【シストレ】「期待値」という言葉にダマされないで!

【シストレ】「期待値」という言葉にダマされないで!
【シストレ】「期待値」という言葉にダマされないで!

「期待値」という言葉は分かり易いですが、この言葉が全てというわけではありません。

平均で+5%の損益が出ました。

こういう言葉を何度かレポートやブログで使ったことがあります。

「期待値を増やす方法」という内容で記事を書いたこともあります。

高校を卒業した方ならば、誰でも「期待値」という言葉を知っているはず。理系の方にとっては親しみやすい言葉でもありますから、ついつい「期待値」を贔屓にしてしまいます。逆に、プロフィットファクターやら、ドローダウンやら、シャープレシオという用語は軽視しがちなんですよね。

しかし、「期待値」という概念にももちろん欠点があります。今回は、「期待値」だけに頼るリスクを1点、ご紹介していきます。

 

目次

  1. 期待値が大きくても意味が無い?
  2. まとめ:様々な視点から眺めよう。

 

1. 期待値が大きくても意味が無い?

期待値が大きくても意味が無い?

以前、「投資テクニックの寿命を推定する方法」という内容で記事を書きましたが、ここには1つ大きな欠陥があります。

読んでいないという方もいらっしゃるでしょうから、重要なポイントだけ抜粋しますね。

EXxS = 期待値(EXpected Rate)× n日間平均売買代金(Sales)

この方程式が、記事中でご紹介したものです。この方程式には3つの意味がありました。

  • 過去に大きく儲かった(=期待値が大きい)投資テクニックほど長く使えるんじゃないか
  • 売買代金が大きな銘柄ほど値動きがしづらいため、自分のテクニックが他の人にバレてしまっても大丈夫
  • だから、期待値と売買代金を掛けあわせれば「投資テクニックの寿命」が分かる。

こんなところ。

しかし、ここでは投資対象銘柄のボラティリティについて、一切加味していませんでした。

たとえば…。

値動きが激しい銘柄は、平均利益率および平均損失率の双方が大きくなる。
→期待値の絶対値は大きくなりやすい。

つまり、投資テクニックの寿命を換算するにしても、期待値を大きくする方法は「正攻法」と「ごまかし」の2通りがあるんです。

1つは、「勝ちやすいタイミングで投資する」という正攻法。

もう1つは、「ボラティリティが高い銘柄を選ぶ」という「ごまかし」です。

前者は素晴らしい投資手法ですが、後者は単に「ハイリスク・ハイリターン」を体現しているだけ。大した功績ではありません。

 

2. まとめ:様々な視点から眺めよう。

まとめ:様々な視点から眺めよう。

「どうしても期待値を上げたい」

期待値の呪縛に縛られた投資家は、ついついボラティリティの高い銘柄へ手を出してしまい、ハイリスクな投資をしてしまいがち。

「期待値」が大きいのはもちろん大切です。しかし、そのためにわざわざハイリスクな銘柄ばかりに目を向けるのは、ちょっと違うんじゃないかと思うわけです。