【YAHOO!ファイナンス】第4回:ストップ安の使いこなし方

【YAHOO!ファイナンス】第4回:ストップ安の使いこなし方
【YAHOO!ファイナンス】第4回:ストップ安の使いこなし方

「ストップ安」になった銘柄は、買うと危ない銘柄という印象がありますが、実際はどうなのでしょうか?

「この株を買えば、きっと儲かるだろう!」

株を買う瞬間は、どんな投資家だってワクワクするもの。「あれだけ時間をかけて株を選んだんだから、きっと利益になるだろう!」と、根拠のカケラも無い自信が湧き上がってきますよね笑

ですが、株式投資はそんなに簡単なものではありません。実際、約7割の個人投資家が株式投資で損をしているようですので(出典:「投資家の7割が損している」という集計結果から感じたこと。)、せっかく株を買ったのに、そのまま株価が下がってしまう…というケースの方が多かったみたいなんですよね。

特に、投資をしている方にとって最悪なのは、「ストップ安」という状況。ストップ安というのは、言葉どおり、「これ以上株価が下がらない」というところで株価が下がったということです。

自分の買った株が、「下がるところまで下がる」という状況。投資家にとっては、身の毛もよだつような最悪の状況です。

ですが、もしあなたがその株を持っていないとすると、ストップ安は利益を出すためのチャンスとも言える状況です。なぜなら、株価が急落しているということは、割安感が増しているということ。上手く使えば、利益につなげることだって夢ではないからです。

さて、というわけで、今回は「ストップ安となった株」の特徴や、「ストップ安になった株」を使った投資法をご紹介していきます。

今回のテーマは、【YAHOO!ファイナンス】第4回:ストップ安の使いこなし方です。

では早速、使い方をご紹介しましょう!

目次

  1. 「ストップ安」って、何?
  2. ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?
  3. 「ストップ安」を使った稼ぎ方とは…?
  4. まとめ:「ストップ安」の株を攻略しよう!

1. 「ストップ安」って、何?

「ストップ安」って、何?

ストップ安(ストップやす)とは、株価が制限値幅(1日で動ける株価の値幅)の下限まで下落することを言います。他にも、「S安」「STOP安」「リミット・ダウン(Limit Down)」と呼ばれています。

企業が下方修正を発表したときや、粉飾決算など、経営状況が危機的になっている会社や、製品の不具合などが発覚した場合など、「企業への不信感がつのり、不人気化した」ときに起きることが多いです。

「これ以上株価が下がらない」というところまで、株価が下落していることになりますから、ストップ安となった銘柄は人目を引きやすい傾向があります。ストップ安となった銘柄を一覧として表示する無料サイトやツイートサービスもあることから、ここ最近はより多くの人から注目されるようになりました。

無料サービスの例として、YAHOO!ファイナンスでは、ストップ安となった銘柄を一覧表示できるページがあります。

このページに表示されるのは、ストップ安となった銘柄だけ。これを言い換えると、「株価が下限いっぱいまで下がった、超不人気株」だけを一覧表示したページだといえます。

このページに載っている株を持っていた人たちは、悔しくてたまらない気持ちになっていることでしょう。

一方、このページに載っている株を持っていない人たちは、株価の急落を眺めながら、「いくらになれば、割安で仕入れられるのか?」を考えています。ストップ安となった銘柄は一般的に株価が下がり過ぎていることが多いため、リバウンドが狙えると考えられるのです。

…ですが、ここに載っている株を買うのって、本当に利益が出る投資法なのでしょうか…?

次項では、「ストップ安」銘柄として掲載されている株を翌日に買い、その翌日に売ったときのパフォーマンスを確かめてみたいと思います。

 

2. ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?

ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?

