【成長株】割高な株を買う時の合理的な理由なんて、あるの?

大型株より新興株が狙い目では?
【成長株】割高な株を買う時の合理的な理由なんて、あるの?

「この株、高っ!」「いやいや、それはまだまだ割安だよ。」

株を買う時によく使う指標に、PERやPBRがあります。

この指標、あなたはきちんと意味を分かって使っていますか?

たとえば、「PERが5倍なのに割高な株」と「PERが100倍なのに割安な株」、きちんと見分けられますか?

よく、初心者向けの投資本を見ると、「PERが20倍より小さかったら、割安です」というハウツーが書いてあったりするんですが…。

実はこれ、正しくありません。

「まじ!? そんじゃあ、今までの私の判断は間違いだったの?!」

読者の中には、こんなふうに慌ててしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。…すみませんが、事実です。

もっと正確に言うと、「一般的には正しいかもしれないけど、例外もある」ということ。

この理由は、「企業の成長性」の中に隠されています。一体、どういうことなのでしょうか…?

 

目次

  1. 企業の将来が明るければ、PERは高くても問題無い?
  2. ボロ株が急に人気化する理由は、「成長性」に隠されている。
  3. 小さい会社ほど、「成長性」はコロコロ変わる。
  4. まとめ:「市場の成長性」や、「収益見込み」なども加味しよう。

 

1. 企業の将来が明るければ、PERは高くても問題ない?

企業の将来が明るければ、PERは高くても問題ない?

IPO企業のGunosyや、ミドリムシを扱うユーグレナ。

PERが数百倍という水準にあるこれらの企業は、何故ここまで買われているのでしょうか?

「きっと、この株を買っている人たちはバカなんだ!」

あなたが株式投資を始めたてならば、こんな邪推をしているかもしれません。

…ですが、投資をしている人はそんなにバカではありません。むしろ、計算をした上でこれらの企業を買っていると考えられます。

高PERや、高PBRとなるほど株が買われているその理由は、企業の「成長性」が密接に関わっています。

例えば、オリンピック関連やインバウンド関連、はたまたマイナンバー関連など。これらの「材料株」には、それほどまでに買われる背景があるんです。

それは、「急成長して、将来的に割安になるかもしれない」というもの。

もし今の状態でPERが100倍だとしても、企業価値が10倍に膨れ上がればPERは10倍にまで下がります。…つまり、「将来的には割安になるかもしれない」ということなんです。

逆に、常に減収減益となっている企業は、「衰退していって、将来的に割高になるかもしれない」という懸念が膨らみます。

ですので、株を買いたい人がなかなか現れず、「割安」と呼ばれる水準にまで株価が下がってしまうんです。

…つまり、株主は会社の「将来」を買っているということ。今のところ、大した価値のない企業でも、数年スパンで考えれば大化けする可能性だってあるワケです。

このような理由から、一見すると「割高過ぎる株」や「割安過ぎる株」が量産されることとなるんです。

 

2. ボロ株が急に人気化する理由は、「成長性」に隠されている。

ボロ株が急に人気化する理由は、「成長性」に隠されている。

急に株価が上昇して「割高」になる株の代表例として、ボロ株が挙げられます。毎年のように赤字を垂れ流し、企業規模は縮小…。

そもそもあまり期待されていなかった企業が、最新の決算でちょっとしたサプライズがあったりすると、急に株価が高くなります。

例えば、「今まで赤字だったのに、今年とつぜん黒字化した」という株。

こういった株は、今まで不人気だったにも関わらず、「これからどんどん割安になるかもしれない」という期待感から株が買われることがあります。

企業の成長性は決算などのイベントがないと、なかなか顕在化しません。ですから、こういった「見方が大きく変化する」イベントがある、すなわち「成長性が一気に高くなる」ような株は、急に値上がりするという現象が見られるんです。

 

3. 小さい会社ほど、「成長性」はコロコロ変わる。

小さい会社ほど、「成長性」はコロコロ変わる。

「急に割高になる株」は、ボロ株だけではありません。

他に挙げられるのが、「小さい会社」です。なぜなら、こういった企業は、収益源が1つ〜2つ増減するだけで、成長性はガラリと変わるからです。

たとえば、「年商10億円」の建設会社があったとしましょう。

こういった会社に突然、オリンピック特需のように、大型の案件が転がり込んできたらどうでしょう?

もしかすると、「年商10億円、純資産50億円」の会社が、ここ数年間は「年商50億円」にまで急拡大するかもしれません。

これだけ良い材料が控えているのならば、(まだ財務諸表に反映されていないとしても)PER50倍くらいにまで上昇しても充分回収できると考えられるんです。

 

4. まとめ:「市場の成長性」や、「収益見込み」なども加味しよう。

まとめ:「市場の成長性」や、「収益見込み」なども加味しよう。

「なんだこの株、高すぎやしないか!?」

相場を眺めていると、こんな銘柄を見かけることが多々あります。

もしかすると、こんな銘柄にはビックチャンスが隠れているかもしれませんよ?