大切なのは「時間」? 投資テクニックごとに、分析にかける時間をまとめてみた。

大切なのは「時間」? 投資テクニックごとに、分析にかける時間をまとめてみた。
大切なのは「時間」? 投資テクニックごとに、分析にかける時間をまとめてみた。

「時間が無いから投資ができない!」こんな悩みを抱えた方は、少しだけ目を通してみて下さい。

バリュー投資、グロース投資、イベント投資、チャート分析、システムトレード…。

ひとことで株式投資と言っても、実際に投資で稼ぐための方法論は沢山あります。選択肢が沢山あるが故に、投資をはじめたばかりの人にとっては、「どれをやれば良いの?」と迷ってしまうのも事実。

「自分に合った投資法」

これをきちんと見つけなければ、良い株を見つけるために無駄に時間がかかってしまったり、自分に向いてなくて飽きたり、疲れてしまうこともあるでしょう。

前回は、「自分に適した投資法」を自分の利き脳を基に見つける方法をご紹介しましたが、実はこれだけで投資法を決めてしまうのはやや安直過ぎます。

…というのも、それぞれの分析法は「時間のかかり具合」が全然違うんです。

 

目次

  1. はじめに時間をがっつりかけて株を探し、あとは放置するだけの方法
  2. 毎日短時間で株を探し、地道に稼ぐ方法
  3. 勘を頼りにささっと探し、手軽に稼ぐ方法
  4. まとめ:投資法ごとに、分析にかかる時間は全く違う。

 

1. はじめに時間をがっつりかけて株を探し、あとは放置するだけの方法

はじめに時間をがっつりかけて株を探し、あとは放置するだけの方法

まずご紹介したいのが、「バリュー投資」や「グロース投資」という方法。この投資手法を使うときには、株を買う前に、分析にものすごく時間をかけなければいけません。

目安としては、1銘柄を買うかどうかを決めるまでにかかる時間は、20時間〜30時間くらい。とても1日や2日で、「これにしよう」と決められるほどのものではありませんよね笑

バリュー投資やグロース投資のでは、以下のような事項を徹底的に吟味していきます。

  • 本当に、買おうとしている銘柄は割安なのか?
  • 本当に、買おうとしている銘柄は成長の見込みがあるのか?
  • 大きく株価が伸びるために必須な条件は何か?
  • 確実に配当を受け取るために、投資先企業が達成しなければならないポイントは何か?

以上のポイントは分析することの中でもほんの一部。ここから更に、「競合との差別化要因は何か?」「企業のSWOT(強み/弱み/機会/脅威)は何か?」などを、ロジカルに分析しつくしていきます。

そして、最終的に「この会社にお金を入れておけば、損する危険性よりも利益を得られる可能性のほうが高い」と判断できたら株を買うわけです。

これら2つの投資法は、保有期間がとにかく長い。バリュー投資では数年〜数十年株を持つのが一般的ですし、グロース投資では数ヶ月〜数年単位での投資になります。

これを裏返すと、「1度選んでしまったら、数ヶ月〜数十年間、お金を移動できなくなってしまう」ということ。感覚的には、結婚相手を探すのと同じくらい、慎重にならなければいけない訳です。

明確に企業の将来を見通さなければならないため、かなり専門的な知識が必要というのが難点。一人前に投資できるようになるためには、かなりの努力と勉強が必要になりそうです。

 

2. 毎日短時間で株を探し、地道に稼ぐ方法

毎日短時間で株を探し、地道に稼ぐ方法

次にご紹介するのが、システムトレードという手法。これは、パソコンに自動で株を分析させて、毎日5分くらいで魅力的な株を見つける手法です。

この手法の特徴は、「とにかく1回あたりの投資期間が短い」という点。保有期間も1日〜数週間と短期なので、どんどん投資先を鞍替えしていくのが主なスタイルです。

前項でご紹介したバリュー投資やグロース投資とは異なり、システムトレードではいつでも投資先を乗り換えられるため、1回1回の分析にかける時間は非常に短いです。慣れれば、1日5分あれば、投資先を見つけられるでしょう。

ですが、投資期間が短く、次々と資金を鞍替えしていくため、常に「新しい投資チャンス」を探していなければなりません。動物でたとえるならば、止まったら死んでしまうと言われている「マグロ」のような投資法です。

一度投資法を編み出したら、半自動的に株を見つけられますし、そこまで専門知識は要りません。強いてデメリットを挙げるとするならば、「退屈」という点ですね。

システムトレードでは、作業をとにかくこなすというのが大切です。…つまり、パソコンに向かって、ひたすら分析を繰り返す…という単純作業が続くということ。「飽きっぽい」方には向いていないかもしれません苦笑

 

3. 勘を頼りにささっと探し、手軽に稼ぐ方法

勘を頼りにささっと探し、手軽に稼ぐ方法

さいごにご紹介するのが、「イベント投資」と呼ばれる投資法。これは、分析にあまり時間をかけずに、中期〜長期的に株を持ち続ける投資法です。

この投資手法では、たとえば、「夏場に掛けてビールが売れやすい」とか、「今年は花粉が多い」、「優待が◯月に確定する」など、イベントに合わせて株を購入するという投資法です。

かなり感覚的な投資法なので、そこまで精度の高い投資はできません。よって、リスク管理がとても大切になってくる投資法です。

時間こそあまりかかりませんが、リスク管理上、できるだけ小資金で運用しなければいけないため、効率の低い投資手法というのが難点です。また、対応できる「イベント」が少ないと、なかなか投資先が見つからないこともあるため、幅広い分野に関して知識をもっていなければ、上手く資金繰りするのが難しいでしょう。

 

4. まとめ:投資法ごとに、分析にかかる時間は全く違う。

まとめ:投資法ごとに、分析にかかる時間は全く違う。

ひとことで「投資」とは言っても、投資法は十人十色です。

1日でパパっと投資先を決めてしまう人もいれば、何ヶ月も分析を重ねて、慎重に投資先を決めるという方も居ます。

ですが、「時間をかけるべき分析」をサボって、ただただテキトーに投資するのでは、ギャンブラーと何ら変わりません。

よって、精度の高い投資をするためには、必要に応じたタイムマネジメントが必要です。ぜひ、投資を始める際には、「自分が使える時間量」に合った投資法を使うようにして下さいね。