では早速、「ストップ安」になった株を追いかけ買いしたときに、どんなパフォーマンスが得られるのかについて、2005年〜2015年までの過去10年分のデータを使って確かめてみましょう。

ここで確かめるのは、

「ストップ安銘柄」として掲載されている銘柄を翌朝に買う

購入した翌日の寄り付き(9:00)に、すぐに売る

という投資法です。このときのバックテストの結果は、以下のようになりました。

総取引回数:21,447回
勝率:48.14%
勝った回数:10,325回
負けた回数:11,222回
期待値:-0.76%

この結果を見ると、勝率は50%を下回っており、期待値がマイナスでした。2005年〜2015年の10年間で、どの年でも利益を出せていないことから、「ストップ安」となった株を翌朝に買うというのは、利益を出しにくい投資法だということが分かります。

…ですから、このような投資法は資産を減らしてしまうため、むやみに「ストップ安」となった株を買うのは、良い選択とは言えないでしょう。このような投資法を繰り返していると、誰が投資しても、損ばかりを膨らましてしまうと考えられます。

ここまでのバックテスト結果から、「ストップ安」となった銘柄は、無作為に購入するというのは、いささか早計だと考えられます。ですから、YAHOO!ファイナンスの「ストップ安」のページに表示されている株を、テキトーに選んで購入するのは止めておくべきでしょう。

ですが、このページ。使いようによっては、利益を出す方法もあります。次項では、この「ストップ安」を使って利益を出せそうな投資法を1つご紹介しましょう。

 

3. 「ストップ安」を使った稼ぎ方とは…?

「ストップ安」を使った稼ぎ方とは…?

株式相場には、「上昇するときはゆっくり」「下落するときは一気に」という法則があります。つまり、株価が上昇するのには時間がかかり、下落するのは一瞬だということです。

この理由は、以前の記事でもご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

さて、この法則があるということは、「リバウンドを掴むためには、それなりの保有期間を用意しなければいけない」ということになります。ですから、前項でご紹介したような「1日だけ株を保有する」というのでは、保有期間がまだまだ足りません。

株価のリバウンドには、大体1週間くらいかかります。ですから、ストップ安銘柄を買うときにも、大体1週間くらい保有しなければ、リバウンドの見込みは高いとはいえないでしょう。

また、ストップ安となった株の特徴としては、「超低位株」や「値嵩株」、「薄商い株」は、リバウンドしづらいという点も挙げられます。ですから、ストップ安を購入して、利益を出すためには、このような銘柄は避けておくのが無難でしょう。

同様に、既にリバウンドしてしまっている株も、購入しても利益にはつながりにくいと考えられます。

以上の点を加味すると、ストップ安株を使ってリバウンドを狙うには、以下のポイントを全て確認しておくのが良いでしょう。具体的には…。

  • ストップ安ページに表示されている株の中でも、
  • 直近終値が20円〜2000円の範囲内にある
  • 出来高が50000株以上である
  • 前日比が-10%以下である
  • 上記の3点を満たした銘柄を、翌日の寄り付きで購入する
  • 購入日を含め、5営業日間保有したら、その翌日の寄り付きにて手仕舞う

というものです。これにより、リバウンドを掴めると期待できます。逆張り投資をしている方にとっては、とても分かりやすい、身近な投資法なのではないでしょうか。

では、この投資法を使ったときの過去10年間分のバックテスト結果を確認してみましょう。

総取引回数:6,159回
勝率:57.44%
勝った回数:3,538回
負けた回数:2,621回
期待値:+6.24%

勝率が50%を超えており、期待値も6.24%とプラスとなっているため、利益につながりやすい投資法だということが分かります。

2005年以降の10年間において、この投資法は安定的に利益を出したことが分かっています。ストップ安となった株を頻繁にチェックしている方は、ぜひこの投資法を頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

 

4. まとめ:「ストップ安」の株を攻略しよう!

まとめ:「ストップ安」の株を攻略しよう!

さて、今回のテーマは「ストップ安になった株をどうやって攻略すれば良いのか?」でした。この答えは、以下のとおりです。

  • 「低位株でない」
  • 「値嵩株でない」
  • 「商いが盛ん」

以上の3つのポイントが非常に大切だということが分かりました。これらのポイントを抑えることで、ストップ安銘柄から利益を絞り出すのは、夢ではないかもしれないですね。

ちなみに、ストップ安を使った、もっと安定した投資法を知りたいという方は、レポートもご用意していますので、ぜひ使ってみて下さい。

もし、あなたがストップ安を使って利益を出したいのならば、本日ご紹介した投資法で、投資してみてはいかがでしょうか?^^@