株でガッポリ稼いでる人は、定期的に「テスト」をしている。

株でガッポリ稼いでる人は、定期的に「テスト」をしている。

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最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。
株でガッポリ稼いでる人は、定期的に「テスト」をしている。

「どうすれば、勝てる投資家になるんだろう?」と疑問を抱いている方は、ぜひ読んでみてください。

最近、知人からこんな質問をされるようになりました。

「中原さん、中原さん。聞いてくださいよ、凄く儲かりそうな投資テクニックを思いついたんです!」

…面白そうですね。

私も、投資家のはしくれ。儲け話には飛びつかずには居られません笑

話をしてくれた彼も、投資歴が3年くらいの、そこそこ経験のある投資家。仲も良かったので、ついつい私も食いついてしまいました。

以下、そのときの会話です。

—–会話の続き—–

中原「本当ですか! どういう投資テクニックなんですか??」

知人「それがですね、◯◯と××というサイトを毎日チェックすれば、爆騰する株が見つけられそうなんですよ!」

中原「なるほど。どうやって?」

知人「つまり、◯◯というサイトでは…(中略)…ということで、爆騰する株を見つけられるんです!

中原「すごい。これは儲かりそうですね。…ところで、このアイデアはテストしてみたんですか?」

知人「…え? テストって何ですか?」

中原「テストはテストです。そのアイデアが面白いのは分かったのですが、実際にそういうアイデアを使うと、どれくらいの勝率で勝てて、1トレードでいくらぐらい儲かるんですか?」

知人「…いえ、分かりません。まだこの投資テクニックは使ってませんから。」

中原「なるほど…。」

—–会話ここまで—–

…これだけを聞くと、投資家のあなたなら、「この話に飛びつくのは危ない」と感じるでしょう。逆に、もしあなたが「面白い! すぐやってみよう!」というのでは、もうすこし注意深くなった方が良いです…汗

…ちなみに、あなたが「この話に飛びつくのは危ない」と感じたのは、どうしてなのでしょうか?

根拠に乏しいから?
発言者の信憑性が疑わしいから?
それとも、そんな上手い話なんて無いと思っているから?

これらはすべて正しいのですが、回答としては50点。実は、もっと致命的な理由が1つあるんです。それは、「彼がテストをしていない」というところ。

…まだ納得できませんか? では、もう少しだけ、簡単な例にしましょう。

 

目次

  1. 「成功しそうな」ケーキ職人の話。
  2. 株で稼ぐための4つの必要条件とは?
  3. 株に上達するための2つの方法
  4. まとめ:「テスト」をして稼げる投資家になろう!

 

1. 「成功しそうな」ケーキ職人の話。

「成功しそうな」ケーキ職人の話。

Aさんは、夢のようなお菓子をつくるアイデアを思いつきました。今まで、誰も思いついたことのない「激ウマなケーキ」です。

さっそく、彼は、新宿で人通りの多い一等地の土地を購入し、ケーキ屋を開きました。

さて、Aさんは成功したでしょうか?

Aさんが作ったのは、まぎれもない「激ウマなケーキ」です。そして、人通りの多い一等地に店を開きました。「素晴らしいお菓子」と「素晴らしい店」。彼が成功しないはずはないでしょう?

…いいえ。彼は成功するはずがありません。汗

彼は致命的なミスを1つ犯していますよね。

  • 「激ウマなケーキ」が周りに見せて / 食べさせてみて、「食べたい」という人が居たのか。そして、店を開いた場所にケーキを食べたい人」が居るのかどうかを調べていない。

考えてみれば当然の話ですよね。

ケーキの店を「開店」するのは、お金さえあれば誰にだってできます。

でも、ケーキの店を「繁盛」させるためには、きちんと下調べをしなければいけません。路上調査をしたり、人気ケーキ店がどんな商売をやっているのかを調べて、「繁盛の法則」を見つけ出さなければならないわけです。

株もこれと一緒。

なんとなく「儲かりそうだなぁ」というアイデアを見つけるのは簡単です。それこそ、株をやっていない人だって、素晴らしいアイデアを見つけられるでしょう。

しかし、そのアイデアを使って実際に稼ごうとなると、話が変わってきます。「なんとなく稼げそう」というアイデアだけで、本当に稼げるほど投資は甘いものではありません。周りの投資家だって、同じアイデアを持っているかもしれません。もしかすると、あなたよりも先に株を買っていて、あなたが後追いするのを見ながらニヤニヤ笑っているかもしれないんです。

