投資をするときにはお金を余らせておこう。

投資をするときにはお金を余らせておこう。
投資をするときにはお金を余らせておこう。

「こないだ、良い株を沢山見つけたので、お金を全て投入しちゃいました」という方へ、モノ申します。

—–以下、会話—–

中原「そういえば、Aさん、保有資金の何%を株に入れてるんですか?」

A「え? そらもう、全ツッコミよ。」

中原「もしかして、全資金を株に入れてるんですか?」

A「そうだよ。それが一番効率良いもん。」

中原「1円も予備資金を用意してないんですか?」

A「予備資金? 何、それ?」

————————-

つい、このあいだ、株が大好きなAさんと株についてお話ししてきました。上の会話は、そのときの内容です。

…どうやらAさんは、株式投資に全資金を突っ込んでいる様子。これってちょっと、危なくないですか…?

 

目次

  1. お金はいつも余らせておこう。
  2. 全額投入は自分の首を締めることに。
  3. まとめ:お金は最低でも半分くらい、余らせよう。

 

1. お金はいつも余らせておこう。

お金はいつも余らせておこう。

冒頭でご紹介したAさんの投資法、どうして「危ない」のか、あなたには分かりましたか?

…実は、投資でお金を余らせておくのには、2つの理由があります。

  • 相場が暴落したときに、不用意に大損を被らないため。
  • 「大チャンス」のときに備えて、お金を余らせておくため。

以上の2つが、お金を余分にとっておくべき理由です。

お金を常に株に投入してしまうと、相場が暴落したときに大損してしまうでしょう。これでは、コツコツ積み上げてきた利益がわずか1日で吹き飛んでしまう…ということにもなりかねません。

…ですので、「お金を全て株に入れてしまう」というのは、非常に危険な投資なんです。

同時に、「暴落」したときというのは、様々な株が割安になる、バーゲン・セールの状態です。ですが、常に限界まで株を買っていると、こういった「バーゲン・セール」になっても、お金が余っていないせいで、買い物ができなくなってしまいます。つまり、「株を持っている」せいで、様々なチャンスを逃してしまうこともあるわけですね。

 

2. 全額投入は自分の首を締めることに。

全額投入は自分の首を締めることに。

前項までをお読みいただくことで、「株を買い過ぎる」ことが、とても不利な選択であるのか、お分かりいただけたかと思います。

よく、相場の格言で「損するほど、取り返すのが難しい」とも言われていますが、全額投入を続けていると、たったの数日で「取り返しのつかない状況」になってしまう…ということも往々にしてあります。

東日本大震災では、「安全」と言われ続けてきた電力株ですら、暴落したわけです。

リーマン・ショックでも同様に、「安全」と言われる銀行株が暴落してましたよね。

こんな感じで、「絶対に安全な株」なんて、この世の中には存在しません。言い換えれば、私達は常に「危ないところ」にお金を投入している訳です。よって、そんな危険なことをしているのに、「全額を投入しよう」という発想は、狂気じみているとも言えるでしょう。

…ですので、投資をするときには、できるだけ多くお金を余らせて、「不用意な損をしないように」+「いざというときにチャンスをつかみとれるように」準備をしておくのが賢明です。

余剰資金の目安ですが、

  • デイトレ…総資金の30%くらい
  • スイング…総資金の50%くらい
  • 数ヶ月…総資金の70%くらい

これくらいの資金は用意しておくのが無難です。

…これは余談ですが、上の3点のように、「投資期間が長いほど、余らせておくお金も増やす」べきです。なぜかというと、「長く株を持つほどリスクが大きくなる」から。

以上のように、安全に投資をつづけるためにも、お金を余らせておくのが大切です。自分の投資手法に合わせて、適切な「予備資金」を用意するようにしましょう。

 

3. まとめ:お金は最低でも半分くらい、余らせよう。

まとめ:お金は最低でも半分くらい、余らせよう。

本ブログをお読みの方で、「デイトレードやってます」という方は、そんなに多くないでしょう。

数日〜数ヶ月単位で投資している方は、最低でも運用資金は、保有資金の半分以下にとどめておくのが無難です。…でないと、暴落したときに塩漬け株ばかりになり、身動きがとれなくなってしまいますからね。

2013年以降は、「持ってれば勝手に株価が上がってくれる」相場が続いてきましたが、この勢いはおそらくオリンピックが終われば止まってしまうような、一時的で特殊な相場でしかありません。

ですので、いざ来たる「暴落」に備えて、運用資金と同じくらいの予備資金を用意して、安全に投資するように心掛けて下さいね。