ファンドマネージャーがシロートに投資で勝てない理由を考えてみた。

個人投資家はプロには勝てないのか?
個人投資家はプロには勝てないのか?

ミシガン州立大学の記事に、研究成果が掲載されていました。

ネットサーフィンをしていたところ、面白いタイトルの記事を発見。

上は、ミシガン州立大学のブログ記事へのリンクです。

この記事を読めば、「個人投資家である」という点や、「どうせシロートだから…」という不安を抱えている方にも、自信を持っていただけるかもしれません。

 

目次

  1. ファンドマネージャーは驚くほど成績が良くない。
  2. プロの成績が良くない理由を考えてみた。
  3. もちろん、プロにはスーパースターも居る
  4. まとめ:普通の人は自分で運用するのがベター。

 

1. ファンドマネージャーは驚くほど成績が良くない。

ファンドマネージャーは驚くほど成績が良くない。

the managers were surprisingly unsuccessful at outperforming nonprofessional investors.(原文)

マネージャーたちは個人投資家よりも好成績を出せていない。驚きだ。

こんな研究結果が掲載されていました。

Andrei Simonov准教授によれば、「彼らは知識があるだけで平凡だ」とのこと。

こういう研究例が公開されてしまって、ファンドマネージャーの方達はどんな気分なんでしょうか?汗

「うちのファンドは違う」と言いたい方や、「まぁ、そうだよね(笑)」という方が居るでしょう。原文では具体的な数値には触れられていないため鵜呑みにするのは良くないでしょう。

研究対象となったのは84名のスウェーデンのファンドマネージャーと、その対となる訓練を積んでいない同収入帯の個人投資家とのこと。ちょっとサンプルが少ないような気もします。

ただここは敢えて、「プロは成績が良くない」と割り切った上で、「なぜ個人投資家に勝てないのか?」という観点から考えてみましょう。

 

2. プロの成績が良くない理由を考えてみた。

プロの成績が良くない理由を考えてみた。

プロの成績が良くない理由は、大別して3パターンがあると考えられます。

  • 運用額が大きい
  • 頻繁にトレードしている
  • ファンド独自のルールがある

1つ目のケースは、運用額が大きい場合。

そもそも投資機会というものは無限にはありません。魅力度の高いものから優先的に資金を投入するのはもちろんのこと。しかし、1銘柄あたりのポジションが上限に達したら魅力度の低い銘柄に対しても資金を割り当てることとなります。

運用資産量の小さな個人投資家は、保有資産もそこまで多くありません。ですから、魅力度の高い案件に多くを投入できます。相対的に見て、機会投資家・投資ファンドよりも有利に投資が進められることとなるはずです。

2つ目のケースは、トレードの回数が多い場合。

個人投資家は兼業であることが多く、どんなに短くても1〜2日単位の取引しかできません。一方でプロは数秒〜数十秒単位でのトレードもやろうと思えばできますし、実際にやっているところもあるでしょう。

上手く運用できるなら良いでしょうが、こういったノウハウをいくつも保有している、あるいはノウハウを開発できる環境にあるファンドはそう多くないでしょう。結局、平々凡々な取引を繰り返し、手数料の増加分だけ負けてしまう…。というパターン。

3つ目のケースは、ファンド独自のルールがある場合。

投資ファンドの多くは許容リスク量などに関して厳しいルールが設定されているため、いかに魅力的な案件があっても諦めざるを得ないことがあるでしょう。

一方で個人投資家は(リスキーではあるものの)投資判断を柔軟に変えられるため、プロには手が出せない機会を掴みとることができるはずです。結果的に、プロの方が利ざやが少なっ買ったのかもしれません。

あくまで想像ですが…。

 

3. もちろん、プロにはスーパースターも居る。

もちろん、プロにはスーパースターも居る。

研究を実施したSimonov准教授によれば、極端に成績の良いファンドマネージャーも居たとのこと。

我々としても、スーパースターとも言える方に運用してもらえるなら、その人にお金を預けたいですよね。

しかし、Simonov氏は「しかし、並の投資家が頼んでも見向きもしないだろうがね」と結んでいます。普通の投資額では、スーパースター達に支払う報酬が稼げないということなのでしょう。

 

4. まとめ:普通の人は自分で運用するのがベター。

まとめ:普通の人は自分で運用するのがベター。

結局のところ、プロの投資家にお金を預けるくらいなら、自分で運用するのが賢明でしょう。(インデックス投資は別です。)

アクティブな投資をしたいという方は、プロに預けるのは愚の骨頂。そんな方がまず初めにすべきことは、「自信を持つこと」なのかもしれません。