「儲けられそう」と「実際に儲かる」は、全然違うんです。

では、「儲けられそう」だけではなくて「実際に儲かる」ためには、どうすれば良いのか? …答えは、「テスト」することです。

ケーキ屋が「店を開く前に売れるかどうかを確かめる」ように、株でも「株を買う前に株価が上がるかどうかを確かめる」必要があるんです。たとえば、こんな具合に。

—–「5月には石油・石炭業界の株が上がりやすい」—–

相場をよ〜く眺めていると、月ごとに上がりやすい業種が見えてきます。たとえば、「5月には石油・石炭業界の株が上がりやすい」という傾向があります。

こんな傾向を見つけると、初心者の方なら「これで億万長者になれるかも!」と有頂天になってしまいがちです。…ですが、大事なのはここから。「本当にこの法則を使えば、自分は儲けられるのか?」を自問して、自分のアイデアを深掘りしていかなければなりません。特に、以下の質問リストはすべてカバーできていなければなりません。

  • どれくらいの確率で5月に株価が上がっているのか?
  • 1回のトレードで、どれくらいの利益が見込めるのか?
  • 上がった株と下がった株の違いは何なのか?
  • そもそも石油・石炭業界の見通しは明るいのか?
  • 株を買うとしても、いつ買うのがもっとも得なのか?
  • 株を売るときには、いつ売るのがもっとも得なのか?
  • 1銘柄あたりに、いくらぐらいまでなら投入してもOKなのか?

これらを全て網羅して、準備して、調べて、調べて、調べつくして、、、「自分で思いつく限り全ての案を確かめた」、その後に、「打てる限りの最高の手」を打つ。つまり、そこまでしてようやく「GOサイン」が出るわけです。

GOサインが出たあとや、上手く利益が出せた後でも、油断はできません。

  • じゃあ、上手く利益が出たのは何故だろうか?
  • もっと利益を出すためにできたことはなかっただろうか?

もし、あなたが「稼ぐ」ために投資をしているならば、これくらいのことをしなければ上手く稼げません。…厳密に言えば、これだけの手間を踏まない人には、「株でガッポリ儲ける」というのは、不可能でしょう。

「じゃあ、とにかく下調べすれば良いんですね!」

と思った方。ちょっと待ってください。下調べするのが大事なのは間違いありませんが、きちんとポイントをおさえておかないと、時間ばかりがかかってしまい、無駄骨になってしまいます。

 

2. 株で稼ぐための4つの必要条件とは?

株で稼ぐための4つの必要条件とは?

効率よく「株で稼ぐための魔法の杖」を見つけるには、4つのポイントをおさえておかなければならないんです。

それは…

  • どんな株を買えば良いのか?(選びかた)
  • いつ 買えば / 売れば 良いのか?(タイミング)
  • どれくらい買えば良いのか(量)
  • どうして、その買い方がベストなのか?(理由)

の4つ。

「なぜ、これらのポイントがそんなに重要なのか?」

もしかすると、あなたの頭にはこんな疑問が湧いているかもしれませんね。

単刀直入に理由を言うと、「私たち投資家にできること全てがここに詰まっているから」なんです。

私たち投資家は、お金を無尽蔵に持っているわけではありません。それも、身を粉にして働いて得た、大切な資産を使おうとしているわけです。

「欲しい株を全部買える」だけのお金はありませんし、「欲しい時に追加購入できる」だけの余裕もありません。それに、「全資金を投入できるほどの」勇気もありませんし、1日で何十万円も損をすれば「精神的にやられて」しまいます。

よって、先に挙げた4つのポイントは、これら全てをクリアーするために必要なポイントなんです。これらのポイントを、さらに分かりやすく言い換えると

  • 自分にとって一番魅力的なみつけられる選球眼を持ち、
  • 株を売買した瞬間に利益が出るようなタイミングで、
  • もし想定外なことが起きても立ち直れるくらいのリスクだけとって、
  • 失敗しても続けられるくらい、信憑性の高い方法

を、模索すべきとも言えるでしょう。

これらは、どれか1つでも欠けてしまうと、うまく利益は得られません。全てを手に入れて、やっと「一人前」の投資家になれるんです。実際に、どれか1つでも欠けると、どんな危険が待ち受けているのか、見てみましょう。

  • いつもくだらない株ばっかり買ってしまう(選球眼×)
  • 株を買った直後にいつも含み損が出て、ストレスがたまる(タイミング×)
  • 相場が暴落すると、取り返せないくらい損失が出てしまう(リスク管理×)
  • 損が出ると自信がなくなり、冷静でいられなくなる(信憑性×)

