

そもそも、株価が下がりすぎた株を買って、利益を出すという投資法を「逆張り投資」と言います。過去の記事でも、逆張り投資の方法や特性についてご紹介していますから、ぜひ読んでみて下さいね^^@

年初来安値の更新は、けっこう大きなイベントです。

なぜかというと、「安値」というのは、株を買うときの目安にされやすいから。普通は、今までの安値くらいにまで株価が下がると、株が買われはじめ、下がりづらくなってきます。

年初来安値が更新されたということは、1年の中でも株価が最も安くなっているということ。割安感も高まっていると考えられますから、株価が買われやすい状況にあると言えるでしょう。

このような銘柄は、逆張り投資をすることで、上手く利益を出せるでしょう。そして、ポイントさえおさえれば、あなたでも、比較的簡単に利益を出せると期待できます。

さて、というわけで、今回は「年初来安値を更新した株」の特徴や、「年初来安値を更新した株」を使った投資法をご紹介していきます。

今回のテーマは、【YAHOO!ファイナンス】第6回:年初来安値の使いこなし方です。

では早速、使い方をご紹介しましょう!

 

目次

  1. 「年初来安値」って、何?
  2. ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?
  3. 「年初来安値」を使った稼ぎ方とは…?
  4. まとめ:「年初来安値」の株を攻略しよう!

 

1. 「年初来安値」って、何?

「年初来安値」って、何?

年初来安値(ねんしょらいやすね)とは、1月からの株価の中でも、最も安い株価のことを指します。1月〜3月の間は前年1月からの価格も含めた最高値が昨年来安値として示されます。

年初来安値が更新されるタイミングは、決算が不調だったときや、製品に不具合があったときなど、「企業への期待感が薄れ、不信感が出てきている」ときに起きることが多いです。

1年の中でも最も株価が安い状態ですから、過剰に株が売られていることが多く、リバウンドの可能性が高まっていると期待できます。逆張り投資をしている方ならば、ぜひ注目しておきたい一大イベントと言えるでしょう。年初来安値を更新した銘柄を一覧として表示する無料サイトやツイートサービスもあることから、ここ最近はより多くの人から注目されるようになりました。

無料サービスの例として、YAHOO!ファイナンスでは、年初来安値更新となった銘柄を一覧表示できるページがあります。

このページに表示されるのは、年初来安値が更新された銘柄だけ。これを言い換えると、「ここ1年の中でも最も株価が安くなっている株」だけを一覧表示したページだといえます。

このページに載っている株は、これからリバウンドする見込みが高いですから、ぜひ注目しておきたいところです。

さて、逆張り投資をしている方にとっては、このページに載っている銘柄が、いかに魅力的なのかがお分かりいただけるでしょう。ですが、逆張り投資を今までやってこなかった方にとっては、「ええ〜。本当にリバウンドするの??」と疑問に感じているのではないでしょうか。

そこで、次項からは「年初来安値を更新した」銘柄として掲載されている株を翌日に買い、約1ヶ月間保有したときのパフォーマンスを確かめてみたいと思います。

 

2. ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?

ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?

では早速、「年初来安値を更新」した株を追いかけ買いしたときに、どんなパフォーマンスが得られるのかについて、2005年〜2015年までの過去10年分のデータを使って確かめてみましょう。

ここで確かめるのは、

「年初来安値更新」として掲載されている銘柄を翌朝に買う

購入した日を含めて20営業日保有したら、その翌日の寄り付き(9:00)に、すぐに売る

という投資法です。このときのバックテストの結果は、以下のようになりました。

総取引回数:386,350回
勝率:53.70%
勝った回数:207,460回
負けた回数:178,890回
期待値:+1.08%

この結果を見ると、勝率は50%を上回っており、期待値がプラスでした。2005年〜2015年の10年間で、どの年でも利益を出せていないことから、「年初来安値を更新した」株を翌朝に買うというのは、利益を出しやすい投資法だということが分かります。

…ですから、このような投資法は資産を増やしやすいことから、頻繁にチェックしておくのが良いでしょう。

ここまでのバックテスト結果から、「年初来安値を更新した」銘柄を購入することで、利益が見込めるということが分かりました。

ですが、このページ。使いようによっては、もっと効果的に利益を出す方法もあります。次項では、この「年初来安値を更新した株」を使って、もっと効果的に利益を出せそうな投資法を1つご紹介しましょう。

 

3. 「年初来安値」を使った稼ぎ方とは…?

「年初来安値」を使った稼ぎ方とは…?

年初来安値を更新した銘柄などを対象とした逆張り投資では、「急落した株」ほど魅力度が増していきます。

ですから、この年初来安値更新をした銘柄の中でも、前日比が大きくマイナスなものをチョイスすることで、大きな利益が得られると期待できます。たとえば、前日比が−5%以下の株は、急落の度合いも大きいため、大きな利益が見込めると言えるでしょう。

また、年初来安値更新となった株の特徴としては、「超低位株」や「値嵩株」、「薄商い株」は、続伸しづらいという点も挙げられます。ですから、年初来安値を更新した株を購入して、利益を出すためには、このような銘柄は避けておくのが無難でしょう。

加えて、逆張り投資には向いている時期と、不向きな時期があります。このような投資法を使うときには、「下がっている株が買われやすい」時期に限定するのが良いでしょう。今現在のところ、2月、3月、6月、10月、11月の週初めに年初来安値を更新した株は、以降リバウンドしやすいことが分かっています。この投資法を使うときには、この時期にフォーカスするのが良さそうです。

以上の点を加味すると、年初来安値を更新した株を使った逆張り投資では、以下のポイントを全て確認しておくのが良いでしょう。具体的には…。

  • 年初来安値更新ページに表示されている株の中でも、
  • 直近終値が100円〜500円の範囲内にある
  • 売買代金がが1000万円以上である
  • 出来高が20000株〜10000000株の範囲内
  • 前日比が-5%以下である
  • 月、火、水曜日のいずれかである
  • 2月、3月、6月、10月、11月のいずれかである
  • 上記の6点を全て満たした銘柄を、翌日の寄り付きで購入する
  • 購入日を含め、20営業日間保有したら、その翌日の寄り付きにて手仕舞う

というものです。これにより、高確率でリバウンドを掴めると期待できます。逆張り投資をしている方にとっては、とても分かりやすい、身近な投資法なのではないでしょうか。

では、この投資法を使ったときの過去10年間分のバックテスト結果を確認してみましょう。

総取引回数:6,449回
勝率:75.13%
勝った回数:4,845回
負けた回数:1,604回
期待値:+10.44%

勝率が50%を超えており、期待値も+10.44%と大きくプラスとなっているため、利益につながりやすい投資法だということが分かります。

2005年以降の10年間において、この投資法は安定的に利益を出したことが分かっています。年初来安値を更新した株をチェックしている方は、ぜひこの投資法を頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

 

4. まとめ:「年初来安値」の株を攻略しよう!

まとめ:「年初来安値」の株を攻略しよう!

さて、今回のテーマは「年初来安値を更新した株をどうやって攻略すれば良いのか?」でした。この答えは、以下のとおりです。

  • 「低位株・値嵩株でない」
  • 「急落している」
  • 「薄商い株でない」
  • 「逆張り投資をする時期」

以上の3つのポイントが非常に大切だということが分かりました。これらのポイントを抑えることで、年初来安値更新を狙った逆張り投資が上手くできるようになると期待できます。

もし、あなたが逆張り投資を使って安定的に利益を出したいのならば、本日ご紹介した投資法で、投資してみてはいかがでしょうか?^^@