ナンピン買いでは絶対にリスクは減らせない

とりあえず、「超大型株は買い」?
ナンピン買いでは絶対にリスクは減らせない

「下がったら買う!」というのは、投資の鉄則ですが…。

こないだ、とある年配の投資家の方とお話しする機会がありました。

投「中原さん! この株、急落したんですよ!」

私「おお、どうしたんですか?」

投「いやね、私が保有している株が下がったんですよ!」

私「おお、それは運が悪かったですね…」

投「運が悪いだなんてトンデモナイ! これ、ナンピン買いするチャンスじゃないですか! 中原さんも買ったほうが良いですよ〜^^@」

私「えっ汗」

投「この株はきっと反発しますよ〜!」

…とまあ、こんな感じの会話でした。

ナンピン買い…。私も買うときは買いますが、基本的にはスルーしますね。

「株価が下がったんだから、下がる可能性が減ったってことじゃないか!」

投資家の彼にとっては、これが言い分なんだと思います。もちろん、株価が下がれば下がるほど割安になりますし、反発の可能性が高まるというのは、そのとおりだと思います。統計的にも実証されていますからね。

ただ…。ナンピン買いするかどうかは、そんなカンタンに判断して良いものではないというのもこれまた事実。「下がる可能性が減った」こと以上に、もっと重要なポイントを軽視してしまっているんじゃないかっていう不安があるからなんです。

 

目次

  1. ナンピン買いをしても良いのは「◯◯」な時だけ!
  2. ナンピン買いをすることのメリット・デメリット
  3. まとめ:「リスクが減った」と思うのは筋違いでは?

 

1. ナンピン買いをしても良いのは「◯◯」な時だけ!

ナンピン買いをしても良いのは「◯◯」な時だけ!

さて、結論から申し上げると、ナンピン買いしても良いのは「リスク計算した上で、問題ない」という時だけです。

あなたなら「1回あたりの損失は◯◯円までにおさえる」など、何かしらのリスク管理・資金管理をしているかと思います。このとき、ナンピン買いをすることでこの基準をオーバーするのならば、ナンピン買いするのはNGです。

ナンピン買いを別の言葉に言い換えるならば、株を「買い増す」ということ。それだけ、1銘柄にお金が偏ってしまうことになるんですよね。

「急落した株を買う」のが良いならば、極論、今持っている株以外で急落したものを買えば良いこと。わざわざナンピン買いに固執する必要なんてどこにもありません。

他の銘柄を買えば資金が分散できますし、ナンピン買いよりもローリスクな投資になるはずです。

 

2. ナンピン買いすることのメリット・デメリット

ナンピン買いすることのメリット・デメリット

私もナンピン買いしたことがあります…。全てのナンピン買いが上手く行きましたが、これはリスク管理を徹底していたからこそできた技と言っても過言ではありません。

私がナンピン買いするのは、震災による急落時みたいなときだけ。反発するのが目に見えた状況くらいでないと、こんな危険なことはしていません。実際、このとき以外は、基本的には全てのナンピン買いのチャンスをスルーしていました。それほどまでに、ナンピン買いに対して慎重でいるってことなんです。

ナンピン買いにはメリットとデメリットがありますが、これらは切っても切り離せない関係にあります。ナンピン買いを正しく理解するためにも、これらのポイントをおさらいしておきましょう。

ナンピン買いをするメリット

  • 眠っている資金を活かせる→資金効率が上がる
  • 反発すれば大きな収益が得られる
  • 安いときに株を買える

ナンピン買いをするデメリット

  • リスクを取り過ぎてしまい、損したときに取り返せなくなる
  • 1銘柄に資金が集中し、資産が不安定になる
  • 他の銘柄の存在を無視しており、機会損失となる

初心者向けの投資書籍などでは、「下がっても株を売らなければ負けじゃない。むしろ買い増せば良い」みたいな表記があったりしますが、これ、危険ですよね。

こんなことを言われてしまうと、「下がったらとりあえず買っておけば平気」みたいな、リスクを全く無視した、間違った方向へ行ってしまうもの。

ナンピン買いをすると「安く買えた!」という安心感があります。それできちんと反発してくれれば良いのですが、時間が経つにつれて「あ、やばい、また下がってきた…」というのでは、最悪です。

完璧な投資方法なんてどこにもありません。ナンピン買いにはナンピン買いのリスクがあるので、この点をキチッと抑えておきましょう。

 

3. まとめ:「リスクが減った」と思うのは筋違いでは?

まとめ:「リスクが減った」と思うのは筋違いでは?

ナンピン買いは「リスクを減らす」ものではありません。むしろ、資金を余計に投入しているのだから、余計に「リスクをとる行為」だということを覚えておきましょう。

もしあなたがナンピン買いが大好きなら、ちょっと手を止めて見て下さい。その銘柄にこだわる理由なんて、自分のプライド以外には何もないのでは?