このように、どれか1つでも欠けると、投資家としては未熟。たまたま利益が残せることはあるでしょうが、安定して利益が得られることはありません。

ちなみに、タイトルでもお話ししたような「ガッポリ稼いでいる投資家たち」は、この4つの力がバツグンに高いです。それこそ、「え、そんな細かいところまでこだわってるのか!?」と耳を疑ってしまうレベルで、株については神経質なんです。

もしあなたが、今すぐ「テスト」をしようとお考えなら、これらの4つのポイントを全てカバーできるように、自問すべき14の質問リストをご用意しました。何かの株を買おうと思っているときには、これら全ての質問に対して、明確に答えられるようになっておくのが理想的です。

  • あなたの投資法を使ったときの、勝率は何%か?
  • あなたの投資法を1回使うと、何%の利益が得られるか?
  • あなたの投資法にあった理想的な銘柄には、どのような特徴があるのか?
  • あなたの投資法にあわない銘柄には、どのような特徴があるのか?
  • あなたの投資法では、どのタイミングで株を売買するのが理想的か?
  • あなたの投資法に最適な注文方式は何か、それはなぜか?
  • あなたの投資法の有効期限は何日間か、それはなぜか?
  • あなたの投資法で利益確定・損切りするなら、どのようなときが最善か?
  • あなたの投資法は、どのような市況のときに有利に使えるのか?
  • あなたの投資法は、小型株・中型株・大型株のどれに適しているか?
  • あなたの投資法は、どんな業種の株に対して有効なのか?
  • あなたの投資法では、1銘柄あたりにどれだけのリスクテイクが許されるのか?
  • なぜ、あなたの投資法を使うと利益が得られるのか?
  • もし、その投資法を使って損をしたとき、あなたは精神面で健康・冷静で居られるか?

 

3. 株に上達するための2つの方法

株に上達するための2つの方法

さて、株で稼ぐための方程式が分かったところで、こんどは「確実に上達する方法」をおさらいしておきましょう。

タイトルでもお話していますが、今回のテーマは「テスト」すること。

「テスト」というのは、株を大きく買ったりする前の事前準備のことを指しています。お金をかけずにテストをできることもあれば、時にはお金を掛けて「失敗しないために」勉強しておこうというわけです。

この「テスト」。実践するには2つの方法があります。

  • 過去のデータを使って、売買のシミュレーションをする。
  • 実際に小口の売買をしながら、記録をとる。

1つ目は、過去のデータを使って、売買のシミュレーションをするという方法。

たとえば、「5日連続で株価が下がってるから、この株を買おう」と思ったとします。このなときには、

  • 5日連続で株価が下がった株って、どれくらいの確率で反発したんだろう?
  • 1トレードで、どれくらいの利益が得られたんだろう?

というように、過去のデータを振り返ることでシミュレーションをしておきます。こうすることで、前もって「いつ」「どれくらい」「どんな注文方式で」売買すべきなのかが、明確にできますし、調べれば調べるほど投資の幅が広がることになりますよね?

2つ目は、実際に小口の売買をしながら、記録をとるという方法。

過去のデータなどで参考にできるものが無いときには、今のケースを研究材料にしてしまい、「似たようなことが起きたら将来に役立てよう」とするのが賢明です。

例えば、ギリシャ・ショックのような相場の経験は、今後のデフォルト騒ぎがあったときに役立てられるでしょうし、リーマン・ショックの相場の経験は、円高相場に役立てられるかもしれません。

このように、様々なケースを記録し、「対策の仕方を練る」ことで、着実に利益を出す方法が蓄積されていくんです。

 

4. まとめ:「テスト」をして稼げる投資家になろう!

まとめ:「テスト」をして稼げる投資家になろう!

投資で稼ぐための4原則、自問すべき14の質問リスト、上達するための2つの方法。これらを全て踏襲すれば、あなたも「ガッポリ稼ぐ」投資家の1人になれるかもしれません。

特に重要なのは、できるだけ小資金で「テスト」を繰り返して、自分の投資スキルを磨きつづけること。PDCAサイクルを高速で回転させて、「儲かる投資の仕組み」をつくることです。

日進月歩でスキルを磨き続ける投資家と、ただ闇雲に流行りを追いかけるだけの投資家。…どちらが、「稼げる投資家」なのかは、あなたならもうお分かりですよね?