【YAHOO!ファイナンス】第2回:値下がり率ランキングの使いこなし方

【YAHOO!ファイナンス】第2回:値下がり率ランキングの使いこなし方

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最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。
【YAHOO!ファイナンス】第2回:値下がり率ランキングの使いこなし方

「下がった株を買う」という投資家は多いですが、その中でも利益を継続的に出している投資家はほんの一部しかいません。それは、何故なのでしょうか…?

株価が下がった株は、「安くなったから、買われやすい」と考えられています。このような株を積極的に買うというのが逆張り投資という投資手法として有名です。

どうやら、日本の個人投資家にとっては、この逆張り投資というのはとても好まれる投資法なようで、初心者から上級者まで、様々な層の投資家が積極的に使っているようです。

…ですが、「下がったら買う」という投資法は、本当に正しい投資法なのでしょうか?

もしかすると、なかなか利益の出せない投資法かもしれません。

さて、というわけで、今回は「値下がりしている株」の特徴や、「値下がりしている株」を使った投資法をご紹介していきます。

今回のテーマは、【YAHOO!ファイナンス】第2回:値下がり率ランキングの使いこなし方です。

では早速、使い方をご紹介しましょう!

 

目次

  1. 「値下がり率」ランキングって、何?
  2. ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?
  3. 「値下がり率」ランキングを使った稼ぎ方とは…?
  4. まとめ:「急落中」の株を攻略しよう!

 

1. 「値下がり率」ランキングって、何?

「値上がり率」ランキングって、何?

YAHOO!ファイナンスの「値下がり率」ランキングというと、ここ1日の間で、最も値下がりした株を掲載してくれるページを指します。

…もっと厳密に言えば、「前日比(前日と当日の株価の変動率)」が最も小さな株がランキング形式として掲載されます。

このページに表示されているのは、ここ最近で、暴落真っ只中にある不人気株株だけ。

とても不人気な株なので、ネガティブな材料ばかりで「え…これを買うの…?」と不安になってしまうものばかりが掲載されます。

逆張り投資というのは、まさにこのような「不人気な株」を買いまくるという投資法ですが…。実際のところ、このページに載っている株を買えば、利益は出せるのでしょうか…?

次項では、「値下がり率」ランキングに掲載されている株を翌日に買い、その翌日に売ったときのパフォーマンスを確かめてみたいと思います。

 

2. ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?
ここに載っている株を翌朝に買うと、どうなるの?

では早速、「値下がり率」ランキングに表示されている銘柄を買うと、どんなパフォーマンスが得られるのかについて、過去10年分のデータを使って確かめてみましょう。

ここで確かめるのは、

「値下がり率」ランキングに表示されている上位50銘柄を翌朝に買う

購入した翌日の寄り付き(9:00)に、すぐに売る

という投資法です。このときのバックテスト結果は、以下のようになりました。

総取引回数:128,096回
勝率:51.26%
勝った回数:65,662回
負けた回数:62,434回
期待値:-0.05%

この結果を見ると、勝率は50%は超えていますが、期待値はマイナスです。2005年〜2015年の10年間で利益を出せていないことから、「値下がり率ランキング」に乗っている株を翌朝に買うというのは、利益を出しにくいことが分かります。

…ですから、このような投資法は資産を減らしてしまうため、一般的には「値下がり率ランキング」に掲載されている銘柄を買うのは良い選択とは言えないでしょう。そもそもこのページに表示されている銘柄は、「それだけ下がってしまう理由のある」危険な銘柄ばかりですから、安易に逆張り投資するのは危険だと考えられます。

これだけを見ると、「値下がり率」ランキングは、「買ってはいけない銘柄」を見つけるのにとても便利だと言えるでしょう。ですが、このランキング。工夫次第によっては、利益を出す方法もあります。次項では、この「値下がり率」ランキングを使って利益を出せた投資法を1つご紹介しましょう。

 

3. 「値下がり率」ランキングを使った稼ぎ方とは…?

「値上がり率」ランキングを使った稼ぎ方とは…?

値下がり率ランキングを使って利益を出すためには、相場全体が暴落しているときに使うのがもっとも効果的だと考えられます。そして、適切なタイミングで仕掛けることで、安定的に利益が出せると期待できます。

では早速、この「値下がり率」ランキングに掲載されている上位100位の銘柄を使って、利益を出してきた投資法をご紹介しましょう。

まず、値下がり率ランキングの「100位」の前日比を確認します。

もし、ここに表示されている「値下がり率100位」の銘柄の前日比が-10%より小さかった場合、相場全体が暴落している状況といっても過言ではありません。100銘柄以上が10%も株価が下落しているということですから、よっぽどの大暴落と言えるでしょう。

そして、100銘柄が10%も下がってしまうような大暴落時には、翌日以降、相場が反転する確率が高いと考えられます。…言わば、相場の「底」に近い状況かもしれないということです。

相場が底に近づいているときには、どんな銘柄を買っても、大抵は利益につながります。ですから、株を買うには絶好のタイミングなんです。

このようなタイミングに、値下がり率の大きな株を購入することで、大きなリバウンドを掴み、効率的に利益を出せると期待できます。

 

…よって、値下がり率ランキングを使った投資法では、

  • 値下がり率ランキングの100位が前日比-10%以下のときに
  • 株価は100円以上
  • 売買代金が10億円以上
  • 前日比が-10%以下の株を
  • 翌日、株価が直近終値以下まで安くなったところで買う
  • 株を買った翌日に、すぐに株を売る

という逆張り投資法が有効だと考えられます。

では、この投資法を使ったときの過去10年間分のバックテスト結果を確認してみましょう。

総取引回数:1,591回
勝率:57.07%
勝った回数:908回
負けた回数:683回
期待値:+2.72%

相場が暴落しているとき…つまり、投資家の多くが含み損に喘いでいるときに、安定的に利益を出した投資法です。ちょっとしたお小遣い稼ぎをしたい投資家にとって、この投資法はとても有効だと言えるでしょう。

2005年以降の10年間において、この投資法は安定的に利益を出したことが分かっています。値下がり率ランキングを頻繁に確認している方は、ぜひこの投資法を頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

 

4. まとめ:「急落中」の株を攻略しよう!

まとめ:「急騰中」の株を攻略しよう!

急落中の株を買うときには、その「相場の状況」が、利益に密接に関わってきます。有利でないタイミングに逆張り投資をしてしまうと、損ばかりを出してしまい、利益にはつながりにくいです。一方、「値下がり率」ランキングを上手く使いこなすことで、利益につながりやすかった投資法を見つけることができました。

もし、あなたが「下がっている株」を使って利益を出したいのならば、「値下がり率ランキングの100位」に注目してみてはいかがでしょうか?^^@